こんにちは！
JR京浜東北線・武蔵野線「南浦和」駅から徒歩2分、逆転合格専門塾の武田塾南浦和校です！
今回は少しわかりにくい、英検の入試での利用についてです。
GMARCHについて詳細も載せているのでぜひご覧ください。
英検®2級を取るとどんないいことがあるの？
今年度第一回目の英検®を受けた方は、もう一次試験の結果が出ている頃でしょうか。
ネット上、もしくは書類で結果が見れますのでまだ確認していない方は調べてみてください。
1次試験に合格された方は、2次試験が待っていますね。
2次試験はスピーキングの能力を試されるので、とても不安に感じている方も多いと思います。
ですが、きちんと対策をすればそこまで怖いものではありません。
どんな流れなのかなどは、まずは英検®のHPなどで確認をしてみてくださいね。
⇒英検®公式HP
今回残念な結果となった方も、今回の自分の成績を振り返って今後の学習に活かしましょう。
さて皆さんの中に、
「受験に活かせるって聞いたから英検を受けてみたけど、いつ使えるのか正直分からない」
という方はいらっしゃいませんか？
「〇〇大学で英検など英語外部試験が使えます！」という記載を見ても、
実際自分が受けられるのか、メリットがあるかを調べていくのは大変ですよね。
というわけで今回は、「英検®2級」を持っていると受けられるGMARCHの英語外部試験利用入試を見ていきたいと思います！
入試での英検®の使われ方
細かく大学や学部を見ていく前に、自分の英検®の結果がどのように活用できるのかを押さえておきましょう。
入試での英検®の結果の使われ方は大きく4つあります。
①出願資格になる
その級やCSEスコアを持っている人だけが受けられる入試パターンです。
他の入試方式よりも科目数が少ないなど利点がある方式のことが多いです。
例えば、法政大学の「英語外部利用入試」では1科目受験になります！
②英語の試験が免除になる
その級やCSEスコアを持っている人は英語の試験を受けなくてもよいパターンです。
これによって他の科目に勉強時間を割けるというメリットがあります。
③得点換算される
持っている級やCSEスコアに応じた得点が英語の試験を受けずに得られます。
例えば英検®2級を持っていれば英語の得点を80点として換算する、といったものです。
持っている級によっては満点として換算するという大学もあります。
試験を受けずに高得点がもらえるのはすごくお得ですよね！
④加点される
持っている級やCSEスコアに応じて、他の試験科目の合計点数に加点がされるものです。
このように、英検を持っていることで得られるメリットはとても多いのです！
英検®2級の合格に必要なCSEスコア・最大CSEスコア
英検を利用できる入試では、級だけではなく「CSEスコア」という指標も使われています。
この「CSEスコア」とは、全受験者の答案を採点した後で統計的手法を用いてその試験回の難易度などを調整した上で算出される数値のことです。
ちょっと分かりづらくとっつきにくいですね。
簡単にいえば、各回の問題の難しさの違いや、周りの人のできるできないなどの違いによって起こるズレをできる限り少なくするようにつけた点数、といったものでしょうか。
英検ではリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能それぞれにCSEスコアがつき、その合計スコアでその級に合格したかしていないかを出しています。
ただし、英検を利用した入試では「合格・不合格に関わらず」求められるスコアを満たしていれば出願できたり、得点加算されたりする場合があります！
不合格だった人も、あきらめずにスコアをチェックしてみてください。
ちなみに英検2級では
全技能満点CSEスコア：2600
2級合格CSEスコア：1980
各技能満点スコア：650
のようになっています。
英検®2級が使えるGMARCHの学部・詳細
それでは実際に英検®2級があれば受けられるGMARCHの学部一般入試を見ていきましょう！
（2020年7月16日時点の情報です。変更になる場合がありますので確実な情報は各大学HP等でご覧ください）
◇学習院大学（2023年度入試の情報）NEW!
国際社会学部
英検2級合格（合計CSEスコア1980以上）で、英語の試験免除かつ100点換算(100/150)
英検2級合格かつ合計CSEスコア2120で、英語の試験免除かつ110点換算(110/150)
英検2級合格かつ合計CSEスコア2260で、英語の試験免除かつ120点換算(120/150)
英検準1級合格かつ合計CSEスコア2304で、英語の試験免除かつ130点換算(130/150)
英検準1合格かつ合計CSEスコア2540で、英語の試験免除かつ140点換算(140/150)
英検1級合格かつ合計CSEスコア2630で、英語の試験免除かつ150点換算(150/150)
になります。
また、2024年度入試から、理学部物理学科のプラス試験において英検の基準を満たさないと出願が出来ないように変更予定です。
英検準2級合格かつ合計CSEスコア1800で出願可能。
◇明治大学（2023年度入試の情報）NEW!
商学部
国際日本学部
経営学部
これらの学部では、学部別入学試験で英語4技能試験利用方式か英語4技能試験活用方式を受験可能です。
商学部…英検2級以上の場合出願資格があります。
合否は大学独自の「英語」「国語」「地歴、公民、数学」の3科目の総合得点で判定
国際日本学部…英検準1級以上の場合出願資格があります。
合否は大学独自の「国語」「地歴、公民」の２科目の総合得点で判定
経営学部…CSEスコア総合2200点かつR530、L530、S530、W530のスコアをすべて満たすと出願可能です。
各スコアの基準を満たすことで加点なし、20点加点、30点加点となります。
「外国語」の試験が免除となり、「国語」「地歴、公民、数学」の2科目の総合得点に加点を行った総合点で判定されます。
| 総合スコア | Reading | Listening | Speaking | Writing | |
| 出願基準・加点なし | 2200 | 530 | 530 | 530 | 530 |
| 20点加点 |
2467 |
570 | 570 | 570 | 570 |
| 30点加点 |
3630 |
610 | 610 | 610 | 610 |
農学部
国際日本学部
経営学部
総合数理学部
これらの学部では全学部統一入学試験で基準を満たすと英語の試験が免除となります。
また、満たした基準により英語の得点が満点の0.8倍、0.9倍、1倍と換算されます。
合否は指定科目（国語や社会、数学など）と英検の換算得点の総合得点で判定されます。
英検2級合格かつCSEスコア1980で満点の0.8倍換算（100点満点なら80点）
英検2級合格かつCSEスコア2088で満点の0.9倍換算（100点満点なら90点）
英検準1級合格で満点換算（100点満点なら100点）
になります。
◇青山学院大学（2023年度入試の情報）NEW!
総合文化政策学部
この学部では英検CSEスコア2100以上で、A方式入試に出願できます。
国際政治学部国際政治学科
国際政治学部国際コミュニケーション学科
この学部では英検準1級以上合格で、B方式入試に出願できます。
◇立教大学 （2023年度入試の情報）NEW!
文学部
異文化コミュニケーション学部
経済学部
経営学部
理学部
社会学部
法学部
観光学部
コミュニティ福祉学部
現代心理学部
2021年度の一般入試から立教大学は英語の独自入試を廃止しました。
その代わりに
①一般入試では英検や外部試験のスコアを得点に換算
②大学入試共通テストの英語の得点を換算
のどちらか高得点のものを採用する方式となりました。
（学部により100～200点満点）
※文学部のみ1日だけ英語の独自試験を実施する日程があります。
換算方法について2023年度の換算数値が発表されました。
合計CSEスコア2300以上で、大学入試共通テスト85％換算(175/200)
合計CSEスコア2400以上で、大学入試共通テスト95％換算(190/200)
合計CSEスコア2450以上で、大学入試共通テスト100％換算(200/200)
大学入試共通テスト利用入試についても同様に英語の外部試験のスコアを利用することができます。
一般入試と同じく共通テストか外部試験かどちらか高得点のものを利用できます。
（200点満点、換算方法については現在公表されていません）
一般入試、大学入試共通テスト利用入試ともに外部試験の最低ラインは設けられていません。
◇中央大学（2023年度入試の情報）NEW!
文学部
英検準1級以上に合格していると、英語外部検定試験利用入試に出願ができます。
経済学部
英検2級以上の受験をし、合計CSEスコア1728があれば英語外部検定試験利用入試に出願でき、英語の試験が免除されます。
また、英検のスコアの高低に応じ、得点に換算します。（150点満点、どのように点数がつくかは公表されていません。）
2022年度換算値の目安はCSEスコア2000→95点でした。
総合政策学部
合計CSEスコア2304があれば英語外部検定試験利用入試に出願でき、個別試験の得点に加算されます。
また、英検のスコアの高低に応じ、得点に換算します。（50点満点、どのように点数がつくかは公表されていません。）
2022年度換算値の目安はCSEスコア2000→30点でした。
国際情報学部
英検準1級以上の受験をし、合計CSEスコア2300かつ、各技能スコア500以上があれば英語外部検定試験利用入試に出願できます。
また、独自試験は国語の1科目のみで受験ができます。
国際経営学部
英検2級以上の受験をし、合計CSEスコア1980があれば英語外部検定試験利用入試に出願でき、英語の試験が免除されます。
また、英検のスコアの高低に応じ、得点に換算します。（200点満点、どのように点数がつくかは公表されていません。）
2022年度換算値の目安は1級合格(スコア不問)→200点でした。
理工学部
英検準1級以上の受験をし、スコアの基準を満たせば英語外部検定試験利用入試に出願でき、英語の試験が免除されます。
数学科・情報工学科
各技能で575以上
その他8学科
リーディング・リスニング各575以上、ライティング・スピーキング各495以上
◇法政大学（2023年度入試の情報）NEW!
社会学部
経営学部
人間環境学部
キャリアデザイン学部
スポーツ健康学部
情報科学部
デザイン工学部
理工学部
生命科学部
これらの学部は、英検2級に合格していれば英語外部利用入試に出願できます。
英語の試験が免除され、なんと1科目で受験が出来ます。
現代福祉学部
英検2級以上に合格したうえで、合計CSEスコアが2150あれば英語外部利用入試に出願できます。
英語の試験が免除され、なんと1科目で受験が出来ます。
文学部英文学科
経済学部国際経済学科
法学部
国際文化学部
英検準1級以上に合格していれば英語外部利用入試に出願できます。
英語の試験が免除され、なんと1科目で受験が出来ます。
（GIS)国際グローバル教養学部
英検準1級以上に合格かつCSEスコアが2350以上であれば英語外部利用入試に出願できます。
英語の試験が免除され、得点に換算されます。
得点は準1級合格かつスコアが2350以上で130点、1級に合格で140点に換算されます。
英検利用入試の注意点
いかがでしたでしょうか。
英検2級に合格すると受けられる大学はたくさんあります。
ぜひ2級以上の合格を目指して頑張ってくださいね。
ただし、英検を利用する入試には注意点があります。
それは使える英検の結果には有効期限があるということです。
例えば青山学院大学の2020年度入試では「出願期間末日より2年以内に取得済みのものを有効とする」としています。
多くの大学では2年以内のようですが、異なる場合もありますので調べておくとよいですね。
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