夏から日東駒専に受かる方法【私立理系編】
皆さんこんにちは。
武田塾南流山校講師の小川翔大です。
2022年も6月中旬となり、高校3年生の皆さんは夏の部活動の引退試合等を良い結果を残せるように日々練習に励んでいる時期かと思います。
今回は部活の引退までまとまった大学受験勉強ができないという方向けに「日東駒専合格に向けて夏からするべきこと」(理系科目編)について、3章立てで記していこうと思います。
使う参考書と取り組む期間
まずは数学から、どんな参考書を用いればよいかについてです。
私は、武田塾の日東駒専レベルルートにも組みこまれている、旺文社の基礎問題精講座シリーズ(ⅠA,ⅡB,Ⅲ)の利用をおススメします。
理由としては、日東駒専合格に本当に必要なレベルの問題だけを扱っていて(※公式のコメントではなく私の感想です)挫折することなく”なるはや”で学力を向上させることができるからです。
問題1問ごとに解答の順序を自分で説明できるような精度まで理解を深めることを心がけながら10~11月末までにシリーズ3冊を完遂しましょう。
数学の受験対策ではチャート式も有名ですが、収録されている問題が多いので、”なるはや”と挫折しづらさに焦点を置くとやはり基礎問シリーズがおすすめです。
続いて化学です。
化学は数研出版が出版しているリードLightノートシリーズ(化学基礎、化学)をおススメします。
この参考書は単元ごとに説明→基本問題の演習→標準問題の演習というような3ステップ構造になっているので、順序通り進めていくと適正な勾配で自身のレベルをアップさせていくことができます。
こちらも問題1問ごとに解答の順序を自分で説明できるような精度まで理解を深めることを心がけながら10~11月末までにシリーズ2冊を完遂させましょう。
また、化学は物質の”色”や実験装置の外観について問われることがあるので、視覚的にも頭に記憶させるために化学の資料集も併せて利用しましょう。
過去問演習に移る時期
前章で紹介した参考書が終了したら、次は赤本を用いた問題演習に移っていきましょう。
第一志望校については10年分の過去問を解くことが望ましいと言われているので遅くとも11月末~12月半ばくらいまでには演習に移っていきたいですね。
ここで1つ注意点ですが、解き直しは年度ごと必ず行いましょう。
解き直しをしないと、浮き出てきた自分の苦手分野、課題を克服・解決できないまま受験を迎えてしまうことになり非常に危険です。
時期ごとの注意点
さて、最後の章は季節ごとの注意点に焦点を当てていきましょう。
いよいよ夏から本格的に受験勉強を始めるとなると、良い意味でやる気が空回りしてほかの参考書にも手を出したくなるかもしれません。
しかしその気持ちは今はぐっとこらえて、1冊を完遂してから次のレベルアップした参考書に取り掛かりましょうね。
続いて秋口の10月~11月は、模試の偏差値や初めての過去問の出来具合によって不安になることもあるかもしれません。
模試の結果も重要な指標、データですが、一番大切なのはいかに志望校の問題に対する対策を練るかです。
偏差値、合格判定といった「目安」にとらわれずに信念をもって引き続き勉強に励みましょう。これは模試や過去問の出来が良かった方にも言えます。
そして、大詰めである12月以降の直前期の時期です。
ここからは過去問を用いて、問題を解き切るためのスピード感、そして傾向を読み取り、自身の知識を志望校に寄せていきましょう。
先も申し上げましたが、第一志望校については約10年分解くことをお勧めします。
また、勉強だけでなく体調の管理も欠かせません。
寝る時間も削るほどの追い込みや不規則な生活を行うと体が弱ってきて発熱や倦怠感を引き起こし、本末転倒になりかねないので、少なくとも6時間睡眠と手洗いうがいを励行して体調に気を配りましょうね。
要するに、体調管理も”受験勉強”のひとつです。
流山市内で多くの受験生の受験相談に乗って来ました
受験勉強で大切なことは、志望校合格へ向けての無駄のない勉強です。
勉強は、本人しかできません
志望校合格に必要なことは、無理と無駄のない勉強の方法を実践することです。
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