流山を走り抜ける東葛駅伝よもやまばなし
コロナ禍で中止となった東葛駅伝。
流山を走り抜ける東葛駅伝こそ流山に欠かせない風物詩です。
今年こそ復活して欲しいと願っています。
■ 東葛駅伝とは
千葉県東葛地域(松戸・野田・柏・流山・我孫子・鎌ヶ谷)の中学校が参加して行われる東葛駅伝(東葛飾地方中学校駅伝競走大会)は、松戸(松戸市立中部小学校)と野田(野田市総合公園陸上競技場)の間を10人の走者によって走り抜く駅伝大会です。
1983年以降、奇数年は野田スタートで松戸ゴール、偶数年は松戸スタートで野田ゴールになって現在に至っています。
令和2年と3年は新型コロナウイルス感染症の影響で東葛駅伝も中止となりました。
昭和23年(1947年)から続いていた東葛駅伝にとって初めての出来事です。
そのような時期だからこそ改めて東葛駅伝の持つ意味とこれまでの歴史を振り返ってみたいと思います。
■ 中学校新設と同時に始まった東葛駅伝
今の教育制度、小学校6年・中学校3年・高等学校3年・大学4年になったのが1947年(昭和22年)です。
東葛駅伝はその翌年、1948年(昭和23年)に始まりました。
太平洋戦争の傷跡が色濃く残る、終戦から間もない時期のことです。
12歳からの3年間を中等教育に充てるとした中学校ができた翌年に東葛駅伝が始まったのです。
「スポーツを通して戦禍の廃墟から立ち上がろう」、これが第1回東葛駅伝の標語(キャッチフレーズ)でした。
■ 廃墟の中を走り抜けた東葛駅伝
毎年10月に開催される東葛駅伝ですが、第1回大会には東葛地域の10校から12チームが参加しました。
やがて新たな中学校の開校もあって出場校が増え、昭和35年(1960年)からは1中学1チームとなり現在に至っています。
コロナ過で中止される前、令和元年(2019年)の出場校は71校でした。
中学校制度が始まった翌年から東葛駅伝が続いていることも驚きですが、最初の10回までの優勝校を見ると、もう一つの時代の変化、戦後の混乱と大変革を見ることができます。
■ 東葛駅伝優勝校にみる市町村の動き
第1回:福田村立福田中学
第2回:二川村立二川中学
第3、4回:野田市立中央中学
第5回、野田市立第一中学
第6、7回、柏町立柏中学
第8回、東葛市立柏中学
第9、10回、柏市立柏中学
これが昭和23年(1947年)から昭和33年(1947年)にかけての歴代優勝校です。
中学校名は今と同じですが、村立だったり東葛市なんて聞いたことがない市があったり、野田は市なのに柏は町です。
実は野田市、昭和25年(1950年)に千葉県では8番目に市となった東葛地域を代表する街だったのです。
そして当時の流山は、東葛駅伝が始まったころは流山町ですが、1951年に江戸川町となり、翌年に再び流山町となっています。
そして1567年(昭和42年)になって流山市になります。
■ 東葛駅伝優勝校に垣間見る柏市誕生秘話
柏市を始めとして近隣の松戸市や我孫子市にとって、市境の確定と住民の帰属をめぐる大波乱の年が1954年(昭和29年)でした。
≪変遷≫
4月 東葛飾郡の内、田中村、柏町、小金町、土村は柏ブロックとなる。
5月 4町村の各議会が「東葛市」設置を議決。
8月 県議会にて4町村を廃して9月1日に「東葛市」とすると議決。
9月 東葛市帰属に反対の多かった旧小金町は一部を除き松戸市へ編入される。
富勢村など数多くの村落も分離して東葛市と我孫子町に編入することになる。
11月 もはや東葛市の名称は適切でないと名称を「柏市」に変更する。
わずか半年程度の間に二転三転して、今の東葛地域の市境が決まったのです。
これが第6回東葛駅伝以降、同じ柏中学が7回までは柏町立、8回は東葛市立、9回以降は柏市立となった経緯です。
■ コロナ禍で中止される直前の大会では
それから半世紀以上が過ぎた令和元年10月19日、東葛地域の中学校、71校の代表が第73回東葛駅伝に参加しました。
この大会のスタート地点は野田市総合公園陸上競技場です。
10区間を10人の選手が走り抜き、32.2㌔を激走してゴールのある松戸市中部小学校に飛び込みました。
優勝したのは我孫子市立安孫子中学です。
途中までは雨模様だったのですが、この日も沿道にはたくさんの観客が溢れ出し、声援を送りました。
そしてその後の令和2年と令和3年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で大会が中止となります。
■ 優勝校で地域の勢いが見えてくる
これまでの大会成績を見ると、特に最近では我孫子勢の活躍が目覚ましく、我孫子市立の白山中学と我孫子中学がそれぞれ12回ずつ優勝しています。
我孫子市立中学同士の争いですが、13回目の優勝をどちらの中学が達成するのか。
あるいは平成18年の60回大会以降優勝から遠ざかっている柏市の中学校が復活するのか。
松戸の中学校も優勝に絡むことができるのかなど、興味が尽きません。
東葛駅伝の優勝校を見ると、それぞれの時代に元気のあった地域(市)が浮き彫りになっています。
柏市の中学校が連戦連勝だったこともあれば、松戸市の中学校が強かった時代もありました。
■ ガンバレ! 流山市内の中学校
流山市の中学校の成績が気になります。
なにしろ74回という回数を重ねた東葛駅伝の歴史の中で、優勝したのは27回大会(昭和48年)の流山南部中学と51回大会の流山東部中学だけです。
他に平成以降では46回大会の流山南部中学の3位と67回大会で流山北部中学の2位ぐらいです。
以前は柏市や松戸市、最近では我孫子市の勢いに押されて、影の薄かった流山市内の中学校です。
でも、もしかしたらコロナ禍が明けた後の東葛駅伝で流山勢の大躍進が見られるかもしれません。
・・・・・・・・・・・・・・・
東葛駅伝で流山市内の中学校が大活躍!
そんな妄想に囚われるのも、「母になるなら、流山市」のキャッチフレーズどおりの子育て支援によって、流山市内の中学校の生徒数が増えているからです。
だから、もしかしたらという期待に胸躍らせる今日この頃です。
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