大学生あるある『単位』ってなに? 高校生からの質問にお答えします
皆さんこんにちは! 受付・事務の神田です!
今回は大学生になったら全員が悩むことになるであろう単位、そしてGPAについて語っていこうと思います。
有益な情報になると思うのでぜひ最後まで読んでいってください!
単位とは
高校生までは学校によって決められた教育課程を通して学業を修めていきますよね、そして通信簿を通してどれだけ決められた科目の勉強をしていたかを評価されることは皆さんもこれまで何度も経験してきたことだと思います。
しかし、大学生になると学校が勉強する科目を指定することがありません。自由です。
当然、全員が同じ大学の授業をとるわけではないので高校生までとちがって誰が勉強しているか、卒業が認められるほど勉強してきたかを一律に評価することができなくなってきます。
そこで用いられるのが「単位制」です。
大学では一つの講義ごとに単位というものが割り振られています。週に1回する授業は2単位、週に2回授業する科目は4単位というように単位の大きさは授業の回数に応じて変わってくるのですが、大学を卒業するためには一般的にこの単位を124~128ほどとらなければなりません。(大学によって必要な単位数は変わります)
さらに、単位にも種類があり「一般的教養科目」と「専門科目」というものが存在します。(大学によって名称は異なります。)
前者は大学の学部にかかわらず学ぶべき科目(英語、第二外国語、スポーツなど)、後者は学部に関係するより専門的な科目(法学部なら憲法や民放、医学部なら解剖や薬学など)です。この二つを大学に決められた分だけ単位を取れれば卒業が認められることになっています。
これで単位についてはあらかた説明いたしました。ところで、皆さんは大学生が大学にあるたくさんの講義からどのように選択して単位を取得していくとおもいますか?
お次は講義を選ぶための基準をお話ししていこうと思います。すこし考えてから次のお話を見てほしいです!
「楽単」、「落単」という概念
大学の講義を選択する理由はもちろん「自分の興味ある科目をとっていく」ことが最善です。
しかし、単位のすべてが興味ある科目を取り続けられるとは限りませんよね。そんな時、多くの大学生は「楽単」を優先的に選ぶ傾向があります。(楽単とは単位を取得するのが楽な講義のことです。)
大学の先生はあくまで研究者ですから、授業の成績のつけ方も十人十色です。高い成績を簡単につけてくれる先生もいれば、きちんと勉強していても「落単」してしまう講義もあります。(落単とは単位を取得できる成績を取れなかったということです。)
落単してしまうと最後に解説するGPAにも大きな影響がでてきてしまうので絶対に単位はとるようにしましょう。
また、「楽単」と「落単」しそうな講義を見つけるためにはサークルに入ることで先輩から話しを聞くことが非常に重要です!
コロナ禍なのでなかなか難しいとは思いますが、SNSを活用して活動しているサークル、委員会、研究会など能動的に探しましょう。
GPAについて
それでは最後にGPAについてお話したいと思います。
GPAとは一言でいえば大学の成績のことになります。正式名称はGrade Point Averageといい、取得した単位の平均点のことを指します。
式であらわすと「各科目の(GPA×単位数)の合計÷履修登録をした科目の総単位数」になります。
わかりにくい方はこれまでに中学校や高校からもらった今までの通信簿を思い返してください。
国語、数学、英語、社会、理科、保健体育、家庭科などがあり、それぞれ成績に応じて0~10の数字が書かれていたと思うのですが、それを全部平均してください。
それがGPAです。
つまり、成績が良ければGPAの数字も高くなり、成績が悪ければGPAの数字も低くなる、というわけです。
一般的に、GPAが2.9以上あると勉強にしっかり取り組んでいるといえるでしょう。
GPAが低いと就職活動の時、企業に「こいつは勉強してなかったんだな」と思われることになるので最低限落単は回避するよう気を休めすぎないように頑張ってください。
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