こんにちは。
武田塾姪浜校のタカキです。
2021年11月8日に本年2回目の高卒認定試験の合格発表がありました。
武田塾姪浜校でも生徒が2名受験し、
どちらの生徒ともに必要な科目を無事に全て合格し、
高校卒業相当の資格を無事に獲得することができました。
その2人の状況と合格までの歩みを確認しながら、
武田塾では高卒認定試験に対応できるのかを確認していきましょう。
【高卒認定】武田塾では高卒認定試験の対応は可能か??
当然、武田塾では高卒認定試験の対応は可能です。
高卒認定試験は例年、夏(8月)と秋(11月)の計2回実施される試験です。
まずは高卒認定試験の概要を簡単にご説明します。
高卒認定試験とは??
高卒認定試験の正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」になります。
【国語】(必修)
・現代文・古文・漢文含む
【地理歴史】
・世界史A、又は世界史Bのいずれか必修
・日本史A、日本史B、地理A、地理Bの中から1科目選択
【公民】
・現代社会の場合1科目
・倫理、政治経済の場合2科目
【数学】
・数学Ⅰ
【理科】
・科学と人間生活の1科目と物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎のうちから1科目(計2科目)
・物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎のうちから3科目
【外国語】
・英語
上記の科目、教科の中から単位をもっていないものを選択し、受験していく形になります。
高校を中退している場合などは既に高校で単位を取得してしまっているものもあると思います。
その場合は、在籍していた高校から証明書を発行してもらえば、
合格扱いとなり、受験に必要はありませんので、必ずしも高卒認定試験を受験する生徒が、
全科目を受験する必要性はない点に留意しておいてください。
また、1度の試験で全ての試験を合格する必要もありません。
【英語】・【国語】・【数学】の合格が必要なケースにおいて、
8月の1回目の試験で【英語】【国語】に合格、【数学】で点数に届かない場合は、
11月の試験で【数学】のみを受験すればOKとなっていますので、
高卒認定試験で必要な科目数が多い生徒ほど学習の優先順位に検討をつけていくことが大切になります。
高卒認定試験にかかる費用
受験自体にかかる費用としては、
7科目以上受験する場合・・8,500円
4科目から6科目の受験・・6,500円
3科目以下受験する場合・・4,500円
となっています。
大学入試等と比較するとそんなに高額というわけではありませんので、
科目数が多い生徒は年2回受験し、
いずれも最大科目数を受験しておくことをおススメします。
なぜ最大科目数を受験すべきか??
例えば、夏の目標は文系科目の合格とし、
理系科目をほとんど触っていない・・としましょう。
それでも夏は出来たら、全科目出願しておくのをおススメします。
その理由は単純で勉強していない科目でも合格可能性は十分にあるから、です。
勉強していない科目でも合格可能性アリ??
どういうことか、と申し上げますと、
高卒認定試験は5割取れれば合格する可能性は非常に高いと言われています。
高卒認定試験に記述の問題はなく、全てが選択式の問題となっています。
もちろん、しっかり理解しておかないと取れない問題もありますが、
中には資料を素直に読めば解答できる問題や、「一般常識」で取れる問題も多く、
それらをきっちり取れれば合格ラインに立てる可能性はあります。
もちろん、全ての科目を完璧に仕上げて試験に臨むのが理想的だとは思いますが、
高卒認定試験を受験する多くの方は、既に社会人として働いていたり、
自身のやりたいことを追いかけていて勉強に多くの時間をさけないケースもあるでしょう。
なので、合格機会を最大に増やすために、
もし勉強が万全の状態でなくても、
「受かればラッキー」の気持ちで毎回の試験で必要な科目数全てを受験することを
個人的にはおすすめしています。
【高卒認定】高卒認定試験合格のために武田塾でできること。
冒頭でも書きましたが、武田塾姪浜校では今年は2名の生徒が、
高卒認定試験を受験し、いずれも必要科目数を無事に合格することができました。
男の子の受験生は、
通信高校の生徒で、1学期終了時に「日本史の単位が足りない」ことが発覚し、
これまで政経で受験する予定だったのを急遽日本史受験に切り替え、
高卒認定を乗り切りました。
この子の場合、受験との絡みもあり、1科目だけでしたので、
そう苦労することなく合格することができました。
とはいえ、もし高卒認定で不合格であった場合は、
今年度の大学受験ができない、という悲しい状況になっていたわけで、
非常に安心しました。
8教科受験し、8教科合格!!
もう一人は女の子の受験生でした。
【国語】
【英語】
【数学】
【理科】科学と人間生活・生物基礎
【社会】世界史A・日本史A
【公民】現代社会
という8教科を11月の試験で一発で合格を決めてくれました。
入塾時期の関係で8月の受験は受けられず、という状況でしたが、
入塾時から【国語】【英語】については、
特に対策を講じなくても十分に合格ラインにのっていました。
しかし、他の科目は退学する前の高校で多少やった記憶はあるけど・・
という感じだったので、講師、生徒と話し合いしっかりと計画を立てて、
受験までの日々を過ごすことにしました。
11月の受験までの計画を立てる。
まずは、勉強する科目数が多すぎるため、しっかり計画を立てていきましょう。
1日に何時間勉強に割けるのか、
いつまでに1科目を仕上げ、問題演習ベースに入っていくのか、などを
可能な限り詳細に書き出し、受験までの学習計画を立ててみましょう。
今回合格した子の場合は、
・【国語】【英語】は十分合格ライン
⇒ 9月ごろから過去問を中心にやればOK
⇒ 英語は本人の意欲が高く、英検の学習もしているため特に心配なし
・【数学】【生物基礎】
⇒まずはこの2科目を最優先教科に設定
⇒【数学】は【入門問題精講】のⅠの範囲を6月、7月で完璧にしたのち過去問演習
⇒【生物基礎】も【リードライト生物基礎】の範囲を6月、7月で完璧にし、過去問に入る
・【世界史A】【科学と人間生活】
⇒数学・生物基礎が過去問演習に入ったタイミングで開始(7月末~)
⇒8月、9月で通史をやり、10月からは仕上げの過去問演習
・【日本史A】
⇒日本史は世界史よりも馴染みがあったため、世界史・科学と人間生活のメドがついた
9月中旬から開始し、教科書で通史をやった後にひたすら演習ベースで知識を補充
・【現代社会】
⇒10月から週2回の過去問や類題の演習で都度知識を補充する
上記のような学習計画を立てて受験に臨む計画を策定しました。
現代社会や日本史は意外と中学までの知識や一般常識で解ける問題も多かったことから
やや優先順位を下げ、そういった問題が少なく、苦手意識のあった数学や生物基礎を最優先にしました。
また、全科目を同時進行すると、パンクしてしまう可能性もあったため、
無理なく大体2科目インプットしているときに2科目アウトプットしている状況が作れるように、
最初のタイミングできっちり計画を立て、
それをやりきってくれたことが一発勝負で全教科合格に繋がったと思います。
参考書は一冊に決める。
高卒認定試験の問題内容はあくまでも基礎的な内容となっています。
同じ教科で何冊も手を出すのはよっぽど時間がある場合を除いては、
多くの場合で非効率になってしまいます。
一冊に絞ると網羅性という点で不安が残る生徒もいると思いますが、
一冊を完璧にして、そののちに過去問や類題を通して学習していく方が効率的です。
過去問を解きっぱなしにしない。
過去問演習のみで進めるケースもあると思いますが、
過去問や類題を解いた後は解いた時間と同じ時間を復習に充てるようにしましょう。
過去問はネットで検索すれば文科省のページから入手することも可能です。
しかし、その場合は解答が提示されるのみで特に問題ごとに解説がついてくるわけではありません。
過去問(アウトプット)
↓
間違えた問題、苦手分野の把握
↓
同範囲を参考書で復習
なぜ解けなかったのかを検証する
↓
再度同じ問題を解いてみる
この繰り返しをすることで点数は少しずつ伸び始めます。
高卒認定試験合格のカギは過去問演習をどれだけやれるかにあります。
その過去問の効果を最大にするため、正しい勉強法で勉強していきましょう。
【高卒認定】高卒認定試験には武田塾が良い。
ここまで書いて、手前みそですが、
高卒認定試験でサポートが必要な場合は、
武田塾の学習方法が最適であると思いました。
やっぱり、高卒認定試験を受験する生徒は事情や状況の差はあれど、
仕事や様々な活動で「忙しい」人が多いです。
また、科目数が多いため、戦略的にスケジュールを決めていくことが大切です。
さらに一冊を完璧にし、正しく過去問演習をしていく、というのは
普段から受験生全員に指導していることになります。
武田塾では一人ひとりの事情や現在の学力、目標に合わせて、
試験日から逆算した受験計画をオリジナルで作成していきます。
また、武田塾には集中して学習できる自習室が全校舎に備わっています。
忙しいからこそ、勉強できるときは集中したい生徒も多いと思います。
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