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個別指導の大学受験予備校武田塾明大前校です。
明大前校塾生は、世田谷区、杉並区、新宿区、渋谷区、港区、調布市、三鷹市などをはじめ、江東区からも通塾しています。
武田塾明大前校には、東京大学・一橋大学・東京医科歯科大学・筑波大学・横浜国立大学・千葉大学・首都大学東京(東京都立大学)・埼玉大学・東京工業大学・東京外国語大学・お茶の水女子大学・横浜市立大学・東京農工大学・東京学芸大学・電気通信大学・東京海洋大学などの国公立大学をはじめ、
早稲田大学・慶応義塾大学・国際基督教大学・上智大学・東京理科大学といった難関私立大学や、GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に逆転合格を目指して通っている生徒が数多く在籍しています!
はじめに
こんにちは!武田塾明大前校です!
皆さんは入試要項で「全学部入試」を見たことがありますか?
これは特にMARCHで見られる入試方式です。
私立入試の形式はかなり複雑で、各大学の入試要項はしっかりと目を通さなければなりません。
その中でも学部別入試と全学部入試の違いは
私立入試を受ける人は受験戦略を立てる上で
絶対に知っておく必要があります!
今回は、
「学部別入試と全学部入試の違い」
を解説していきます!
学部別入試とは?
学部別入試とは、一般的に採用されている入試形式のことで、
自分が志望する学部や学科に合わせて個別で受験する形式です。
つまり、仮に3つの学部を受ける場合は3回(3日)受験することになります…!
学部別入試の特徴は、
・チャンスが複数回確保できる
・定員が全学部入試よりも多い
・合格可能性が高い(全学部入試よりも倍率が低め)
です。
全学部入試は1度の試験のみで複数の学部の合否の結果が決まります。
そのため、仮に良い点数がとれなかった場合は全て不合格の可能性が高いです。
学部別入試の場合、仮に1度失敗していても併願しているので合格のチャンスが複数回あります。
裏を返せば複数回受験しなければいけないので、受験戦略が立てにくくなることがデメリットです。
また、学部別入試は募集人数が多く倍率も低いため、合格する可能性が高くなります。
「どうしてもこの大学に入りたい」受験生にはチャンスが複数回ある学部別入試をおすすめします。
全学部入試とは?
全学部入試は全学部統一入試とも呼ばれ、2006年から立教大学で導入されました。
その特徴は、1度の試験で複数の学部を受験できることです。
私立大学は学部が非常に多く、受験戦略を立てる上で試験日程を組むのがとても大変です。
学部別入試の場合だと、3つの学部を受験するとなった場合、3回試験を受けなければなりません。
しかし全学部入試の場合は予め希望する学部を出願しておけば、
仮に第一希望の学部には合格できなくても他の学部に合格することがあります。
この文章を見て、
「一回の受験で複数の学部を志望できるってことは、合格のチャンスが上がるってことじゃん!」
と思う受験生がいるかもしれませんが、全学部入試には大きなデメリットがあります。
それは、
・倍率が高い
・募集人員が少ない
です。
学部別入試とは違い複数学部を志望していても複数回受験しなくても良い形式なので
労力が少ない分、多くの受験生が受験します。
また、希望している学部の人気が高かった場合は、
併願している全ての受験生と点数を争うことになるのでその点を考えても、
難易度が高い入試です。
学部別入試と全学部入試の受入人数比較
参考程度に、2022年の明治大学の倍率を掲載します。
一般選抜方式(学部別入試)
学部・学科 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
法 | 375 | 3996 | 844 | 4.7倍 |
政経・政治 | 105 | 1284 | 508 | 2.5 |
政経・経済 | 290 | 3490 | 1329 | 2.6 |
政経・地域行政 | 70 | 598 | 189 | 3.2 |
経営3科目 | 342 | 6041 | 1638 | 3.7 |
商 | 485 | 6664 | 1628 | 4.1 |
全学部統一入試(全学部入試)
学部・学科 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
法 | 115 | 2224 | 687 | 3.2 |
政経・政治 | 20 | 407 | 101 | 4.0 |
政経・経済 | 50 | 1330 | 253 | 5.3 |
政経・地域行政 | 20 | 443 | 68 | 6.5 |
経営3科目 | 27 | 792 | 158 | 5.0 |
商 | 80 | 1607 | 332 | 4.8 |
法学部以外の学部は全て全学部入試の方が倍率が高いです。
また、全学部入試の募集人員で100人以上を予定している学部は法学部のみでした。
なお、合格者数が多いと表を見て思われるかもしれませんが、
これは入学を辞退した人や補欠合格者も含まれています。
そのため、最初に合格通知を受ける人は表の数よりもかなり少ないです。
どっちを受けたら良いの?
結論から言うと、第一志望でかつ日程が合うならどちらも受けた方が良いです。
その理由は、学部別と全学部の2回チャンスがあるからです!
しかし、私立大学を受験する場合は複数の大学を受験することが大半です。
そのため、入試の日程が重なることが多々あります。
そうなると、
自分がより行きたい大学や絶対に合格したい滑り止め大学の入試を
優先した方が良いので、学部別入試と全学部入試の両方受ける場合は
第一志望のみにした方が得策です。
全学部入試の活用法
第一志望校と滑り止めには全学部入試はとても有効です。
第一志望校の場合は学部別と全学部の2回チャンスをゲットできますし、
滑り止めはあまり対策する時間が無いので1回で終わらせた方が負担が減ります。
第一志望校は両方
実力相応校は学部別
絶対に合格したい滑り止めは全学部
というように受験方式を選択すると、受験戦略も立てやすくなるでしょう。
まとめ
以上、学部別入試と全学部入試の違いについてでした。
学部別入試は
倍率が低く受入人員が多いですが、複数回受験する必要があるので負担がかかります。
一方で、全学部入試は
1度に複数の学部を受験できるので負担は少ないですが、倍率が高く受入人員も少ないです。
いずれの入試形式にもメリット、デメリットがあります。
受験戦略を今後立てる上でこれらの入試は絶対に知っておくべきことなので、
繰り返しこのブログを見ていただければと思います。
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