こんにちは。
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個別指導の大学受験予備校武田塾明大前校です。
明大前校塾生は、世田谷区、杉並区、新宿区、渋谷区、港区、調布市、三鷹市などをはじめ、江東区からも通塾しています。
武田塾明大前校には、東京大学・一橋大学・東京医科歯科大学・筑波大学・横浜国立大学・千葉大学・首都大学東京(東京都立大学)・埼玉大学・東京工業大学・東京外国語大学・お茶の水女子大学・横浜市立大学・東京農工大学・東京学芸大学・電気通信大学・東京海洋大学などの国公立大学をはじめ、
早稲田大学・慶応義塾大学・国際基督教大学・上智大学・東京理科大学といった難関私立大学や、GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に逆転合格を目指して通っている生徒が数多く在籍しています!
はじめに
共通テスト地歴・公民は国公立大学であれば文系理系問わず、
私立大学も多くの文系学部の共通テスト利用入試で受験しなくてはならない重要な科目です。
ここで、大学入学共通テストを実施している独立行政法人大学入試センター各科目の受験者数データを見てみましょう。(データは令和3年度大学入学共通テスト第1日程・1月16日のもの)
教科・科目名 | 受験者数 | 平均点 |
世界史A |
1,544 | 46.14 |
世界史B |
85,690 | 63.49 |
日本史A |
2,363 | 49.57 |
日本史B |
143,363 | 64.26 |
地理A |
1,952 | 59.98 |
地理B |
138,615 | 60.06 |
現代社会 |
68,983 | 58.40 |
倫理 |
19,995 | 71.96 |
政治・経済 |
45,324 | 57.03 |
倫理,政治・経済 |
42,948 | 69.26 |
以上のように、地歴公民で最も受験されているのは「日本史B」、
公民科目に絞ると「現代社会」が最も受験されている科目です。
注目すべきは、「倫理」と「倫理,政治・経済」受験者の平均点の高さです。
「政治・経済」と「倫理」で平均点に14.93点もの差があります。
余談ですが、この令和3年度入試では「倫理,政治・経済」を除く公民科目の間で得点調整が行われました。
素点 |
現代社会 | 倫理 | 政治・経済 |
50 | 57 | 50 | 58 |
65 | 72 | 65 | 72 |
75 | 81 | 75 | 81 |
90 | 93 | 90 | 93 |
上記の表は一例ですが、例年「倫理」は平均点が高めに出ます(得点調整が実施されるまでに難易度に差が出るのは珍しい)。
さて、この「倫理」と「政治・経済」両方の名前を冠した「倫理,政治・経済」とは一体どのような科目なのでしょうか?
他の公民科目との違いは?
倫理
「倫理」は古代ギリシャ思想からキリスト教、イスラーム教そして仏教や道教などの「源流思想」や、日本における仏教や儒教、そして国家主義や社会主義の日本における発展などの「日本思想」。そしてルネサンスや功利主義、デカルトやベーコンの思想を学ぶ「西洋思想」、そして生命倫理や環境倫理など「現代応用倫理」に大別されます。
国公立大学文系学部志望で、世界史や日本史など地歴も勉強している人は、
世界史の勉強をしている人はキリスト教やイスラム教などの始まり
日本史の勉強をしている人は日本における仏教、儒教の起こりなど
重複する分野もあるので、対策が容易かもしれません。
センター試験、共通テストともに、簡単な現代文の読解問題のようなものが出題されていたので、
平均点は高めに出るのかもしれませんね。
政治・経済
「政治・経済」は政治分野で憲法の基本原理や判例、その他法律や条約を暗記します。
経済分野は著名な学者の経済理論や、均衡曲線について学び、日本、そして世界(主にアメリカ)経済の歴史を暗記します。
難解な計算などは出題されず、日頃ニュースに親しみのある人は簡単に回答できるかもしれません。
倫理,政治・経済
さて、件の「倫理,政治・経済」ですが、これら「倫理」と「政治・経済」の6~7割程度の知識が問われます。
問題の難易度としても、マニアックな問題はめったに出題されません。
しかし、他の2科目と比べると勉強量が大幅に増えることに注意が必要です。
それでも、一度勉強をしたら得点が最も安定しやすい科目です。
私は「倫理,政治・経済」選択でしたが、一度勉強を終えた10月の模試からは
9~10割の得点で安定しており、本番の共通テストも9割後半を特典することができました。
倫政を受験すべき人って?
文系理系ともに、旧帝国大学をはじめとして難関大学は公民科目として
「倫理,政治・経済」しか受験できない場合がほとんどです。
「倫理」分野の簡単さもありますが、受験層のレベルが高いため「倫理,政治・経済」の平均点は高く出るのでしょう。
(ゆえに、「倫理,政治・経済」は得点調整の対象外です)
また、勉強する範囲は膨大ですが、出題される問題の難易度は高くないので、
・勉強をやりきる努力ができる人
・とにかく得点を安定させたい人
・やった勉強が必ず報われたい人
は倫政を選ぶべきなのです。
勉強法・参考書は?
中学公民範囲
中学校で学んだ範囲に不安がある人ははじめに
『中学校の公民が1冊でしっかりわかる本』で公民科目の基礎的事項をおさえましょう!
政治・経済分野
基礎的事項のインプットが終わった人は、
はじめに「政治・経済」分野の勉強から始めましょう。
おすすめは『蔭山の共通テスト 政治・経済』です。
体系的かつ網羅的に勉強ができます。表が使われていたりQ&A方式になっていたりとわかりやすくする工夫がたくさんされている参考書です。
学校の勉強などで「政治・経済」に多少自身のある人は
少々難易度は上がりますが、『畠山のスパッととける政治・経済 爽快講義』は詳細まで丁寧に解説がされていて、解説ページも喋り口調で楽しく学習できます。MARCH志望や併願を考えている方で、「政治・経済」で受験しようと考えている方は、こちらがおすすめです(その分、共通テストだけ受験する方には少々ハイレベルかもしれません)。
倫理分野
倫理分野は『蔭山の共通テスト倫理』がおすすめです。
共通テストレベルに必要な倫理の知識が、教科書や用語集に比べて分かり易く説明されています。
共通テスト対策
ここまで来たらいよいよ共通テスト対策です。
おすすめの問題集は『共通テスト問題研究 倫理、政治・経済/倫理』です。
共通テスト試行問題とセンター過去問の問題集のいわゆる「赤本」です。
共通テスト形式の問題にここで慣れておきましょう。
以上の参考書のご紹介でした。詳細は 武田塾の大学別参考書ルート 逆転合格.com でご紹介しています。
さいごに
いかがだったでしょうか?
自分の志望校、レベル、特性にあった科目選びをしましょう。
また、「倫理,政治・経済」に限らず、大学受験の対策は参考書での自学自習がベストです。
ぜひ、ご紹介した参考書、問題集で勉強をしてみてください。
自習に不安のある方は以下をチェック!!
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