はじめに
こちらのブログをご覧のみなさん、こんにちは!
伊予鉄松山市駅から徒歩3分、松山市の武田塾松山校です!
今回は、「地方の高校生は正直、東京の高校生に遅れている」というテーマを解説いたします!武田塾は全国に約400校舎あります。遠いところなら宮古島や石垣島や淡路島などにも校舎を設置しています。このように、武田塾の校舎は全国に展開しているのです。
そのため、地方の生徒と東京の生徒の比較ができる我が校はある結論を導き出しました。ずばり、地方の生徒は2つの面で東京の生徒に遅れを取っているのです!
ここからは、その具体的な内容を解説いたします。
また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeでも詳しく解説されているため、下記の動画も併せて是非ご覧ください!
地方の受験生が東京の受験生に遅れているポイント
①大学受験を高校受験の延長線上だと思っている
まず1つ目は、大学受験を高校受験の延長だと考えていることです!
地方の受験生は大学受験に対する緊張感が無く、正直に申し上げると大学受験を甘く見ているのです。より詳しく言うならば「高校受験+αでしょ」という感覚が拭いきれていないのです。そんな人たちに一喝したいのですが、大学受験は高校受験より圧倒的に厳しいことに早く気づいてください。
東京だと高校受験の競争も激しいですし、トップの高校はレベルがかなり高いです。
また、身近に先輩などの経験者がいるため、「あの先輩はかなり勉強をして入ったよな」という肌感覚をリアルで認知できるのです。一方で、地方出身で都市部の難関大に合格した人は地元から出るため、生の情報を直接仕入れる機会が少ないのが現実です。
これらの状況に加えて、高校受験の難易度の差も起因して、同じノリで大学受験も対応できると勘違いしてしまうのです。
繰り返しますが、高校受験と大学受験は全くの別物です。特に分かりやすい例は「倍率」です。地方の高校は倍率が1.2倍前後のところが多いと思います。
1.2倍だと、120人が受験した場合は100人が受かり20人が落ちます。この状況だと、不合格は少数派で珍しい現象かもしれません。一方で、大学受験は倍率が10倍近くになる大学も散見されます。12000人が受験した場合は、1200人が受かり、残りの10800人は落ちてしまうのです。
私立大学の受験料は1学部につき概ね35000円と高額です。合格可能性がゼロならそんな大金は払いません。
一定の可能性があると思って勉強してきた人が当然のように落ちる世界、落ちる人が多数派の過酷な競争がそこでは繰り広げられているのです。
ここで、「国公立大学なら平均3倍だから受かりやすそう」という疑問が生じるかもしれませんが、それも間違いです。
国公立大学の倍率が低く出ているのは、バイアスがかかっていることが原因でしょう。なぜなら、そもそも国公立大学の出願は共通テストが終了して予想ボーダーが判明した後に行うため、共通テストの点数で勝負できる人しか出願しないからです。
そのため、共通テストのボーダーラインに届かない多くの受験生の数値は倍率には含まれていません。公表されている倍率の裏には、成績が伸び悩んで志望校を下げた人が大量にいると思ってください。
そう考えると、数値の裏側も含めた実質的な競争率はとんでもない数値になりそうですよね。
国公立大学は精鋭同士の熾烈な戦いになることを覚悟してください。これが大学受験の正体です。ちなみに一般的には、大学受験の偏差値は高校受験の偏差値をマイナス10程度したものと言われています。
なぜなら、大学受験の母集団の方が、高校受験の母集団より層のレベルが高いからです。全国の高校生の成績上位半分程度しか大学に進学せず、その中の上位半分がようやく偏差値50以上の大学に行けるのです。
また、高校受験のときにはいなかった中学受験経験者も、大学受験には参入してきます。中学受験は競争が熾烈であり、成績優秀者が大変多い。偏差値に関しても、高校受験のときに得た感覚は捨ててください。
高校受験と同じような勉強ではいけません。「定期テスト対策をして、中3の部活引退後に半年くらい受験勉強して合格を目指す」という感覚では失敗する可能性が高いです。より分かりやすく言えば、高校受験は地区大会で、大学受験は全国大会なのですから。
②高校の勉強だけしていたら大丈夫というノリがある
2つ目は、高校の勉強だけしていたら大丈夫というノリがあるということです。
これは東京の高校生にはあまり該当しないでしょう。東京は塾や予備校などの教育機関が発達しているため、学校の勉強だけで受験に臨むという愚行は犯さないでしょう。
「高校は教科書を教えるところであり、大学受験の準備は基本的に自分でしなければならない」という共通認識があるため、塾や予備校に通ったり受験情報を自主的に調べたりします。そのため、東京の高校生は自分で戦略を組み立てている人が多いです。
一方で、地方の生徒は受験に対して受動的な姿勢で臨んでいる人が多く、「とりあえず先生の言うことを聞いておけば良いでしょ」、「とりあえず学校のことをしておけば大丈夫」という風に、真面目さが悪い方向に向かっています。
学校のことに時間を取られており、東京の受験生に比べて自主学習がスムーズに進みにくいです。
寧ろ、東京の高校生は学校を良い意味で舐めています。
学校に期待しても無駄であることを早々に察知して、自分で主体的に立ち回れているのは、受験生としては正しい行動です。
学校の勉強は全員一律に同じ授業で同じ宿題で同じテストであるため、非効率的なことが多く、自分にフィットした勉強法になっている可能性は低いです。
志望校に受かるためには、自分のやるべきことを逆算して考えて動く必要があります。
地方の高校生は、東京の高校生ほど身近に塾や予備校が無く、大学受験に慣れている人に触れる機会が少ないのだと思います。そのため、地方の方が武田塾の存在意義を発揮しやすいと考えています。
地方の高校生の素直さは、それが正しい方向に向けば大きな強みになると思うので、是非能動的な姿勢で受験勉強に臨んでください。
地方の受験生が東京の受験生に遅れているポイントまとめ
① 大学受験を高校受験の延長線上だと思っている
② 高校の勉強だけしていたら大丈夫というノリがある
いかがでしたか?地方の受験生は、東京の受験生がどう考えて動いているかを想定しながら、受験を自分事として捉えてほしいと思います!
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