目次
はじめに!!
ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
伊予鉄松山市駅から徒歩3分、松山市の武田塾松山校です!!
今回のテーマは、高校1、2年生向け「理系に進むならどの学部がいいのか」です!
「数学や理科が好きだから理系に行きたい!でも、理学部と工学部、なにが違うのかわからない、、」という方向けに、その違いをご説明いたします。
今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説しているのでそちらも併せてごらんください!
理学部はどんな学部?
理学部は、「学問を追求する学部」というイメージがあります。
例えば、数学系・化学・物理など、高校で習う科目の、より専門的な部分を学習・研究していくことが多いです。
そのため、工学と比べるとより狭く深く学問を探究していくイメージになります。
「将来は、より深い研究をしていきたい!」という方には、理学部がおすすめです!
特定の学問が好きで、研究者になりたいと思っている人は、理学部を見てみるといいでしょう。
また、そうではない人も、理学部に向いている場合があります。最先端の技術は色々な要素が組み合わさっています。
その土台となる理論を新しく考えて生み出す、基礎研究を理学部では行います。
そういった意味で言うと、好奇心や探究心が根底にあるのが理学部であるといえるでしょう。
基礎研究は直接すぐに社会の役に立つわけではないですが、後々の技術進歩の土台となる重要な基礎を研究していきます。
とてもロマンのある学部ですね。
しかし、その分厳しい話もよく聞きます。
理学部は、本当にその学問が好きな人が集まりやすいので、頭のいい人がたくさんいます!
例えば、数学が得意で本を書いているような人でも、東大では院試で勝つことができないことがあります。
また、化学系では、実験が大変で、朝から夜までの拘束は当たり前で土日ももちろん休みはない!という学部もあるようです。
進路選択の際には、大学や学部の情報を見たり、大学を出た後の進路についてまでよく考えるようにしましょう!
理学部は、「この生き物、素敵だな」「この物質、なんだろう」といった純粋な疑問を突き詰めて研究できる素敵な学部です。
工学部はどんな学部?
一方、工学部は端的にいうと、「技術」を学び、研究する学部になります。
最先端の技術で言えば、理論の上に成り立つ実際の作り方を考える学部です。
ある理論をどうやって実用化するかなど、実践的なことを学べる学部が多いです。
理学部は理論で、工学部はより実践的なもの、というイメージですね!
また、工学部は「応用研究」の部分になるため、複雑そうなイメージがあります。
しかし実際には、高校までのイメージと違い、大学に入ると基礎の方が難しいと感じる人が多いようです。
これは、理論をしっかり知った上でさらに自分で新しい理論を作り出していくことが難しいからです。
それに対して応用は、理論が自分で導けなくても、使う式がわかっていれば解けるので、基礎の方が難しいと感じる人が多いようです。
理学は、基礎を証明したり、深めていくから難しいんですね。
工学部にはもちろん化学や物理もありますが、系統で言うと、電気系・機械系・土木系・建築系など、実際の仕事目線で分かれている学部が多くなります。これは、基礎研究を基にして、どうそれを社会に役立てていくかと言う目線で学部を分けているためです。
そして、コンピューターによる実験の制御や製図・実験など、ものづくりや機械に携わる機会が多いのは工学部になります。
授業では、社会人の現場の方と関わる授業もあったり、実際の社会との繋がりをイメージしやすくなっています。
そうはいっても、実際にはどちらの学部にも、お互いの分野に似た授業は取ることができるようになっている場合が多いので、どちらを選んでもやりたいことは大抵できます。
具体的な「理学部と工学部の違い」
どんな学科が理学部?工学部?
理学部には、数学科・物理学科・生物学科・化学科・地学環境学科などがあります。
数学科は、大きく純粋数学と応用数学に分けられます。
純粋数学は皆さんの思うような数学をより突き詰めたものをやっていく学問で、応用数学にはコンピューターを使った科目も多くなります。
物理学科は、大きく実験物理と理論物理学に分けられます。宇宙・天文学も物理学の一種です。
化学科は、物理化学、無機化学、有機化学、分析化学などを研究します。
実験が多く、ゼミの拘束時間が長いことが多い学科です。
工学部には、情報工学科・機械工学科・応用化学科・建築学科・電子工学科・電気工学科などがあります。
最近需要の高まっている情報工学科では、コンピュータの理論や技術を学び、情報処理技術を身につけていきます。
話題になっている、AIやデータサイエンスに関する勉強も、情報工学科でできる場合が多いです。
電子工学科は、電子回路を主に学びます。
いまや身の回りに溢れている電子機器の仕組みを学び、ものづくりの知識も学んでいくことで、実際の製品を作るための技術を研究していきます。
就職はどちらが有利?
理学部に多い就職先は、教員職や研究室です。
それに対して工学部に多い就職先はメーカーになります。
学部内で学ぶ内容が異なるため、大学で学んだことをそのまま活かして就職したいと考えている場合には、自分の将来像についてよく考えて受験学部を決めるようにしましょう。
理学部で行う基礎研究は、すぐに利益が出るわけではない研究です。
そのような研究ができる企業は大きい企業が多くなっており、業績のよい大企業の研究室に就職することは狭き門と言えるでしょう。
「理学部と工学部の違い」まとめ
今回は、「理学部と工学部の違い」についてお伝えしました!
― 理学部と工学部の違い ー
・基礎的な学問を深く追求するのが理学部
・それを応用して社会に役立てる実践的な学問を学ぶのが工学部
実際には、その中でもさらに分かれた学部や、学科、コースまで選ぶことになります。
この記事を参考にしながら、いろんな大学の資料を集めたり、先輩や大人の話を聞いて、自分の将来像についても考えながら受験校を決めていきましょう!
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