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【国公立2次・難関私立大試験対策】記述力アップのポイント~数学編~

みなさん、こんにちは!

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武田塾松本です!

 

国公立大の2次試験や、難関私立大で課される

記述式問題を解く上で欠かせない「記述力」。

 

この「記述力=答案をまとめる技術」の差は

そのまま得点となって表れるため、

正しく確実に身につけておきたいところです!

 

ということで今回は、前回に引き続き、

国公立大学の二次・難関私立大の

筆記試験対策として

記述力アップのポイント~数学編~

をお伝えしていきます!

 

記述力アップ数学アイキャッチ

 

答案作成の基本6つ

まずは、

数学の記述問題における答案作成の

基本6つからご紹介します!

 

①条件文を言い換える際は、それを明記!

数学の問題を解くうえでカギとなる

「題意の換言」は、

答案の方向性を見るうえで

重要な加点対象になります!

 

問題文の設定や条件を

同値な別の条件に言い換える場合は、

必ず記述するようにしましょう。

 

作文の基本を忘れず「伝える答案」に!

答案を書き進めるときは、

「伝える答案」を意識しましょう。

 

テスト100点

 

そのためには、

作文の基本「ゆえに、一方、また」などの

接続詞を活用して

論証の流れを明確にすることです。

 

また、

「①を条件式に代入する」のように

目的語を入れて、内容が見える答案にしましょう。

 

③計算式は簡潔に!第1式と結論の省略はNG

計算式は簡潔である方が良いため、

単純な式変形などは省略してOKですが、

計算の始まりの式や結論の省略はNGです。

 

また、

2乗する、などの同値性が崩れる変形も

きちんと書きましょう。

 

方向性がない数式は加点対象外!

部分点狙いで、

なんの方向性もなく

思い付きで書いたような数式を羅列しても、

意味はありません…。

 

方針を明記して、

「道筋は概ね正しい」ことを示しておくこと

重要です。

 

そのようにしておけば、

細かいミスがあっても

減点は軽いことが多いそうです。

 

定理・公式の名前や数学用語は正確に!

例えば「方程式の解」と書いた場合、

実数解か虚数解か不明なため

減点されやすいです…。

 

数学の用語は正確に用いましょう。

 

また、

教科書に載っていない定理は

書かないほうが無難です。

 

⑥図表の意味や新たな文字の定義などは明記!

図表は、

それらが何を表すかを明記しておくと

「伝える答案」に効果的です。

 

また、

「面積をSとおく」のように

問題文に無い文字や関数を使う場合は、

その定義を忘れずに書きましょう。

 

記述力アップのポイント~数学編~

 

ポイント

 

さて、ここからいよいよ本題です!

 

上記の基本をおさえたら、具体的に、

記述力アップのポイントを学んでいきましょう。

 

不等式からいきなり最大・最小値に飛躍しない!

相加平均・相乗平均の不等式を利用して

例えば「A≧2」という式を求めても、

この不等式からすぐに「Aの最小値は2」と

結論づけることはできません。

 

なぜなら、

A=2となることが実現できるかどうか

不明だからです。

 

そこで答案には、

A=2となる条件

(等号成立条件やA=2となる具体例など)

を書く必要があります。

 

このような論理の飛躍がある答案

出題者の想定の範囲内であって、

減点ポイントの対象になっている場合が多いです。

 

前提条件を意識して

答案を作っていきましょう。

 

確率問題は数え方や場合分けの基準を説明!

確率問題で最も多い減点の答案例は、

ただ数値が並べられているものです。

 

これでは回答者がどのように数えたのかが

伝わりません…。

 

確率分野は方針を立てることと

状況を理解していることが

直結しているので、

数え方そのものが加点対象になっている

と考えて良いでしょう。

 

何を基準にどのように数えたのか、

樹形図や集合の図なども添えて

方針を説明しましょう。

 

ただし、

説明文が長くなり

答案作成に時間がかかりすぎないよう

注意しましょう。

 

また、

計算式の周りにその数値の意味を書くなど、

答案の簡略化も意識しましょう。

 

図形の論証は条件から帰結までの過程を細かく書く!

図形分野は定理や公式が多いので、

どの図形にどの定理を用いたかを

きちんと記述しましょう。

 

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また、ありがちな減点答案は、

例えば、

条件からある点がある線分の中点だとわかった場合に、

なぜ中点になるのか説明せずに済ませてしまう

というものです。

 

条件から帰結を導く場合は

必ずそこが加点対象になっていると思って、

丁寧な論証を心がけましょう。

 

さらに、根本的なミスとして、

誤った図形を図示したり、

いくつかの図形の候補が考えられるのに

自分に都合のよい図だけを描いてしまったり

することがあるので気をつけましょう。

 

必要十分性は論理の流れの向きに注意した言い回しを!

与えられた条件を

部分的に利用して議論を進める場合は

「必要条件」

答えを絞り込んでいる最中なので、

答案には

「○○であることが必要」

という表現を用いましょう。

 

問題によっては、逆に、

絞られた答えがすべての条件を満たすか

を確認する必要もあります。

 

また、

「○○であればよい」という言い回しは

「十分条件」の表現で、

「問題の条件を満たすには○○で十分」

という意味なので、

条件をより強くした場合に用いましょう。

 

「同値性・必要十分条件を問われる問題」で

使うのはやめましょう。

 

最後に

いかがでしたか?

 

数学の解法と記述は、

流れやポイントとなる答案の書き方が

ある程度決まっているため、

まずはしっかりと

上記の内容を押さえていきましょう。

 

次回は、

『記述力アップのポイント~英語編~』です。

 

お楽しみに!

 

 

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