受験生のみなさん、こんにちは!
武田塾松井山手校です。
今回は、英語外部検定利用入試について
ご紹介いたします。
近年の大学入試では、共通テストや
大学の独自問題だけでなく、
この「英語外部試験」のスコアを得点換算し、
合否判定をする大学が増加しています。
英検準一級の資格を持っていれば、
共通テストを満点に換算する、という
私立大学も多々あります。
うまく利用すれば、試験の負担が減ったり、
難関大への合格がしやすくなります!
ぜひ、活用しましょう!
英語外部検定利用入試制度とは?
そもそも、英語外部検定利用入試を知っていますか?
英語外部試験利用入試とは、
英検やTOEICなどの外部の民間試験で得た成績や
スコアを入学試験に利用する入試制度のことです。
2021年度の学校推薦・総合型選抜試験では、
全759大学中366大学(48%)が
何らかの方式で外部検定を利用しました。
TOEICなどの需要が高まり、
外検を利用した入試は一般的なもの
となってきました。
英語外部検定利用入試の利用を
ぜひ、検討してみてください!
英語外部検定利用で加点!?
英語外部検定を利用した大学での得点加算は
次のようなものがあります!
▸英検準1級以上は英語の学力検査の得点を満点とする。
▸英検2級以上は点数化し、評価に加点。
▸英検2級以上は合否判定の際に参考とする。
など各大学によっても様々ですが
学力試験を課す大学では「加点」も多いです。
満点扱いされる大学もあります。
外部検定は必要?メリットとデメリットは?
メリット
1⃣ 標準的な検定でも評定が高い場合がある。
例えば英検2級を取得すれば、
英語の試験が70点で換算される大学があります。
ほとんどの場合、入試問題で6割後半取れれば
合格となる大学が多いのですが、
70点で換算されるので、合格の可能性が高まります。
ただ、実際にその大学の過去問題を解いて
70点以上取れるならば、検定入試を
利用せず、一般入試の問題を解いた方がいいですね。
2⃣ 何度でも受験できる。
本番の一般入試は一発勝負ですが、
英検等は何度も受験することが可能です!
「失敗してもまた受ければいい!」
という安心感もありますし、
何回か受験するうちにより高得点を
狙うことができます!
3⃣ 一般入試よりも問題が易しい可能性がある。
受験する大学のレベルや、個人の得意不得意
にもよりますが、問題が一般入試よりも簡単な場合があります。
検定さえとっていれば、
難しい二次試験を受ける必要が無かったり、
テストで失敗しても加点で何とかなる場合があります。
デメリット
1⃣ お金がかかる。
当然のことですが、何度も受験すれば、
そのたびに受験料がかかります。
例えば英検の場合だと、1回の試験で
9000円~10000円ほどかかってしまいます。
2⃣ 定員が少ない。
昔は定員は少ないが、受験者数も少ないという
場合がほとんどだったのですが、
現在は外部検定入試が一般化しつつあり、
受験者数が年々増加しています。
一般入試と別枠で設定されている大学も多くあります。
人気が出て倍率が高い年は、
超難関の争いになる可能性もあります。
そのため、よく検討して選ぶ必要があります。
一般方式と外部試験利用が同じ日程になっている
大学も多いので、注意しましょう!
3⃣ 二次試験の方が得点できる場合がある。
先ほどメリットのところでも述べましたが、
大学のレベルによっては、
英検の換算スコアよりも一般入試の問題の方が
高得点を取れる場合もあります。
そのような場合は、英検を取る必要が
なくなってしまいます。
実際に、過去問題を解いてみて
外部検定を利用した方がいいのか、
一般入試の方がいいのかを
見極めることも大切です。
英語外部検定試験の種類
次に、英語外部検定試験の種類を
ご紹介いたします。
実は外検入試はたくさんの種類があり、
いろいろな外部検定が利用されています。
各大学によっても
「A大学は英検が利用可能」
「B大学ではTEAPのみ利用可能」
など、大学により様々です。
以下に示す表は外部検定の採用率です。
外部検定の種類 | 採用率 |
英検 | 99% |
TEAP | 54% |
IELTS | 61% |
TOEIC | 86% |
TOEFL | 79% |
GTEC | 67% |
すべての外部検定の中でも圧倒的な採用率を誇るのが英検です。
その次はTOEICです。
この二つのどちらかえお取得しておけば、
ほとんどの大学で、外部検定入試を利用できます。
外部検定はどのぐらいのレベルが必要?
大学が受験生に求めるレベルは、
国際基準「CEFR」のA2~B1とされています。
つまり英検準2級(高校中級程度)と
2級(高校卒業程度)です。
実際にこの二つのレベルを要求しいる大学が
7割近くを占めます。
推薦型・総合型で外検入試を受験する場合には、
このレベルを目標に頑張りましょう!
実際に外部検定制度を採用している大学は?
英語外部検定利用入試を採用している大学は
非常にたくさんあります!
今回は、そのうちの一部をご紹介します!
自分の志望校があるか確認してみてください。
あくまで一部なので、
ぜひ詳しく調べてみてください!
得点換算を採用している大学
▸専修大学 全学部
一般・全学部統一
英検・・2級以上から資格あり
TEAP ・・226点以上から資格あり
IELTS ・・4.0点以上から資格あり
TOEFL,iBT ・・42点以上から資格あり
TOEIC ・・720点以上から資格あり
▸駒澤大学 全学部
一般・全学部統一
英検・・ 1950点以上から資格あり
TEAP・・ 225点以上から資格あり
TEAP CBT・・420点以上から資格あり
GTEC ・・960点以上から資格あり
▸東海大学 全学部(医-医、エ-航空操縦学除く)
一般・3教科型
英検・・2級以上から資格あり
TEAP ・・225点以上から資格あり
IELTS・・ 4.0点以上から資格あり
TOEFL,iBT・・ 42点以上から資格あり
TOEIC・・ 730点以上から資格あり
▸中央大学 経済
一般・英語外部検定試験
英検・・1728点以上から資格あり
TEAP・・135点以上から資格あり
加点方式を採用している大学
▸中央大 総合政策
一般・英語外部検定試験
英検 ・・2304点以上から資格あり
TOEIC ・・260点以上から資格あり
TOEFL,iBT ・・4.5点以上から資格あり
TOEIC ・・56点以上から資格あり
※スコアに応じて最大50点を加点
▸日本女子大 全学部
一般・英語外部検定試験
英検 ・・1950点(ただし、2級以上)以上から資格あり
TEAP・・ 220点以上から資格あり
TOEFL,iBT・・ 4.0点以上から資格あり
TOEIC ・・42点以上から資格あり
※それ以上のレベルは独自に加点
▸東京女子大 現代教養(国際英語除く)
一般・英語外部検定試験
英検 ・・1950点(ただし、2級以上)以上から資格あり
TEAP ・・225点以上から資格あり
※それ以上のレベルは独自に加点
その他の利用大学
▸獨協大 ▸青山学院大
▸学習院大 ▸国際基督教大
▸駒澤大 ▸上智大
▸成蹊大 ▸成城大
▸専修大 ▸東京女子大
▸日本女子大 ▸東京理科大
▸東洋大 ▸日本大
▸法政大 ▸明治大
▸明治学院大 ▸立教大
▸早稲田大 ▸中京大
▸中央大 ▸京都産業大
▸同志社大 ▸立命館大
▸龍谷大 ▸関西大
▸関西学院大 ▸甲南大
▸西南学院大 ▸福岡大
など。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
英語外部検定利用入試は非常に多くの
大学で利用されています!
また、一般的なものになってきているので
余力のある受験生は
ぜひ、検定試験を受けてみてください!
正しい勉強法を実践すれば、
点数は必ず上がるものです。
しかし、そのやり方がわかっても
行動に移すのは難しいです。
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