皆さん、こんにちは!
松江駅から徒歩1分!
高校受験・大学受験予備校・個別指導塾の
「武田塾 松江校」講師の佐藤です。
今回は、薬学部についての記事です。
夏休みも終わり、いよいよ大学受験の雰囲気が高まってきますね!
そんな中、「薬学部ってよく聞くけどどんなことをする学部かイマイチ分かっていない…」
という人も多いと思います。
事前に知識があるのとないのとでは、受験に対する意識に大きな差が生まれますよね!
そこで今回は、薬学部で学ぶことと、大学卒業後の就職先に焦点を当てて書いていこうと思います!
学ぶのは薬のことだけではない?薬学部での勉強とは!
薬学部で学ぶのは薬のことだけではありません!
では具体的には何を勉強するのでしょうか?
社会人として必要な知識を身につける
当たり前のことですが、薬の知識だけあっても社会では通用しません。
一般的な常識やマナーを守れない人はいくら知識があったとしても、
立派な社会人とは呼べませんよね…
そこで、大学では「一般教養」など専門科目とは別の科目が多く開講されています。
社会に出る大人として最低限必要な教養を学びます。
一人前の社会人になるためにしっかり勉強したいですね!
英語や第二外国語を学ぶ
中学や高校でも勉強してきた英語は引き続き勉強します。
加えて、中国語や韓国語、ドイツ語やフランス語など第二外国語を1つ学びます!
(中には2つ3つ勉強する大学もありますが…)
「高校の英語でも大変だったのに~!?」という声も聞こえてくる気がします(;'∀')
近年、グローバル化が目に見えて実感できるようになりました。
第二外国語を学ぶことで、海外での就職も視野に入ってくるかもしれませんね!
次は薬の勉強をするために基礎となる科目です。
薬学の基礎となる化学、生物学!
高校でも学ぶ、化学、生物学は薬を学ぶ上での重要な基礎になります!
化学は調薬の際に必要です。特に、有機化学の分野は薬学に直結します。
生物学は人の体の仕組みを知るために必要ですよね。
更に物理学の考え方、簡単に言うと薬を「物質」として認識するという考え方も重要なので、
大学では、物理+化学の物理化学系の勉強もしていきます!
THE理系って感じの勉強ですね!!(笑)
後に、発展形の薬化学や生物薬学、薬品物理学としても勉強することになります。
薬のあらゆることを学ぶ、薬学の勉強
実は、薬学といってもその分野は多岐にわたっています。
薬学では薬についてのあらゆることを学んでいきますが、その分野は大きく分けて
医療薬学、製薬学、衛生薬学の3つの領域があります。
それぞれについて簡潔にまとめていきます!
医療薬学
医療薬学というその名のとおり、医療に活きる薬学です。
病院などの医療現場で、膨大な薬の知識で医師をサポートし、患者のケアに役立ちます。
具体的には、薬の調合や、医薬品の管理などについて学んでいきます。
「薬剤師」と聞くとこういった仕事をイメージする人も多いのではないでしょうか?
薬を使って人を助けられるって素敵です…!
製薬学
製薬学では、主に新薬の研究や開発をしていくために勉強をします。
化学物質の合成やその反応、病気にはどういった効果があるか、副作用は何か、
飲み薬への製剤などについて学びます!
衛生薬学
衛生薬学は、薬の視点を持って学校や職場、地域などの
集団の健康を守ること・健康増進が目的の学問です。
疫病や感染症とその予防、栄養や汚染物質、食品添加物などについて勉強します!
薬学部生の大学卒業後の進路は?
初めに、薬学部には4年制と6年制が存在します。
6年制を卒業することが薬剤師国家試験の条件にもなっているので、
多くの薬剤師を目指す人は6年制に入学します。
一方で4年制は、薬剤師にはなれませんが医薬品の研究・開発者を目指すことができます。
以下では、薬学部生が選択する進路や職業について細かく解説します!
大学院へ進学
大学よりも高度な知識を身につけ、薬などの研究をして薬のプロフェッショナルを目指します。
高度な研究能力を身につけることが可能になりますね!
薬剤師
先ほどもお話した通り、6年制に入学すると薬剤師を目指すことができます!
薬剤師国家試験を受験することになります。
国家資格を持っていると将来に安心感が持てますよね!
薬剤師にも以下のような複数の種類があります。
①臨床薬剤師
病院などで、処方箋の監査や医師への医薬品情報の提供、服薬指導などをする。
②薬局薬剤師
調剤薬局で服薬指導や薬品管理、在宅訪問薬剤管理などをする。
③ドラッグストアの薬剤師
市販されている医薬品の管理、お客さんへの医薬品選択のアドバイスなどをする。
④福祉行政機関の薬剤師
厚生労働省や保健所で医薬品管理や地域の衛生環境を守ります。
薬剤師だけでもこんなに種類があるなんて驚きですね!
製薬会社
4年制・6年制関係なく、製薬会社に就職する薬学部生も多くいます。
安全性や有効性が高い新薬の研究・開発や様々な薬の副作用を調べたりします。
実際に開発した薬は、承認まで何年もかかりますが、
病院などで使用されるのでやりがいは大きいですね!
病院や医師を相手にした医薬品の営業職もあり、これはMRと呼ばれます。
医薬品に関する情報を提供したり、
大学で学んだ薬の知識を使って営業することができます。
医療機器メーカー
医療機器メーカーは、薬学部生だけでなく、他学部出身の人も多くいます。
医療機器はもちろん医療現場で使用されるので、
薬の観点からの開発・研究のアプローチはとてもやりがいがありそうですね!
ちなみに、医療機器の営業をする人をSRと呼びます。
SRとして活躍している薬学部出身の人もいます。
薬学部卒業で取得可能な資格
↓にまとめるのは直接的に、進路や就職には関わってこないものかもしれませんが、
「へ~、薬学部を卒業するとこんなものが取得できるのか!」
と、何かの参考になったら嬉しいです!(*´∀`*)
・危険物取扱者(甲種)受験資格
・薬事監視員
・毒物劇物取扱責任者
・向精神薬取扱責任者・麻薬管理者
・食品衛生管理者
・食品衛生監視員任用資格
・廃棄物処理施設技術管理者
・建築物環境衛生管理技術者
・水道技術管理者
最後に
ここまで薬学部について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
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