皆さん、こんにちは!
松江駅から徒歩1分!
大学受験予備校・個別指導塾の
「武田塾 松江校」校舎長の石原です。
今日は大学受験の過去問の使い方に関する記事です!
さて、受験生はそろそろ「過去問」が気になる時期かと思います。
大学受験の過去問と言えば「赤本」。
第一志望の赤本は仕入れておいてください!
その効果的な使い方を本日はお伝えしましょう。
赤本はどう使う?
「最新の赤本、って買った方が良いですか?」という質問をよく受けます。
昨年度までのものを持っていたり、学校で見れたりする人もいるかも知れません。
武田塾松江校にも
けれど、そういう質問を受けた時の私の答えはいつも同じです。
「少なくとも第一志望のものは必ず買ってください!」
赤本の役割は、過去問を知るためだけではないからです!
赤本から学べること
①受験情報
大学の倍率や合格最低点・平均点の情報です。
真っ先に調べて、頭に入れておくべき内容です。
とある受験生はまとめて大きく引き伸ばして壁に貼っているそうです(笑)
②数年の傾向
出題された単元や内容がまとめてあります。
英語であれば字数、数学であれば証明問題など、難易度やどういった対策が必要かも解説してくれます。
少なくともこの①・②の内容を最新版まで知ることができる
という意味だけでも最新の赤本は手元に置いておくべきでしょう。
③問題と解答
学校によって何年度過去問が入っているか異なります。
東大など難関大は7年近く掲載されていますが、地方国公立大学になると3~4年くらいです。
ですから、たくさんやりたい人はあらかじめ何年分入っているかチェックしましょう。
値段が一緒なのに不公平だとは思いますが、世の中そんなものです…(-_-)
過去問をやってみよう!
さて、情報をチェックしたら過去問をやってみましょう。
できれば早い段階で一度はやってみることをおススメします。
たとえるならば、過去問はゴールです。
ゴールがわからなければ、あとどれくらい頑張ればいいかもわからないですよね?
そういう基準としてまず、過去問に挑戦していきましょう。
必ずチェックしておくこと
出題傾向をつかむ!
早い段階で過去問を解く最大のメリットがここです。
このとき、点数を気にする必要はありません。
どの分野から出題されているか?
どのくらいの問題量が出てくるのか?
時間配分はどうか?
といったことを理解するためだと思ってください。
解答用紙の形式チェック
必ず解答用紙に関しても説明がされています。
模試と同様の解答用紙だと思ったら大間違いです。
自分で枠組みを決める形式であったり、メモ用の白紙などがついてくるところもあります。
過去問を解くときは、本番同様の解答用紙と同じ形式で解答するようにしたいですね。
過去問を解くうえでの注意
繰り返します。
過去問を解くときに大事なことは
「現在の実力判断」と「ミスの分析」です。
この時に、合格最低点と比較する必要など全くありません。
現在の実力判断
時間を計り、解答用紙をきちんと用意して過去問に挑戦してみましょう。
そして、時間内にどこまで解けたか?
時間制限なしならどこまで解けるか?
上記の二点まで分析してみてください。
そうすることで、できていない分野・苦手な単元などが浮き彫りになってくるはずです。
記述が苦手で採点ができない人は、採点を学校の先生や塾の講師の方に頼むのも一つの手です。
ミスの分析
採点が終われば、ミスの分析に入りましょう。
「どうしてできていなかったか?」
「どうすればできるようになるか?」
この2点が大事です。
また、できるだけミスの原因は具体的に見極めましょう。
例えば「英語の長文ができなかった」ではなく
「英単語でわからないものがあった」「英文法がわからなかった」などなど。
一口にミスをした問題でも、その原因は様々です。
そうしていけば、自分の弱点が見えてきます。
分析が終わったら対策をしよう!
過去問を解き終えたら、次は解けるようになるための対策です。
①参考書の選定
できていなかった問題や分野に関して
何を勉強していけば解けるようになるかを考えます。
そして、どの参考書を使って、どう対策するか考えましょう。
大切なのは目的意識をもって参考書を選ぶこと。
※「はじめに」を読みながら選ぶのも良いですね。
【参考書紹介】参考書の「はじめに」ちゃんと読んでいますか?
②スケジューリング
「受験日までの残りの日数」と「今すべきこと」を比較してスケジューリングをします。
1週間単位、1か月単位、入試日までに何をどのように勉強するかを決めます。
できるだけスケジュールは細かく、その日何をするか迷わないように立てましょう。
そうすれば机に向かった瞬間『今日何をすべきか』がわかります!
③分析ノートを作る
間違えたところを分析して、同じ間違いをしないようにノートを作っておきましょう。
ノートを作るのが苦手な人は市販されている「赤本ノート」がオススメです。
↓使い方に関してはこの動画も見てください。
オススメしない赤本あるある
赤本に取り組むうえで、できるだけしない方がよいことをあげておきます。
△赤本の解説を丸覚え
赤本の解説は完璧な解説だと思っている人!
残念ながら大きな間違いです。
赤本の解説はあくまでも一例に過ぎません。
まして、ベストな解き方かどうかは実は大変微妙です。
ですから、解説を丸暗記しないでください。
類題を他の参考書で学んだ方がずっと良い場合も多いです。
△過去問で合格点が取れればOKだと思っている
赤本で過去問をする理由は
「自分の総合的な実力を知る」ことです。
過去問で合格点をとって満足しないように。
嬉しいのはわかりますがね(笑)
目標としては時間制限以内に8割をひとつのラインにしましょう。
すぐ下にも書きますが、100点は目指さないでください。
△すべての問題を対策する
100%全部の問題が解けるようになりたい!
気持ちはよくわかります、わかりますが…やめましょう。
過去問の中には「捨て問」と呼ばれる、ほとんどの受験生が解けない問題も存在します。
そのような問題は何周もして対策をする必要はありません。
どの問題が捨て問なのかを見極めることも大事なことです。
『確実に解ける問題を確実に解く』が受験の鉄則です!
何年分取り組む?
最後にあるあるな質問です。
『赤本を何年分すればよいのか?』
クセの強い問題を出す大学であれば10年分くらいは対策として解いておいた方がよいかと思います。
そうでなければ5年くらいやれば十分かと。
赤本に過去問が3年分くらいしか掲載されていなければ、過去の赤本を入手しておく必要があります。
メルカリやAmazonで松江校の生徒は手に入れることが多いですね。
最後に
武田塾松江校では、勉強についてのお悩み、志望校についての相談など、何でも受け付けております!
「具体的な勉強方法が分からない」
「受験について相談したいことがある」
など受験に対する悩みは尽きないと思います。
そこで武田塾松江校では、無料の受験相談を行っています!
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