高専休学を休学してから、受験勉強がスタート。
そして、知識ゼロから1年で就実大学経営学部に見事合格。
今回は、柳川 創介(やながわ そうすけ)くんの合格体験記です。
高専でやりたいことが見つからず・・・そこから決めた大学受験
香川高等専門学校高松キャンパスの機械電子工学科に通っていた柳川くん。
高専に進学したのは、「就職率の高さ」と「高校受験が早く終わる」ことの2つだったそうです。
高専での学生生活を振り返ってもらいましたが「とにかく遊んでた(笑)」と、何とも言えない回答でした。
大学受験を決めたキッカケ
授業内容に興味がなくなったことかな。
勉強しても面白くないと感じたのが始まりです。
高専2年次には、中退を考えるようになりました。
当時は不動産ビジネス系の専門学校に興味を持ち、オープンキャンパスにも行きました。
でもここで辞めたら中卒。
周りからも「もっと頑張ってみたら?」と言われて、そのまま通い続けていたら、もう4年生。
就活やインターンの時期になっても、機械電子工学に興味がわかず、200を超える求人が柳川君のもとにも届くのですが見向きもしなかったです。
電力会社のインターンに参加しても
「これを続けるの無理だ!」と感じ、
そこから学校もさぼり気味に。
そして高専も休学することを決め、大学受験について考えたのは昨年2月末ごろです。
アルバイトの途中で武田塾丸亀校に電話を掛けたのを、今でも覚えています。
武田塾丸亀校に決めたのは、高専の先輩だった内藤君が昨年通っていたから、というのが大きな理由です。
親からは他の予備校の話も聞いたら?と言われていましたが、知人も通っていたという安心感から気持ち的には決めていました。
イメージしていた大学受験勉強と実際のギャップ
「頑張れば大学いけるんじゃない?なんとかなるやろ」くらいに最初は考えていました。
甘かったです。
勉強を始めてみると、思ったよりも受験で必要なことを知らないことに気づかされました。
これは高専生の「大学受験あるある」らしいです。
高専では、専門科目はみっちりやりますが、大学受験に必要な英語や国語は普通の高校に通っている人たちと比べて量が少ないです。
そのため、
「英単語もこんなに覚えないといけないの?」だったり、
「古文の表現技法もこんな細かいところまで確認しないといけないの?」
とか、これまで求められてこなかったこともあり、かなり戸惑いました。
学校の授業以外で勉強することにも抵抗感がありました。
また、何より覚えることが多すぎて面倒くさいと感じてしまい、「やらないといけないけどペンを握りたくない」と思うこともしばしばありました。
特に最初の3か月はかなりしんどかったです。
ゼロベースから知識を蓄えていく期間で、英単語も英文法も、古文単語も古文文法もすべて同時並行だったのできつかったですね。
8月に新型コロナウイルスに感染し、この時は完全に気持ちは折れていました。
それくらい受験勉強って大変なんだと気づかされました。
模試で結果が出なかったことで奮起を決意
持ち直したきっかけは、9月頭にあった塾の模試でした。
正直ここまで「なんだかんだとやったから大丈夫」と思ってたんですけど、全然伸びていなくて...。
結果を見てもヤバいなこれ、と思いましたし、塾の先生から個別面談組まれたときはもう終わったと思いました。
ただ、自分の周りの環境が「結果良ければ全て良し」という感じで過程より結果の方を重視する感じだったので、「年齢的にも二十歳だしこの辺で一発決めて逆転してやろう」と、そのときから本気でスイッチが入りました。
その時から、塾にいる時間はかなり長くなりましたし、塾にいるので勉強やるしかないよなという感じでした。
三好校舎長談
9月の模試で自己採点結果を見た瞬間、「これはマズすぎるな」と思いました。
正直に言うと、彼の希望する条件で提案できる大学もないに等しい状況だったので。
すぐに本人との二者面談や保護者様との三者面談を組んで状況を伝えたのですが、そこで彼は「絶対やります」と宣言しました。
そこからは本当に目の色変えてずっと塾にこもって勉強していましたね。
朝10時~夜9時までずっとこもってやっている日がほとんどで、本当に同じ人なのか?と思うくらい変わりました。
今思うと、あのタイミングでどん底を味わい、危機感を持ってくれたことが彼にとっての転機だったのかなと思います。
11月までアルバイトを行いながらも、9月からはほぼ毎日10~13時間勉強した柳川くん。
成績も少しずつですが上がっていきました。
そして、就実大学経営学部に合格しました!
合格発表前日の夜は一番気持ち的にやばかったです。何とかYouTubeみて気持ちをごまかしていました。
手応え的にも少し自信はありましたが、当日朝も10時の発表ギリギリまで寝て、なんとか気持ちを紛らわせていました。合格の文字を見たときは安心しました(笑)
武田塾丸亀校に通うことで人間的にも成長できた
怒涛の追い上げで、見事に就実大学に合格した柳川君ですが、武田塾丸亀校に通ってからの変化も感じてくれています。
それは、自分で計画を立てて、自主的に机に向かえるようになったこと!
これまでは勉強などは前日に叩き込むタイプの人間だったと振り返る彼ですが、今では「これをやろう」と思えば自ら律して取り組むことができるようになったそうです。
武田塾丸亀校の計画を立ててサポートしてくれた結果だと語ってくれました。
柳川君推薦!受験生におすすめ参考書3選
ここからは柳川君が推薦してくれる、おすすめの参考書3冊を紹介します!
関正生の英文法ポラリス1基礎レベル
この参考書がなかったら空欄補充の問題や並び替えの問題は全く解けてなかったです。
基礎知識としてやっておいて本当に良かったと思います。
入試前日までこの参考書で復習をして、慣用表現を確認していました。
最後はもう問題番号を見たら単元名やページ番号をいえるくらいにまでは仕上げていました。
岡本梨奈の古文ポラリス1基礎レベル
この本はとにかく解説が詳しいです。
誰から誰に向けての敬語なのか、正しい助動詞の解釈は何なのかを理解しやすかったです。
古文の文章を理解するうえでかなり役に立ちました。
柳生好之の現代文プラチナルール
これまで対比構造とか全く考えたことがなかったのですが、この本を使って自分の中で現代文の解き方が分かりました。
参考書を進める過程でこの本は少し躓いたのですが、それが正しい解き方を意識するきっかけになりました。
特に接続詞に注意を払ったり、主張を囲むなど具体的なテクニックを初めて解く問題でも使えるようになって、当初2割ほどしか解けなかった現代文が8割くらい取れたときはうれしかったです。
後輩に伝えたいこと
最後に柳川君に受験生に向けて伝えたいことを語ってもらいました。
大学受験勉強はやっているときは本当に長く感じましたが終わってみれば一瞬だったように感じます。
後輩に伝えたいことは3つです。
まず1つ目に、失敗した1年後の未来を想像してください。
自分もそうですが勉強をやっている途中は本当に面倒くさいと思う時があります。
「面倒くさい」「まだ4月や5月だし本気出さなくてもいっか」と思ったときは、1年後大学受験に失敗して落ちた時のことを想像してほしいです。
もし自分が行く大学がどこもないと想像したらヤバいことに気づくと思います。
2つ目は、最初の2~3か月はどう頑張っても耐えるしかないです。
暗記中心ですし苦しいのは当然です。
自分は小さな目標を設定して、失敗してもダメージを少なく、出来たときは思ったより出来るやん!と思うようにしていました。
そして3つ目は、「どう解けばいいか」ということを考えてほしいということです。
知識を覚えていればいいと思っていた自分はここを考えるのが遅く、ハマりだしたのが10月になってからでした。
もう少し早くできていたら長文あたりもっと解けていたのかなと感じます。
最後に3月の自分に対して。もっと頑張れ、そうすればもっと上を狙えるぞ、と言いたいです。
最後は13時間とか勉強できたけれども、コツコツ10時間をコンスタントに続けられていれば結果はもっと変わっていたのかなと思います。
後輩のみなさん、頑張ってください。
僕は嫌というほどやりこんだので、大学受験だけはもう二度と経験したくないほど嫌です(笑)
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