みなさんこんにちは!
武田塾丸亀校講師の和泉です!
今日は2024年日大ルートの数学についてお話していきたいと思います。
2024年ルートは2023年とベースは変わっていないですが、追加された参考書も多いので
それぞれの参考書を採用している意図や僕が実際に特訓している中で注意しているポイント、感じていることをお伝えできればと思います。
是非参考にしてください!!
全体の流れ
2023年と同じくまずは「入門問題精講ⅠA」と「基礎問題精講ⅠA」です。これは分野ごとにやってください。
2024年からは並行で「ドラゴン桜式 数学力ドリルⅠA」をやります。ここまで終わればここからⅡBです。
ⅡBも同様に「入門問題精講ⅡB」「基礎問題精講ⅡB」を使用します。こちらも分野ごとにやっていく想定ですが、
入門問題精講ⅡBにはなぜかベクトルがないので基礎問からだと厳しいという人は
「坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本」を入門の代わりにやってください。
ⅡBも同様に「ドラゴン桜式 数学力ドリルⅡBC」を計算練習としてやります。
ここまで終わった段階で「大学入試数学 落とせない必須101題スタンダードレベル」をやってください。
文系数学の場合はここまでが日大ルートです。
理系数学の場合はここから「入門問題精講ⅢC」「基礎問題精講ⅢC」「ドラゴン桜式 数学力ドリルⅢ」を同じようにやっていきます。
(注意:理系数学の場合は入門ⅢCにベクトルがあるので坂田はやらなくて良いです。
これで理系数学の日大ルートは終了です。
各参考書のポイント
入門問題精講
問題は教科書の例題レベルが多いです。
応用問題となるとやや難しいものもありますが、基本的には易しめです。
各章の最初に講義ページがあり、その後問題+解説という形で進んでいきます。
講義ページはわかりやすく書かれていて初学の人でも躓きにくいです。
しっかり読んで理解しておけば問題は必ず解けるようになっているので、講義ページを読むことにフォーカスしてください。
基礎問と章ごとにやっていく想定ですが、浪人生や受験生で時間がとれる場合はまとめて入門を終わらせてから基礎問に入るのもアリです。
個人的に重視してほしいのは、“精講”と“コメント”です。
特訓で見ていても読んでいない生徒が多いです。
「とりあえず公式を覚えて問題だけ解けるようにしてきた。」という状況だと、自分はできた気になっているが根本的には理解できていなくて、
「問題の難易度が上がると解説を読んでも理解できない。」と後で大変な思いをすることになります。
僕のおすすめは“コメント”です。例えを使った内容の補足、注意してほしいポイントやどういう考えでそうなるのか、などが書かれています。
飛ばしがちなところですが、ここを読めばより理解できると思うので飛ばさず読んでほしいです。
基礎問題精講
基礎的な問題集で概念的な説明はありませんが、量がコンパクトで周回しやすく、解説もかなり丁寧です。
入門で学んだ知識を使っていろいろな典型問題に触れながら、解答のパターンを覚えていく問題集です。
「チャートなどの分厚くて網羅度の高い参考書をしたほうが良いのでは?」と思う人もいるとは思います。
もちろん完璧にできるのであればそのほうが良いですが、できない人がほとんどです。
とりあえずチャート1周終わらせるくらいなら基礎問を3周でもしておくほうが必ず力が付きます。
僕も現役時は基礎問と共通テスト予想問題だけで本番8割取れています。
少ない問題で得点がとれるのでコスパがかなり良いです。
この参考書は注意点がいくつもあります。
1つ目は時間をかけすぎないことです。
実際の塾生で多いのが、基礎問1問に1時間かかりました。というパターンです。
このレベルの問題はよく考えて解くものではないですし、考えて分かるものでもないので、
数分考えて分からない場合は解説を見て理解してください。
解説がやや省略されていてわかりづらい問題もあるので、質問して全部理解してください。
2つ目は暗記しないことです。
解答のパターンを覚えてくるとは言いましたが、
問題とその解答をそのまま覚えているだけの生徒がいます。そういった生徒は同じレベルで初見の問題をさせると手が全く動かないです。
やってほしいことは「問題文・与えられた条件・求めたいもの」から解法を出すことです。
「この問題はこう解く!」ではなく「こういった形の問題に対するアプローチはこんなのがあって、今回はこれで解く!」となるのがベストです。
3つ目は問題を捨てないことです。
この問題どうしても苦手だから…どうしても理解できないから…と1個でも問題を捨てるのはNGです。
基礎問自体、問題が厳選されているのでそこからさらに削ってしまうと頻出問題が解けなくなる可能性が高いので必ず全問題できるようにしましょう。
ドラゴン桜式 数学力ドリル
今年からルートに追加された計算練習用の参考書です。
当たり前にできてほしい公式の計算を早く正確にできるように採用しています。
問題難易度は入門レベルです。入門と並行していて詰まる場合は理解が足りていない可能性があるのでもう一度よく入門を読みましょう。
計算ミスをよくする生徒が多いので、必ず計算する練習をしてほしいです。
坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本
ベクトルが学校の授業などである程度理解できていて、基礎問からでもいける人は飛ばしても構いません。
ベクトルだけでこの厚さの本をやるとなると網羅度は高いですが少し時間がかかるので、
旧課程版の入門でベクトルをやるのもおすすめです。
大学入試数学 落とせない必須101題スタンダードレベル
ⅠAⅡBの日東駒専レベルで重要な問題を101題にまとめている本です。
基礎問で学んだ解法パターンや考え方を応用できるかどうかを確かめる問題集です。
初見正答率が7割を超えていれば、基礎問の内容がしっかり身についています。
逆に7割を下回る場合は、できていない分野を見つけて基礎問をやりなおしてみましょう。
その時は基礎問の演習もできるとベストです。
まとめ
どの参考書をやるかはもちろん大事ですが、その参考書をどうやるかも非常に大事です。
何も考えずにただやっているだけだと意味がないので、
今回お伝えしたような注意点に気を付けながら参考書学習を進めましょう!
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