こんにちは!
武田塾丸亀校講師の開です。
今日は武田塾の英語ルートについて解説します。
丸亀高校の受験生はもう勉強を当たり前に始めている時期だと思います。
周りを見てみると出来る人が多くて、自分がついていけていないのでは…?と不安になる人もいるかもしれません。
そんな人にこそ見てほしい今回の記事です。
今回は英語の基礎レベルにあたる基礎徹底ルートと日大ルートについて解説をします。
特訓中に講師がどういうところを見ているかも合わせて説明するので参考にしてください。
あと勉強の意欲が高い1.2年生も読んでもらえると嬉しいです。
基礎徹底ルート
まずは基礎中の基礎にあたる「基礎徹底ルート」から解説します。
基礎徹底ルートから始める目安は次に示すとおりです。
▽こんな人は基礎徹底ルートから始めよう▽
・全国偏差値50台の人
・中学時代から英語を苦手としている人
・英語が伸び悩んでいるひと
中学版システム英単語/中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
高校英語の前に、中学英語で躓いている人はいませんか?
英語は積み重ねの科目。中学内容で積み残しがあると高校英語でも伸びてきません。
公立高校入試で35点以下の人はここから始めてもいいかもしれません。
これらの参考書は中学3年間の内容を学びなおせる参考書になっています。
まず、中学版 システム英単語は文字通り中学3年間で習う英単語が収録されています。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすくは文法の参考書です。
ページを開くと左側に講義ページ、右側に問題があります。
英語に苦手意識がない人は、いきなり右側の問題から解いていきます。
間違えた分野があれば、その分野に該当する講義ページをしっかり読み、解きなおしを必ず行いましょう。
一方で、英語が苦手だなと思う人は左側の講義ページを読んでから、右側の問題を解いていきましょう。
間違えた問題は必ず解きなおしを行います。
また、左側の説明を自分の言葉でいいのでできるようにしましょう。
特訓中はその参考書がしっかり使えているかを確認するため、左側の講義ページの説明がちゃんとできているかを確認します。
また、解きなおしを行っているか確認するためノートチェックを必ず行います。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
中学内容はできている!という人は高校入門レベルから。
うってつけなのは絶対コレです。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】は授業形式で読めば分かる講義系参考書です。
英文法の範囲全体を網羅しているわけではありませんが、基礎的な英文法がまとめられているので、効率的に学ぶことができます。
読めば分かるというだけあってか、読んで終わってしまう人が多いです。
この参考書は各文法のテーマを説明できることを目標にしています。
そのため、読んで終わりではなくて、そこから本を閉じて内容を説明できるかまで確認するようにしましょう。
ここで手を抜くと、後々の勉強で詰まってしまうため、妥協せずに取り組みましょう。
特訓では、問題の解説ができること、講義ページのポイントが覚えられているかを特に注意して確認しています。
また、解きなおしができているかの確認としてノートチェックを行います。
それに加えて、参考書に間違えた問題をチェックしているかも確認します。
間違えた問題をできるようにするためには、何度も繰り返すことが大事ですので、効率よく回せるように必ず参考書にチェックを入れておくようにしましょう。
英文法パターンドリル/高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。
大岩の内容はOK!でもまだ不安が残る…そんなひとは英文法パターンドリルを次に入れましょう。
ドリル形式の参考書で、大岩で学んだことをアウトプットする参考書になります。
大岩では暗記を中心的に行うのですが、それだけではその知識をどのように使うのかをイメージしづらいことが多いです。
パターンドリルでは日本語を見て英文を組み立てていくことで、大岩で得た知識の定着を図ります。
文法が完成したらいよいよ解釈へ
英文読解ひとつひとつは英文から日本語訳を行うことが中心となっている参考書です。
大岩で学んだ文法知識が長文でどのように役立つのかをイメージさせることを目的としています。
特訓では、ノートチェックを行い、時制のミス、語順の違い、三単現のsのつけ忘れなど、細かいミスをスルーしていないかを確認します。
細かなミスの意識づけは厳しく行います。
英文読解の方は特に、訳の暗記になっていないかを確認するため、SVOCや句、節を意識して解けているかを確認するようにしています。
ただ、今の時点でこれを完璧にできることは求めず、あくまで意識づけとなるようにしています。
地方私立大志望の人は…
丸高生で第1志望にしている人は少ないかもしれませんが、地方の私立大学を志望している人はここから以下の参考書に入ってください。
単語:システム英単語Basic
熟語:速読英熟語
長文:怖くない英語出題パターン別長文読解/英語長文7レベル別問題集3
システム英単語Basic/速読英熟語
さらに語彙力を強化するために使用します。
こわくない英語出題パターン別長文読解/英語長文レベル別問題集3
英文読解ひとつひとつで一文を訳す練習を行ったので、次はこれらの参考書を使い、易しめの長文に挑戦して、長文に慣れてもらいます。
日大レベル
いよいよ日大レベルです。
日大レベルと銘打っていますが、英語の基礎レベルに該当します。
日大レベルが終了後、国公立志望の人は共通テスト対策や地方国公立ルート、私立志望の人はMARCHルートを進めてください。
単語:システム英単語/英単語ターゲット1900/必携英単語LEAP
単語帳は3冊からの選択となります。
これらの単語帳は大学入試を分析し、出題傾向が高い順にまとめられています。
日大レベルであれば、シス単は1‐1200、ターゲットは1-800、LEAPは1‐1400の範囲を何度も繰り返し暗記していきます。
武田塾では1日100個の暗記を標準ペースとしています。
1日100個と言われれば、厳しそうだと感じるかもしれませんが、やり方を知ることで難なく乗り越えられるようになるかと思います。
特訓では、暗記の仕方がちゃんとできているかの確認、1単語の訳を2秒以内で答えられているか?を特に注意しています。
▼ワンポイントアドバイス▼
学校で配られているからという理由で、いきなり日大レベルの単語帳に入るのは一旦Stop!
中学英語や高校1年生の単語からつまづいている人は、無理せずシステム英単語Basicなどレベルを落とした単語帳から取り組むのが推奨です。
熟語:速読英熟語/英熟語ターゲット1000
次は熟語帳です。
英単語が1周した時点で始めていきます。
熟語になると暗記に苦労する人が増えてきますが、頑張って覚えていきましょう。
特に私大志望の人は、空所補充で狙い撃ちされることがあるので必須レベルです!
また、速読英熟語に関しては、文章が載っており、文章内で熟語を覚えられるようにつくられていますが、最初は文章をスルーして、熟語を覚えることを優先してください。
武田塾丸亀校では速読英熟語を推奨しています。
改訂版となり音源がQRコードから読み取れるようになったためです。
シャドーイング用の参考書としても使えるのでおすすめです。
大岩のいちばんはじめの英文法
単語と並行して行います。
基礎徹底ルートから始めた人はカットします。
英文法ポラリス1
ここから日大レベルの核となる参考書の登場です。
英文法ポラリス1は文法のインプット用参考書です。
4択の文法問題集になっており、全375問あります。
文法のテーマごとにまとめられており、各テーマ、初めに文法の説明ページ、その次に演習ページとなっています。
1周目は講義ページの理解と問題の解説ができるようにしてください。
2周目は講義ページのポイントを暗記します。
1周目は講義ページのポイントを暗記までする必要はありませんが、この参考書の分かりやすいポイントである「英語の核心」はこの時点で覚えてほしいところ。
この参考書を進めていくうえで特に注意してほしいのが解く過程をスキップせずに解いていないか?ということです。
テーマごとにまとめられているため、それをヒントに解いてしまったり、4択なので正解の番号を覚えてしまったりなどの解き方は×です。
必ず、解答を理由付きで解説できることを完成基準にしてください。
理由付きで解説できることが目標です。
理由付きで解説ができているかどうかの確認として、英文法ファイナル演習ポラリス1(通称:黒ポラ)を演習用で解くこともできます。
テーマがバラバラ出題されるため、知識定着を確認できます。
また、文法問題そのものの解き方に慣れるという目的で使うのもありでしょう。
英文法・語法Vintage
英文法ポラリス1の次に使う文法の参考書です。
受験で出る文法を網羅することを目的として使用します。
MARCHや早慶、国公立を目指すとなると、ポラリス1だけでは文法知識がまだ足りません。
日東駒専の問題でももう少し足しておきたいところ。その足りない分をVintageで補っていきます。
範囲は文法・語法のところだけですので、長文に入るタイミングでとりかかっていきましょう。
動画で分かる英文法英文法[読解入門編]
英文法ポラリス1が終わったらこれを取り組んでください。
24年ルートから入った英文解釈の参考書になります。
1文の英語を正確に解釈し、訳せるようになることが目標です。
各テーマごとに動画があり、それを視聴して学ぶことができます。
また、テーマごとに演習問題があり、Lessonのところで一文ごとの役割の見抜き方を学び、Exerciseのところで学んだことをアウトプットする練習を行います。
特訓では、例文に解釈を振れるか、ノートに訳を自力で解けるまで解きなおせているかをチェック。なぜその構文になるのかを説明できるかも確認します。
また武田塾丸亀校では、基礎徹底レベルからスタートした人に関してはこの参考書をカットするか入れるかを生徒の状況によって判断しています。
入門英文問題精講
英文解釈の演習用参考書になります。
動画で分かる英文法で文の役割をマスターした後に取り組みます。
全部で72題あり、3~5行ほどの文章で作られており、それら全てを完璧に訳せるまで勉強します。
この参考書に取り組んでおくことで、長文に入ったときに、訳が雑にならず丁寧に読む癖が身につき、正確な訳を取れるようになります。
解説はQ&A方式になっており、文を訳していくうえで、理解しておかなければならないことがまとめられています。
このAを自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
分からない単語があればすぐに調べてもOKです。ただし、構文通りの正しい訳をしっかり行うことを意識してください。
特訓時によく説明するのが、「訳して満足しないこと」を挙げています。
文構造がとらえられているならば、直訳でも問題はないです。
しかし、その直訳の意味が理解できなければ意味がありません。
解説は意訳になっていますので、直訳→意訳に書き換えられるかまで確認しておくと、長文読解で「訳せるのに意味が理解できない」という現象を防ぐことができます。
長文:関正生のThe Rules英語長文問題集1/関正生のThe Rules英語長文問題集/関正生の英語長文ポラリス/
ここまでが長文に入る下準備。
いよいよ長文問題を使って、演習ターンに入っていきます。
どの長文問題でも「振り返り」を意識して、勉強を進めてください。
解き方の大まかな流れとしては、
①長文を読む
②問題を解く
③答え合わせを行う
となります。
さらに具体的な進め方としては、
①長文はコピーして全文へSVOCを振る。苦手な人は全文書き出しましょう。
②最低限頭の中で訳をしていき、分からない単語や文章が出てきたら、マーカーで印をつけておきましょう。また。単語はリストを作ってまとめて、後で復習できるようにしておきましょう。
③不明な点を潰して、完全にマスターするまで解釈の勉強を続けます。分からない部分は今までの参考書に戻って、復習するようにしてください。
また、音読も必ず行ってください。
1日最低10回は音読するようにしましょう。
音読を行う意図としては、速読力とリスニング力の向上です。
速読力を養うためには、英文を左から右に読みながら頭の中で訳を取り、イメージをすることが必要になります。
音読では返り読み(右から左に読む)はできないため、左から右に読む習慣が速読力の向上につながります。
特訓では、
・長文をコピーして解釈できているか
・分からなかった単語や文章にマーカーで印を付けられているか
・分からなかった単語をリスト化して覚えているか
・音読を行ってきているか
・長文を訳せるかを確認。文中からランダムに指定し、訳をしてもらいます。その際文法/構文、重要ポイントが分かっているか
これらをチェックします。
最後に:香大や関関同立志望生の進捗目安
これを見てくれている丸高生は、最低でも香川大とか、3科目なら関関同立に…!と思っているのではないのでしょうか?
今、全国偏差値50前後で、これから頑張るという人は以下の時期を一つの目安にしてください。
香川大学志望
基礎徹底ルート完成:6月末
使用参考書:大岩→読解ひとつひとつ
日大ルート完成:8月末
使用参考書:英文法ポラリス1→入門英文問題精講→Rules1→Rules2
共通テスト対策:9月初週~
GMARCH/関関同立志望
基礎徹底ルート完成:6月末
使用参考書:大岩→読解ひとつひとつ
日大ルート完成:9月半ば
使用参考書:英文法ポラリス1→入門英文問題精講→Rules1→Rules2→長文ポラリス1
MARCHルート:10月末
使用参考書:解釈ポラリス1→Rules3→長文ポラリス2→GMARCH&関関同立の英語
もし、自分で進めるのが不安だ。こんなにたくさんの量ができる気がしない。
でも現役合格にこだわりたい。
そんな丸亀高校の生徒がいたら、気軽に無料受験相談に受けに来てください!
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