こんにちは
武田塾丸亀校講師の開です。
今日は国語についてお話しします!
「え?理系なのに国語?」と思った人。
正しい反応です!
理系=国語が苦手なイメージがあると思います。
実際理系の学生で、国語の勉強に苦労している人も多いのではないでしょうか。
そこで、私が受験生の時に実践していた国語学習戦略を紹介したいと思い、ブログを書きます。
国語の重要度は志望校によって異なる
まず、受験する大学によって国語の重要度は異なります。
大半の理系大学は外国語・数学・理科が二次試験での必須科目となりますが、
東京大学、京都大学、名古屋大学などの難関国立大学などでは、国語は共通テストだけでなく、二次試験でも必須科目となります。
数学などの必須科目で点数が取り切れていない、国語の配点がほかの科目に比べて低い場合は、必須となる科目を優先しましょう。
理由としては、
配点の高い科目で国語の失点分をカバーできるというのと、
国語は共通テストでのみ使用することが多くは二次試験でも利用することが多いため、
長期的にみて重要度が高いからです。
国語は「合格しやすくする科目」であるのに対し、数学などは「合格に必要不可欠な科目」であることに注意してください。
じゃあ、国語の勉強を全くしなくていいかというとそうではありません。
先ほども述べた通り、点数が取れればおいしいですし、取れなければその分差をつけられることになります。
最低限するべきことに絞って、うまく勉強を進めていきましょう。
ポイント
・優先度は数学や英語より低い!
・だけど得点することで優位に立てる!
・最低限絞って勉強を進めよう!
勉強時期は夏休みがベスト
まず、国語の勉強を始めるのに最適な時期は夏休みです。
頑張れば12時間程、勉強時間が取れます。
今まで数学や英語に時間が取られて国語に手を回せなかった分を夏休みに取り戻しましょう。
また、夏休みが終わった後、理科や社会の勉強が入ってくると、国語にかける時間が減ってしまいます。
(夏が勝負!)
最低限取り組むこと
国語の勉強を進めていくにあたって、重要度の高い項目を4つほど挙げます。
①古文単語の暗記
②古文助動詞の接続と意味を暗記
③漢文の重要句法の暗記
④現代文の読み方を練習する
①、②:古文単語と助動詞はいわば文の最小単位。
これらを暗記せず文を読むのは、丸腰でボスに挑むようなものです。
勝てるはずがありません。
最低限の武器をそろえてやっとまともに戦えます。
単語は意味、助動詞は意味と接続と活用形を2秒ぐらいで答えられるまで、繰り返し暗記していきましょう。
暗記するといっても、英語に比べれば単語量は少ないですし、文法も英語ほど多くはありません。そう考えると少しはハードルが下がるかと思います。
③漢文の句法に関しては出てくるモノはたいてい決まっていますし、それほど多くはありません。
後で紹介する参考書を完璧にすれば大丈夫かと思います。
④現代文に関しては、勘で解いている人が多いのではないでしょうか。
しかし、現代文にも読み方、解き方、正答率を上げるテクニックというのはあります。
それらをまずは参考書で覚えて、実際に読むときに使ってみましょう。
とはいえ、文章を読むことに慣れていないと活字に拒絶反応が出る人もいるのではないでしょうか。
そのため、普段から文章を読むことをお勧めします。
読解力を上げるのに手っ取り早いのはやはり読書をすることだと個人的には思っています。
勉強の合間の休憩時間などに、何か一冊本を読んでみてはいかかでしょうか。
漢文 → 古文 → 現代文の優先順位
国語の中での勉強する優先順位は、漢文が一番優先
次に古文、そして現代文という順番です。
もちろん並行して勉強できるのであればそれに越したことはないのですが、どうしても時間がないといった場合に、点数が伸びやすいと思われる科目から優先的に勉強していく方が圧倒的に効率がいいです。
三好校舎長からのTips
こんにちは!三好です。
基本的に古典に関しては本来古文→漢文の順番で勉強を進めることを推奨しています。
これは漢文より古文の方が完成に時間がかかるためというのが1つ
そして古文文法は漢文でも使用するというのが1つです。
つまり開先生のいう「漢文から勉強しよう」というのは、
「古文の方が完成に時間がかかる」ことを逆手に取った方法と言えます。
時間の無い理系の学生がいかに効率良く国語で点数を取ることを考えた策ですね。
おすすめの参考書
現代文
現代文は「柳生好之の現代文プラチナルール」です。
この本に書いてあるプラチナルールを覚えることで、現代文の読み方、解き方が身につきます。
古文
単語帳は「古文単語ゴロゴ」です。
なんといってもゴロとイラストがついているので、暗記が苦手な人でも、音読などと一緒に繰り返すことで効率的に暗記してくことができます。
文法は「富井の古典文法をはじめからていねいに」がおすすめです。
語り口調で内容も優しく語ってくれているので、苦手な人でも取り組みやすいかなと思います。CDもついているため、耳で聞いて暗記することもできます。
漢文
「漢文早覚え速答法」一択です。
この参考書独自の "いがよみ”や、”これだけ漢字”を暗記するという、漢文の点数を効率的に上げられるよう簡潔にまとめられた参考書です。
最後の方には、音読ページがあり、それを繰り返し音読していくことで、さらに効率よく漢文の勉強を進めていくことができます。
国語の補完として他の科目で取り戻す
もし国語の点数が伸び悩んでいる場合は、他の科目で補完することも考えましょう。
特に漢文と古文は伸びやすい傾向にあります。
長期的な視野で考えると、国語の点数を取り戻すために努力する価値があります。
最後に
今日は理系生の国語について話を進めてきました。
国語の勉強に時間を取ることが難しい理系の学生も多いかもしれませんが、優先順位を考え、漢文と古文に力を入れることで点数を取り戻すことができるかもしれません。
数学・英語・理科が得意な方は、それらの科目で国語の失点をカバーする方法もあります。
(2次試験で英・数・理の3科目を外せないという人は、確実に国語より優先するべきです。)
皆さんも自分に合った戦略を見つけて、国語の勉強に取り組んでみてください!
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