みなさんこんにちは
武田塾丸亀校の三好です。
突然ですが、正しい勉強できていますか?
先日の特訓の中で気になることがありました。
それは、「正解している問題なのに説明が出来ない」ということ。
「解説見たら理解出来るんです」というその生徒でしたが・・・
これ、そもそもの発想が間違いなんです。
日々の勉強で目標を持って学習していますか?
ただ与えられた課題だけをこなそうとしていませんか?
今日は目標を持った学習の重要性について語りたいと思います。
今日のターゲット:
・他塾に通っていて宿題に追われている人
・武田塾に通っていて段階突破テストで返り討ちにあった人
・やることはやっているのに成績が伸びない人
日々の勉強の目標を持て
目標を持った勉強とはなにか
これは、その勉強が終わったときにどんな状態になっていればいいかを明確にした上で勉強をするということです。
学校の授業を思い出してみましょう。
黒板の最初の1行目には何が書かれていますか?
「関係副詞を使えるようになろう」
「平方完成が出来る」
このような形でその授業の目標が書かれていますよね。
目標を持つとはまさにこのこと。
自学自習でも、その単元を学び終えたゴールを思い描きながら勉強することが大切です。
目標を持たない=成績が伸びない勉強法
ではテーマを持たない人はどのように勉強をしているのか
様々ありますが、多く見られる2つのパターンを紹介します。
いきなり問題を解いている
何の単元かを理解しないまま、範囲の問題の例題を解く人。
これ、本当に多いです。
既に一度覚えた内容で演習として解いているのであればまだ分かります。
でも今から新しい単元を覚えようというのに、何を学ぶかも分かっていない状態で問題を解き始めるのは効果が出ないです。
正誤にしか興味が無い
「テーマ内容を身についたこと」よりも「問題が解けるかどうか」に意識が向いている人が陥るタイプです。
この手のタイプの人に多いのは、その問題は説明できるけど似たような問題は解けない現象。
問題を解いて○×をつけるだけでは本当に身についたとはいえません。
・合っている問題が正しい根拠で解けているのか
・間違えた問題は何も見ずに解けるようになっているか
この2つを確認するまでが勉強の基本です。
例題を完璧に理解しよう
各単元の最初には例題があります。
この例題は、その章や単元で覚えて欲しい部分を問題として出しています。
つまり、例題の内容を説明できるようになると、単元毎の目標が達成できるようになっています。
最初にテーマを理解した上で、例題を解きましょう。
そうすると「ここが大事」ということを意識して例題を解くことが出来ます。
テーマに沿った覚えるべき内容を注視しながら学習を進めていくので、結果として学習効果が高くなります。
「肘井の読解のための英文法」手元解説動画を例に
では実際にインプット系参考書である「肘井の読解のための英文法」手元解説動画を元に、どういう風に学習をすすめていくといいのかを説明します。
テーマを理解し、目標を設定しよう
まずはテーマ理解からです。
今回は「テーマ11 thatの識別」
このテーマから分かるのは、以下の通りです。
・thatが出てくる
・識別=色んな意味があり見分けられるようになる。
ここから、このテーマ11の目標は「文中に出てくるthatを見極められるようになる」と設定できます。
今からはこの目標を達成することを考えて参考書に取り組んでいきましょう。
例題を解く
目標を設定したら、次は実際に解いてみます。
問題を全て写すと時間がかかるので、コピーを取って解くのがオススメです。
解説を読み理解する
問題を解き終えたら、まるつけをしましょう。
訳が合っているかチェックします。
でも、ここで終わってはいけません!
そんな生易しい話ではないのです。
ここで思い出して欲しいのは、設定した目標!
今回の目標は「文中に出てくるthatを見極められるようになる」です。
ですので、各例題に出てくるthatの働きを理解する必要があります。
Thatの働きに注意して、解説を読み進めていきましょう。
【意識するポイント】
・例題1で出てきたthatはどんな働き?
・例題2で出てきたthatはどんな働き?
ポイントを覚えよう
違いを理解できたら、いよいよポイントの暗記です。
ここが暗記出来ないと「識別できる」という目標は達成できません。
「関係代名詞thatと同格thatの見分け方」が例題1.2の最大のポイント
これはポイント19に書いていますね
この内容をしっかり説明できるようになりましょう。
本を閉じて説明する
一通り覚えられたら、内容のチェックをします
やり方は簡単。本を閉じて説明するだけです。
本を閉じて説明することが出来れば暗記できている証拠となります。
逆にまだ説明できないとなれば腹落ちできていない証拠でもあります。
その時はどこで覚えられていないのかを明らかにし、覚え直しをしましょう。
確認問題を解く
確認問題は例題で覚えた内容を使えるかチェックとして使用します。
覚えた内容のどれに該当するのか考えて解きましょう。
まとめを説明できる
この章のまとめの部分です。
Thatの識別のポイントが要約されています。
この部分を何も見ずに説明できたらテーマ11のゴール「文中に出てくるthatを見極められるようになる」は達成です!
Point
一通り基礎を押さえるには下記6行程を踏んでいきましょう
①目標設定
②内容理解:例題を解く・解説を読む)
③暗記:ポイントの暗記
④暗記度チェック:本を閉じて説明
⑤演習:確認問題を解く
⑥理解度チェック:まとめの説明
おまけ:目標設定しない授業はダメ授業!
私は授業形式の個別指導塾で指導経験があります。
この教える場合でも、「今日の授業のゴール」というのを最初に見せるようにしていました。
これが極めて大切だったと思います。
目標設定のない授業。これ本当に効果が出ません。
だって何のために教えているかが示されていないんですもの。
目的意識を持って学習することと、ただ書かれている内容を理解するのとでは圧倒的に前者の方が速いです。
また、私が世界史を勉強するときも必ず目標設定を心がけていました。
見出しレベルではありましたが、それでも、これを理解するんだという明確な目標を持つことで整理して暗記することが出来たと思います。
これは実際に私が現役の頃まとめた世界史ノート
「自然科学者をまとめて覚える!」という目標設定をして作成した物です。
まとめ
今日はテーマを持って勉強することについてお話しをしてきました。
志望校合格、テストで100点を取りたい、など大きな目標を持っている人は多いでしょう。
同様に、毎日の勉強でも、学習目標を設定することで、1日の勉強の完成度を高くすることが出来ます。
闇雲に問題を解けばOK、というのではなく、毎日の目標を設定してそれが達成できているかを振り返る習慣をつけましょう。
そうすれば、非常に効果の高い学習となること間違い無しです!
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