こんにちは!校舎長の三好です!
公募推薦も近づく時期となってきました。
赤本などを使って過去問を解き進めている人もふえてきたのではないでしょうか?
今日は過去問の分析と実際に近畿大学の公募推薦の傾向と対策についてお話しします!
過去問を解くべき4つの理由
まず、なぜ過去問をといておいた方が良いのか。その主な理由4つについて説明します。
1.出題傾向を知るため
受ける大学の出題傾向を知らないと、日々の学習と入試に出る問題の結びつきが薄くなり、効果の低い勉強になってしまいます。
過去問では2つのポイントにチェックしましょう!
・出題形式: 英語であれば「長文が何題出るのか」「文法問題は出るのか」「英作文は出るのか」など
・出題傾向: 英語であれば「文法は関係代名詞・分詞構文・熟語が空欄補充で問われやすい」など
例えば、早稲田大学教育学部(一般入試)のように全部長文が出題される大学もあります。
そのような場合、英文法ポラリスやNext Stageのような参考書で文法演習ばかりにこだわって勉強しているようでは中々結果に結びつきません。
出題されやすい形式や分野を優先的に対策することで点数アップに直接繋がってきます。
2.時間配分を考えられるようになるため
模試などで時間が足りなかったという経験がある人は多いと思います。
そもそも、どの大問に何分くらいかけられるかという基準を持っているでしょうか?
過去問を解き、大問が全部でいくつ出されるのか、小問が何問あるかを分析しましょう。
そこから何にどれくらい時間をかけられるかを検討することで、各大問にかけられる時間を考えることができます。
自分が決めた時間内で解ききれるようにするために、普段から時間を意識した勉強を行うこと
これにより時間内に解ききることができるようになってきます。
3.自分の弱点や課題を知り解決をするため
過去問を解いた後きちんと分析まで行うと、どの分野・単元で失点しているのか、何が原因で解けていないのかを明らかになります。 そこがあなたの覚え切れていないポイントなのです。
過去問分析で明らかになった弱点を、解決していくことで、最短で苦手の克服ができるようになります。
4.今の自分の実力を把握し、目標の修正や受験戦略をたてるため
過去問を解くことで、今の自分の立ち位置を把握できます。
赤本にはその年の合格最低点や合格平均点も記載されていますし、合格までにはあと何点取らなければならないのかというギャップを明確にすることができます。
残された時間の中であとどれくらい点数をとらなければならないのか。
その点数を取るためにはいつまでにどのラインにたどり着く必要があるのか。
そこから目標を再設計したり受験戦略を立てることで今後の勉強の見通しが立てることも過去問演習をする大きな理由の1つです。
過去問分析のやり方について
では実際に過去問分析はどのように行うのか、その方法についてお話ししていきます。
分析のポイントは大きく3つあります
①なぜ間違えたか
②どうすれば解けるようになるか
③いつまでに解けるようにするか
①なぜ間違えたかを分析する
丸つけの後に、必ず間違えた問題の原因を分析しましょう。
意識してほしいのは、「できる限り具体的に書く」ということです。
【英語長文の場合】
間違えた原因が、「語彙」「文法」「構文」「根拠の見つけ出し(読解の解法)」のどこに原因があるのかを分析しましょう。
それを1問1問明らかにしていきます。
良くない例: 本文が読めなかった。
良い例: 分詞構文の構造が見抜けず、本文の内容を理解出来なかった。
このように分からなかった原因を明確に記すようにしましょう。
②どうすれば解けるようになるか(打ち手を考える)
原因分析の後は、その間違えた原因を解消するために、どのように復習するかを検討していきます。
そして、復習の完成をイメージして、復習のゴールラインを決めましょう。
【英語長文の場合】
分析: 「分詞構文の構造が見抜けなかった」のは分詞構文そのものの説明が怪しかったからだ。
気づき: 文法からやりなおす必要がある。
対策:
・Evergreenの第9章で分詞構文の構造を理解しなおす。
・Next Stageの7章の問題を解き直す。 ゴール: どの問題も解答根拠を説明出来る状態に仕上げる。
③いつまでに解けるようにするか
②で出した解決案を、いつ行うか・いつまでに完成させるか・次に過去問をいつ解くかを決めてスケジュール化をしましょう。
①~③を繰り返して自分が解けなかった箇所=弱点を補強していきましょう!
近畿大学公募推薦 英語の特徴と対策
ここからは、近畿大学の公募推薦で英語の特徴について解説します!
全体の特徴
・大問は全7つ
・解答欄45個
・時間は60分
試験日は2日ありますが、いずれも同じ構成となっており、ここ数年はその形式が変わっていません。
今年もこの形式は続くと思います。
出題形式は文法問題、語彙の空欄補充、長文、会話文など多岐にわたっています。
全体の難易度としては標準的な問題です。 専門知識など発展知識が求められることが少ないので、どの分野も基本の問題を解けるようにしておきましょう!
大問別の傾向と対策
●大問1:会話文の脱文補充
・特徴
日常会話のシーンで脱文を埋めていく問題です。
文脈判断が必要なので多少の読解力も必要となってきます。
・対策
単語・基本文法は抑えておく必要があります。
会話文特有の表現はあまり出てこないのでそこまで対策しなくても良いです。
単語は速読英単語、文法はNext Stageの19章までを完成していれば十分に解けるだけの力は身に付きますので、これらを完成させましょう!
●大問2:英文の空所補充
・特徴
150字弱程度の英文を読んで、その内容に沿った空欄を適宜補充する問題です。
・対策
単語力として意味だけでなく品詞まで抑えておく必要があります。
動詞は動名詞・分詞化しているものもあるので、文法「動名詞」「分詞」の単元の復習や動詞の活用形を正しく覚えているかをチェックしておきましょう。
●大問3:4択の空所補充問題
・特徴
一文の空所補充問題です。選択肢が4つ与えられ正しい選択肢を選ぶ問題です。
文法問題だけでなく、熟語の一部が抜き出されている問題もあります。
・対策
Next Stageなどの文法問題集で基礎文法を正しく解けるようになっていればOKです。
熟語問題も出ているので、速読英熟語などの熟語の参考書を完成させておきましょう。
演習問題として旧センター試験の大問2を解くのもおすすめです。
●大問4:同じ意味の文章を選択する問題
・特徴
設問文の言い換えを選択肢から選ぶ問題です
・対策
この問題は「熟語」の完成度と言い換え問題の対策が求められます。
言い換え・同義語の表現を熟語帳や文法問題集で対策しておきましょう。
特に熟語の完成度で左右されるので、過去問を通じて知らない熟語も覚えるようにしておきましょう。
●大問5:定義に当てはまる語を選択する問題
・特徴
(a)は英英辞典の内容、(b)はその単語の空欄補充で、ともに当てはまるものを選ぶ問題です。
・対策
単語力が問われる問題。大問2と違いこちらは単語の訳が問われています。
選択肢に出てくる単語の意味は抑えておきましょう。
速読英単語やターゲット1900のような単語帳に出てくる単語の意味を正しく覚えておきましょう。
●大問6:整序問題
・特徴
文法の並べ替え問題です。
・対策
Next Stageの文法・語法は仕上げておく必要があります。
その上で、「英語整序問題精選600」のような整序問題だけを取りそろえた参考書で対策をするとより良いでしょう。
この手の問題は対策本がたくさん出ているので、どれか1冊でも完成させておくと心強いです。
●大問7:長文問題
・特徴 600-700字程度の長文問題です。
設問は各段落の内容合致、傍線部の内容説明、全体の要旨の3パターンが出題されています。
・対策
Solution1など長文対策用の参考書を仕上げておきましょう。
特にSolution1に出てくる読解ポイント・論理ポイント・構文ポイントの3つを抑えておくとスムーズに読めるようになります。
また段落内容の問題は、段落をトピック毎にまとめる練習をしておくと良いです。
ハイパートレーニング1.2ではトピックを段落ごとにまとめてくれているので余裕がある人はやっておくべきだと思います。
今回は過去問についてお話ししました。
いよいよ今年も受験シーズンが始まります!過去問演習を行い、志望校合格をグッと手繰り寄せましょう!
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