国公立二次試験まで残り1ヶ月弱となりました。
ここまできたら、残り期間は完全燃焼しましょう!
ところで、この記事を見ているあなた。
数学の二次試験対策は、うまく進んでいますか?
おそらく、この記事を開いたということは、あまり進んでいないのではないでしょうか?
今回はそんなあなたに、数学の二次試験対策を紹介します。
試験本番までに何をすべきかを、具体的にまとめています。
具体的に何をしたら良いのか分からない、そんなあなたでも大丈夫。
この記事を参考に、ぜひ前期試験合格を勝ち取ってください!
二次試験の各科目の目標点を決めよう!
対策に取り掛かる前に、まずは目標点を設定しておきましょう。
赤本や大学の開示情報サイトなどで、二次試験の合格者平均点を調べましょう。
それに、共通テスト判定でボーダーとの差を合算し、自分が二次試験で取っておきたい点数を確認するのです。
岡山大学工学部 環境・社会基盤系 を受験するAくんの場合
Aくんは共通テスト判定でボーダーとの差が5点アドバンテージがありました。
岡大の情報開示サイトで調べたところ、二次試験の合格者平均点は777.5点でした。
5点アドバンテージがあるので、二次試験の目標点を773点(端数切り上げ)とすることに決めました。
なぜ二次試験の合格者平均点を目標点設定で参考にするかというと、今年の共通テストのようにボーダーがどう転ぶかわからなくても、さすがに二次試験の合格者平均点さえ取っておけば、仮に二次試験が難化、易化したとしても十分合格できる得点だからです。
次に受験校の過去問演習を2~3年分ほど行ない、今の自分がどの科目でどれぐらい取れそうなのかを確認しましょう。
例えばAくんは「岡山大学工学部 環境・社会基盤系」の過去問平均点が、
英語:200/300点(66%)
数学:230/500点(46%)
理科:320/500点(64%)
で、あと23点積み上げないといけない状態だったとします。
このような状態だと、とにかく数学の勉強時間を増やすため、比較的できている英語や理科の勉強を調整したほうが良いでしょう。
このようにどの科目にどれくらい時間を割くべきかが分かるので、目標点を先に決めておくことはとても重要です。
なお、人によって苦手科目や得意科目があり、どの科目も平均的に得点を目指していくのは効率が悪いです。
過去問を解いていて、
「比較的、生物は点数は出ているけど、苦手な数学を伸ばすより生物はまだ伸ばせる余地がある」
と思ったら、数学の勉強時間はそれほど増やさず、生物の勉強時間を減らさないほうが良いでしょう。
いずれにせよ、総合でどうやったら目標点を超えられそうかという発想を起点として、各科目の目標点を決めていきましょう。
どの単元から取り組むべきか優先順位をつけよう
目標点を設定するときに、過去問を2~3回分、解いてもらったと思います。
そこで、どの単元から出題されているのかをリスト化してみましょう。
例えば、毎年出題されている単元があれば、その単元を最優先に勉強していきましょう!
逆に、5年に一度しか出題されないような単元は、仮に自分が取れてないとしても優先順位は下げても構いません。
限られた時間を効率的に使うためには、単元ごとの優先順位を決めておくのはとても重要です。
特に
「まんべんなく学習を進めているために、1日の時間が足りない」
なんて方は特に過去問の傾向を見ておきましょう。
例えば、あなたなら以下のどちらを優先的に対策しますか?
毎年出題されている2次関数の問題
5年に一度出題されている整数の問題
おそらく、ほとんどの人が2次関数の対策をするはずです。
なぜなら、整数よりも出題頻度が高いため対策が優先されるからです。
このように、過去問の傾向から単元ごとに優先順位をつけることは、少ない時間で効率よく得点するためには必須です。
単元ごとに自分なりの解法パターンを作ろう
優先順位の高い単元から、自分なりの解法パターンを作りましょう。
なぜなら、以下の2つのメリットがあるからです。
初見問題でもどこに着目すべきか分かるようになる
時間を短縮できる
初見問題でもどこに着目すべきかわかる
初見問題が解けない受験生の多くは、まず何をすべきかが分からないケースがほとんどだと思います。
そんな方にオススメの勉強法が、「単元別に自分の解法パターンを作る」です。
なぜ自分の解法パターンを作ると初見問題が解けるようになるかというと、解法がすぐに思い浮かぶようになるからです。
例えば、「2次関数」であれば、ほとんどの人が関数を平方完成しますよね。
同様に、微分の単元であれば関数を微分、ベクトルの単元であれば始点をそろえると思います。
単元別演習ではできていたことが、複雑な初見問題になった途端、手が止まってしまう生徒をたくさん見てきました。
そこで初見問題を解くために必要になるのが以下の2つです。
単元別の解法パターン
問題がどの単元なのかを判断する能力
「単元別の解法パターン」は、基礎問題精講の例題を解いて自分なりの解法パターンを作りましょう。
「自分なりの解法パターンが作れない…」
なんて人は、解説で解法を丸暗記しましょう。
ただし、理解を伴わない暗記だと解けるようになりません。
理解したうえで暗記するようにしましょう。
例えば…
2次関数の問題で平方完成する理由は「頂点の座標」がわかるから
関数を微分するのは、関数の増減を調べるため。
このように一つ一つの作業に意味があります。
これらを意識して解法パターンを暗記するようにしましょう。
オススメの参考書はこちら。
基礎問題精講
ただし、苦手単元だけ演習するようにしてください。
おそらく、共通テストを終えた受験生で二次試験で数学を使おうとしていることは、ある程度基礎が身についていることだと思います。
ですから、自分が苦手、かつ受験校の二次試験で出題頻度が高い単元から演習するようにしてください。
もし、時間に余裕がある人は、CanPassで応用力も鍛えましょう。
テスト時間は大学にもよりますが、理系であれば2時間程度あります。
2時間あるといっても、人によっては時間が足りないこともしばしばあるでしょう。
そんな方には、先程紹介した「自分なりの解法パターンを作る」のがオススメです。
数学のテストで最も長いのが解法を考えている時間だと思います。
ですから、時間内に問題を解き終えるためには、解法を考えている時間を短くしなければなりません。
解法が思いつかなくて時間が足りない人は、自分なりの解法を作るようにしましょう。
問題がどの単元の知識を問われているのかを判断できるようになろう
問われた問題が、どの単元の知識を使って解く必要があるのかを判断できるようになるには、実践レベルの演習が必要です。
数学は、英語や国語と違い、問題演習がそのまま過去問対策にもなります。
問題演習に取り組むときには、最初にどの単元の知識を問う問題であるのかを考えてから解くようにしましょう。
先ほど挙げたCanPassがオススメです。
国公立標準問題集 CanPass
まだまだ数学の二次試験対策でやれることはある!
数学の二次試験対策をまとめると次のとおりです。
各科目の目標点を決めよう!
単元ごとに自分なりの解法パターンを作ろう!
どの単元の知識を問われているのかを判断できるようになろう!
残り1ヶ月を切りましたが、まだまだ成績は伸びます。
最後まで諦めずに頑張ってください。
不安な人は、ぜひ武田塾丸亀校の無料受験相談にお尋ねください。
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