みなさんこんにちは!
武田塾丸亀校の三好です!
そろそろ国公立前期入試ですね!みなさん、対策はどうですか?
後期によく多いのが小論文。
武田塾丸亀校でも小論文で国公立受験をする生徒さんがいらっしゃいます。
つい先日合格体験記で取り上げた生徒も、小論文を入試で使用しました!
そこで今回は、武田塾丸亀校で教えている小論文指導のサワリをお伝えします。
前期、後期試験で小論文が出題される大学を受験される方は、ぜひ見てください。
小論文にも型がある!
小論文とは、与えられたテーマに対し、自分の意見とその理由を論理的にまとめた文章を指します。
作文や感想文と異なり、自分の意見や考えを読み手に理解してもらうため、「筋道を立てて分かりやすく伝えられているか」で評価されます。
実際、合格レベルの答案には「型」があります。
しっかりと「型」に沿った答案が書けるようになれば、合格水準の答案を安定して作成できるようになります。
今回は、「最初に覚えてほしい」小論文の書き方を紹介していきます。
これから小論文の勉強を始める人は、まずはこのとおりに書けるようになりましょう。
はじめに結論を書こう
答案の書き出しには、必ず「結論」を書きましょう。
結論とは「自分の意見や主張」です。
大学受験の小論文では、様々な出題パターンがあります。
しかし、どのような問いかけに対しても、必ず答案の最初は「結論」から書くようにしましょう。
理由から書き始めると、冗長な印象になってしまいます。
また、採点官に言いたいことが伝わらない恐れもあります。
日本人の習性なのか、回りくどい言い方をしたり、言いたいこと濁している文章をよく見かけます。
小論文では、ズバッと結論を言い切るようにしてください。
論理的かつ客観性があれば問題なし
例えば「選択的夫婦別姓に賛成ですか?」という問題があったとします。
「反対です」という意見にすると、保守的な意見と評価され、「採点官が肯定派だったら減点されるのでは?」という不安があるかもしれません。
しかし、結論から言うと、その解答が論理的で客観性があれば、結論の内容で評価は変わりません。
これは逆に、他の問題で「〇〇について意見を述べなさい」と言う場合で、なにか斬新なアイデアを述べたとしても、それ自体が加点になるわけではないということです。
どんな主張であれ、筋が通っていることが一番大切です。
ですから、ありふれた内容でも、論理的かつ客観性のある文章が書ければ問題ないので、気負わず取り組みましょう。
結論に至った理由を書こう
結論の次は、その理由を書きましょう。
自分の意見や主張を言って終わりでは、作文と変わりありません。
それだと、「それはあなたの感想ですよね」状態です。
そこで、自分がそのように考えた理由や根拠を説明しましょう。
この理由も、ただ自分の意見を出すだけではいけません。
採点基準の上で大切になってくるのが、その理由や根拠が
(1)「論理的かどうか」 と
(2)「客観性があるかどうか」 です。
理由の辻褄を合わせる
「論理的かどうか」は、結論と理由の辻褄が合っているかということ。
例えば
「スマートフォンは勉強の助けにもなる」
という自分の意見をサポートする理由に、
「スマートフォンのアプリは充実しており、動画やゲームを無料で楽しめる」
と書かれていたらどうでしょうか?
自分の意見をサポートするはずが、逆に否定しているようにも読めますよね。
このようにまとめると、読み手は混乱してしまいます。
ですから、まずは自分の意見に対し、読み手が納得できる理由になっているかを確認しましょう。
この場合なら、
「スマートフォンには、タイマーやスケジュール管理といった、毎日の勉強管理に役立つツールがたくさんある」
と、肯定的な内容でまとめておくと読み手も納得できる理由になるでしょう。
対策としては、あらかじめ答案に書きだす前に、結論とそれを支える理由を箇条書きにメモしておくことです。
メモで結論と理由の辻褄が合っているのを確認し、それから文章を作成するとミスはなくなります。
データや研究結果を根拠にする
「客観性があるかどうか」は、誰もがそうだと納得できる内容になっているかです。
誰もが納得できる理由にするには、データや研究結果など、事実を根拠にすること。
例えば、
「再生可能エネルギーの割合を増やすべきだ」
という意見に、
「2018年度の国内エネルギー自給率は11.8%にまで下がっており、他国からの輸入に頼っている。
そのため、社会情勢の変化により必要なエネルギーを得ることができない恐れがある」
との理由があると、納得感がありますよね。
さらに、こういった客観的事実に加え、実際に自分が体験したことなども付け加えられると、よりオリジナリティーのある解答にもなります。
反対意見とその反論を書く
そのうえで、理由のあとに反対意見とその反論を書くと、より客観性や説得力の増す答案になります。
さきほどの例でいえば、
「たしかに再生可能エネルギーは、気候条件によって発電量が大きく左右される。
そこで、様々な再生可能エネルギーを組み合わせることで、主力電源にすることが可能になる」
と加えれば、しっかりと反対意見をふまえたうえで、自分の意見を述べることができていると評価され、大きく点数を伸ばすことができます。
答案の流れ
答案の流れとしては、
1.主張
2.主張の根拠
3.反対意見とその反論
4.まとめ
の型でまとめましょう。
なお、まとめは、1.~3.で書いた内容と全く同じ文章を書くのではなく、表現を言い換えたりして、より洗練された文章となるよう、工夫しましょう。
とはいえ、一朝一夕でできるものではありません。
何度も何度も書き直し、ようやく合格レベルの答案が書けるようになります。
ですから、小論文は定期的に書いていってください。
問題集を何度も解きなおすのと同じです。
またより良い解答を書くためには、日頃からニュースを見たり、小論文のネタ本などで社会情勢に関する知識を仕入れることも重要です。
アウトプット並行してインプットも、他の受験勉強の妨げにならない程度にやっていきましょう。
小論文を書いたら、誰かに見てもらおう
小論文を書いたら、必ず誰かに見てもらうようにしましょう。
誰かに添削してもらうことで、小論文の実力は付いていきます。
学校の国語の先生や今通っている塾の先生にお願いしてみましょう。
武田塾丸亀校でも、添削は有料になりますが、書き方のアドバイスは無料でしています。
もし、小論文のことで心配な方は、ぜひ無料受験相談でお尋ねください!
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