高等教育の多様化で、通信制や高卒認定試験を経て、大学受験にチャレンジする生徒さんが増えています。
実際に武田塾丸亀校でも通信制の生徒さんはいらっしゃいます。
また、他の武田塾の校舎では高卒認定試験から難関大学に合格した生徒さんもいらっしゃいます。
今回は、高卒認定試験から大学受験にチャレンジしようと考えている受験生向けに、どのようなスケジュールで取り組めばよいかを解説していきます。
高卒認定試験の仕組み
高卒認定試験は、受験年度に16歳以上になる人が受けられます。
通信制や定時制高校のほか、全日制の高校に在籍している人も受験できます。
ただし、高卒認定を取得しても、大学受験年度に18歳にならないと、大学受験はできません。
つまり、中学卒業した年に高卒認定試験で全科目合格しても、その年に受験できるわけではないのです。
テストは8月上旬と11月中旬の年2回に行われます。
願書受付期間は1回目は4月中旬~5月中旬、2回目が9月初旬~9月中旬と試験のかなり前に締め切られますので、見逃さないように確認しておきましょう。
香川県教育委員会のホームページで詳しく記載されていますので、こちらでご確認ください。
高卒認定試験の4割取れば合格!
テストは主に高校1年生の教科書レベルで、ほとんどが4択問題です。
合格点は科目により若干ずれますが、100点満点で40点取ればOK。
なお、合格は総合点でなく、科目ごとに判定されます。
そのため、一発合格を狙わず、数科目ずつ受ける人もいらっしゃいます。
英語・国語・数学は必修科目
試験科目には必修科目と選択科目に分かれます。
必修科目は英語、国語、数学の主要3科目。
選択科目は大学受験を見据えて選択しよう
選択科目は理科と社会の中から選ぶことになりますが、少しややこしいので詳しく解説します。
選択科目は大きく分けて、
(1)世界史で1科目、
(2)地理・日本史で1科目
(3)公民で1~2科目
(4)理科で2~3科目
選択しなければなりません。
世界史は大学受験で使うなら世界史B
世界史はAとBから選ぶことになります。
ただし、大学受験で世界史を使うのならBを選択してください。
世界史Aだと受験できる大学が少なくなり、受験先の選択肢が狭まります。
地理・日本史も大学受験で使うかどうかで選ぼう
地理・日本史は、日本史Aと日本史B、地理A、地理Bの4科目の中から1科目選ぶことになります。
こちらも世界史と同じで、大学受験で地理や日本史を使うのなら、使う科目のBを選択してください。
地理・日本史を受験で使わないのなら、負担の軽いAでサクっと終わらせましょう。
公民は現代社会がおススメ
公民は「現代社会」1科目か「倫理」と「政治・経済」の2科目かの選択になります。
大学受験で「倫理・政経」を使う予定がないのなら、量の少ない「現代社会」で済ませましょう。
理科は「科学と人間生活」と「地学基礎」が良コスパ
理科は少しややこしいです。
・「科学と人間生活」と物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎の中から1科目の2科目合格
・物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎の中から3科目合格
の2択です。
受験で理科3科目使うことはほぼないと思うので、おススメは科目負担の少ない「科学と人間生活」に「地学基礎」が良いと思います。
文系の人は理科基礎といえば「生物基礎」を選択する人が多いですが、勉強量の軽さは「地学基礎」が一番です。
高卒認定試験で一番大事なのは、過去問演習です。
高卒認定試験は基本的な問題が多く、中には問題文を読むだけで解けるものもあります。
そのため、過去問演習を繰り返し、「文章を読むだけで解ける問題」に慣れてください。
今回は、進学校に1年以上在籍した方におススメのやり方を説明します。
過去問を解いてみる
本番どおりのタイムスケジュールで、まずは過去問を必要科目すべて解いてください。
ノー勉で7割取れる科目は対策不要
過去問を解いてみて、いきなり7割以上取れる科目は、特に対策をする必要がありません。
不安なら試験1週間前に過去問を解き、間違えた分野のところだけ、教科書で復習すればOKです。
特に大学受験で使う予定のない科目なら、合格点さえ取れればいいので、高得点を目指す必要はありません
コスパが悪いので、他の科目の勉強をしていきましょう。
なお、大学受験で使う予定の科目なら、高卒認定試験と並行して大学受験勉強を始めていきましょう。
こちらは高卒認定試験と比べて難易度は上がりますし、やらないといけないことがたくさんありますから。
合格点は超えてるが7割未満の科目は念のため復習しておこう
合格点は越えていたが7割未満の科目は、念のため苦手な単元を教科書で復習しなおしましょう。
なお、ここでの復習はそれほど時間をかけなくても大丈夫です。
間違えた問題の根拠が言えるようになったら、それで十分。
一とおり復習が終わったら、もう一度、別の過去問にチャレンジしてみてください。
そこで7割超えるようになったら、直前期まで特に勉強する必要はありません。
他の科目の勉強をしていきましょう。
そこで7割以上取れていたら、ほぼ合格できるので他の科目の勉強をしていきましょう。
合格点を越えなかった科目はインプットとアウトプットを増やしていこう
合格点を超えなかった科目は、『高卒認定ワークブック』と教科書を使って、インプットとアウトプットの練習をしていきましょう。
おそらくその科目はアウトプット量が足りないのか、もしくはインプットもアウトプットもどちらも足りない可能性があります。
一とおり『高卒認定ワークブック』を終わらせたら、もう一度、過去問を解いてみましょう。
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