これまで大学別の過去問対策は、英語や国語を中心に解説してきました。
すると、生徒さんから
「社会の過去問対策も記事にして欲しい!」
とのリクエストを受けました。
いや、すでに個別指導で教えているんだけど…。
そこで今回は、これまで取り上げてこなかった科目「政治経済」の過去問対策をしていきたいと思います。
今回紹介するのは、近畿大学の政治経済の入試対策ですが、「政治経済」は英語や国語と違って、それほど大学間で差がでるものではありません。
京産や龍谷、甲南を政経で受験する人には参考になると思いますので、ぜひ読んでください。
近畿大学の政治経済は正誤問題がメイン
近畿大学の政治経済は全問マーク方式です。
時間は60分で大問数は4題。
近畿大学の政治経済は、正誤問題が多いのが特徴。
また、政治経済の入試問題では珍しいのですが、年号を問う問題が出題されることがあります。
なお、計算問題は2019年以降出題されていないので、特に対策は不要です。
政治経済の勉強法
政治経済は、歴史科目のように一問一答形式で、用語を丸暗記するだけでは点数が取れるようにはなりません。
必ず用語を覚えた上で、その用語がどういうものなのかを人に説明できるようになるまで理解することが大切です。
ここからは、どの参考書を使い、どのように勉強していけばいいのかを解説していきます。
用意してもらうのは過去問と参考書は2冊です。
『私大攻略の政治・経済』はアウトプット用として、
『蔭山の共通テスト・政治経済』は主にインプット用として使います。
産近甲龍の政治経済なら、この2冊を完璧に仕上げれば8割は狙えます。
いきなり過去問!
最初に過去問を解きましょう。
直前期でなければNGな勉強法ですが、この時期はもう時間との戦いなので過去問からやっちゃいます。
なお、今の自分の実力を計るためにやるものなので、必ず制限時間は守りましょう。
なぜ間違えたのか、自信をもって解けなかったのかを明らかにする
解いた問題のうち、
「間違えた問題は×」
「正解したが怪しい問題は△」
「自信をもって答えられた問題は〇」
をつけ、それぞれ問題の仕分けをしていってください。
そして、×や△のついた問題は『蔭山の共通テスト・政治経済』で
「なぜ間違えたのか?」
「何が原因で自信を持てなかったのか?」
を調べてください。
その内容が説明されたところに、マーカーを引いたり、書き込みをしたりしていってください。
ただ、ここのプロセスにあまり時間をかけないでください。
1問あたり5分程度に収めましょう。
仮に10問間違えてたら、50分までと時間を決めておくのがいいでしょう。
インプットしたらその単元全体でアウトプットできるか確認する
知識のインプットが終わったら、それが使える知識になっているかどうか(アウトプットできるかどうか)を確認します。
アウトプットで使うのは、『私大攻略の政治・経済』です。
過去問で×や△のついた問題の単元の問題を解いていってください。
例えば、過去問で
『法人企業に関連して、持ち分会社ではないものを選べ』
という問題で間違えたとします。
すると、企業の分類が怪しいということが分かります。
そこで『蔭山の共通テスト・政治経済』で企業の分類を理解できたら、
『私大攻略の政治・経済』の『2.経済の三主体と市場』の単元をすべて解いていって欲しいのです。
なぜ単元全体解くのかというと、企業の分類の知識が怪しければ、それに関連する知識もボロがあるかもしれないから。
そのため、単元全体をアウトプットすることで、他に怪しいところも潰していくのです。
このプロセスで間違えた問題も、過去問と同じように『蔭山の共通テスト・政治経済』で
「なぜ間違えたのか?」
「何が原因で自信を持てなかったのか?」
を調べてください。
そして、その内容が説明されたところに、マーカーを引いたり、書き込みをしたりしていってください。
それが終わったら、また『私大攻略の政治・経済』に戻って、その単元の問題が全問正解するまでインプットとアウトプットを繰り返します。
そして過去問で×や△のついた問題の単元が全て潰せられたら、また新しい過去問を解いていくのです。
このサイクルを残り試験日までグルグル回していけば、8割は取れるようになります。
試験当日は信じられる1冊となった『蔭山の共通テスト・政治経済』を持っていこう
試験当日は、書き込みしまくった『蔭山の共通テスト・政治経済』を持っていき、試験前の空き時間に最後の復習ができるようにしましょう。
ボロボロになった参考書は、あなたがこれまで頑張ってきた証です。
自信をもって試験に取り組めるはずです。
まとめ
1.過去問を解く
2.間違えた、怪しい問題は『蔭山の共通テスト・政治経済』で確認する
3.間違えた、怪しい問題の単元を『私大攻略の政治・経済』で解く
4.『私大攻略の政治・経済』で間違えた、怪しい問題は『蔭山の共通テスト・政治経済』で確認する
5.もう1回、その単元を『私大攻略の政治・経済』で解きなおす
6.その単元ができるようになったら、新しい過去問へ
このサイクルを試験当日までグルグル回していってください。
このとおりにやるだけで、近畿大学の政治経済で8割は取れるようになります。
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