皆さん、こんにちは。
武田塾丸亀校、講師の川崎です!
受験生からこんな相談を受けました。
国立志望の高校3年生です。社会2科目めは、政治経済でいこうと思います。
数学が苦手なので、できたら政経で8割は取りたい。
でも過去問をやってみたところ、正解率は5割ぐらい。
今から8割を目指すには、どの参考書を使い、どのように勉強したらいいですか?
英語や国語の勉強もやらないといけないので、そこまで政経に時間はかけられません。
アドバイスをお願いします!
国公立や私立に限らず、政治経済を使おうと考えている人は多いと思います。
しかし、勉強法や参考書選びに悩む人もたくさんいます。
今回はそんな悩みに答えつつ、メキメキ実力を伸ばす最強最速の攻略法を伝授します!
政治経済は2ヵ月で共通テスト8割は目指せる!
政治経済は、日本史や世界史に次いで大学受験の選択肢が広い科目です。
関関同立や産近甲龍をはじめ、私立文系の多くの学校で受験科目として利用できます。
また、国公立でも岡山大学や香川大学などでは、共通テストの社会科目に政治経済が選べます。
ただ、旧帝や神戸大学など難関大学では利用できなくなるので注意が必要です。
また、地歴と比べて暗記量が少なく、初学者が秋からはじめても受験に間に合いやすい科目でもあります。
つまり、政治経済は、短期間で実力がつき、受験で幅広く使えるコスパ最強の科目です。
今から政治経済をはじめても、共通テストで80%を目指すことができます。
ただし、適切な参考書を正しいやり方で進めなければいけません。
政治経済を始めたばかりの方は、ぜひこのやり方で取り組んでみてください。
2ヵ月で共通テスト8割を取れる、政治経済の黄金サイクルとは!?
まずは、正しい進め方から紹介していきましょう!
ポイントは、インプット・アウトプットのサイクルとバランス。
いつまでもインプットばかりだと、アウトプット不足のまま本番を迎えます。
逆に、アウトプットばかりだと、その問題しか解けなくなってしまいます。
知識の基礎を固めつつ、様々な問題に対応できる力をつけるべきなのです。
その力を身につけるための黄金サイクルを見ていきましょう!
講義系参考書を読んで、概要を理解する
政治経済は、覚えることが少ないといえど、基本用語の知識がないと問題が解けません。
そのため、講義系の参考書で概要と基本用語を覚えていくのです。
ここでのポイントは、「覚えきろうとしない」こと。
最初は印象深かった用語を中心に覚えていけばOK。
それが難しくても、各単元にどんなことが書いてあったかが、うっすらとでも思い出せれば目的は達成です。
政治経済もそうですが、社会科目は何周もして知識を積み重ねていきます。
そのため、1周で完璧に覚えていなくても大丈夫です。
むしろ、初学の段階で完璧に覚えようとすると途方もない時間がかかります。
覚えきることではなく、知識を使って問題を解けることが高得点への最短ルート。
概要を基本単語を大体理解したら、次のステップへ進みましょう。
ザックリ理解できたらすぐに問題集を解く
講義系参考書でザックリ概要を把握できたら、すぐに問題集を解きましょう。
ここでは、覚えた用語が思い出せるか、理解した内容が使えるかのチェックをします。
問題を正解できたかどうかより、正しく根拠を示せたかが重要です。
正解できたとしても、解答の根拠を自分の言葉で示せなければ、類題は解けません。
また、間違えた問題もなぜ間違えたのかが分かっていないと、正解につながりません。
解説を読む前に、もう一度解答の根拠を説明しましょう。
説明でつまったり落としたりした内容が、自分にとって理解できていない部分です。
それを見つけるためには、問題を解いてチェックすることが最も効果的です。
このステップで自分に足りない部分を見つけたら、次のステップへ進みましょう。
講義系参考書をもう1回読み直す
問題集で足りないところを見つけたら、講義系参考書に戻りましょう。
ここでのポイントは「目的をもって必要最低限を読む」ことです。
問題を解き、自分に足りない部分を前のステップで見つけました。
この読み直しでは、その部分に絞って読み直すことが鉄則です。
そのとき、
「なぜその用語が根拠になるのか」
「この用語を正しく使うためには何を理解すべきか」
を意識して読み直しましょう。
こうすることで、正解するのに必要な知識をピンポイントで整理できます。
整理は短時間で終わるので、すぐに問題の解きなおしも始められます。
知識を正しく整理しているので、根拠をもって答えられるようになるはずです。
自力で正しく根拠を示せるまで、読み直してすぐに解きなおすサイクルを繰り返しましょう。
英単語のように、問題文を見たらすぐに根拠を示しながら説明できるようになるのが目安です。
問題集が一通り終わったら、共通テストの過去問を解き進めてください。
基本用語が定着していて正しく使えていれば、そう難しくはありません。
もちろん、過去問演習でもこのサイクルは使えます。
直前期までこのサイクルをゴリゴリ回し、着実に合格点が取れるようになりましょう。
共通テスト8割目指すならこの参考書!
共通テストで8割を目指すには、参考書選びも重要です。
・今使っている参考書がどうも合わない・・・
・どの参考書を進めていいか少し迷っている・・・
という受験生のために、おススメの参考書を紹介します!
蔭山の共通テスト 政治・経済
まず1冊目は『蔭山共通テスト 政治・経済』です。
共通テスト対策の参考書としては、最も分かりやすいと思います。
説明部分はフルカラーで見やすく、図表も豊富で視覚的に理解しやすくなっています。
また、別冊でキーワードスピードチェックというものがあります。
穴埋め形式で、基本用語の暗記ができるようになっています。
別冊を使えば、本文で出てきた基本用語を効率的に覚えることができますよ。
おススメの使い方は、この2つです。
①本文を読みながら別冊で基本用語をアウトプットしながら暗記する。
②問題集の解説では分かりにくい部分を調べて正確な知識を覚え直す。
少なくともインプットは、この1冊で十分。
共通テスト8割を目指すには、ぜひ持っておきたい1冊です。
大学入試共通テスト 政治経済 集中講義
2冊目は、『大学入試テスト 政治経済 集中講義』。
この参考書は、要点整理&問題集として使う参考書です。
共通テストによく出るテーマが厳選されており、1冊で対策できます。
各テーマの構成は、要点が網羅されていのに非常にコンパクトです。
そのため、この1冊を完璧にするだけでも、必要な知識を効率的に復習できます。
また、掲載されている問題はセンター試験の過去問などがベースになっています。
共通テストレベルの問題をテーマごとに解いてみたい受験生には非常におすすめです。
おススメの使い方は、問題演習です。
正誤問題は、選択肢のどこが違うかを示しながら正解できるか。
計算問題などは、解答過程を自分の言葉で説明できるか。
最低90%以上の問題でこの2つをクリアできることが、この参考書のゴールです。
この参考書が完成すれば、実戦模試や過去問でも点数が取れるでしょう。
今ならまだ間に合う!政治経済で逆転合格を勝ち取ろう!
ここまで、政治経済の勉強サイクルやおススメの参考書を紹介してきました。
政治経済を2か月で共通テスト8割というのは、大変ですが不可能なわけではありません。
むしろ、科目の特徴からすれば、短期集中で実力をつけやすい科目といえます。
黄金サイクルと最強の参考書を駆使して、共通テスト8割を目指しましょう!
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