あなたの第一志望に、小論文試験はありませんか?
国公立の二次試験で小論文を課す大学は、結構あります。
近隣の国立だと、岡山大学や香川大学、愛媛大学の後期試験は、小論文を課す学部が多いですね。
公立でも岡山県立大学や新見公立大学では、前期試験も小論文のみという学部があります。
そのため
「そろそろ小論文の勉強を始めなきゃ…」
と考えている受験生も多いのではないでしょうか?
しかし、小論文なんて習ったことのない受験生も多いと思いますし、何からやればいいのかサッパリ分からない人も多いでしょう。
ですが安心してください。
小論文は、型をしっかり覚えてしまえば、グッと楽に書けるようになります!
今回の記事では、ダメ解答を通じて「やってはいけない書き方」と「正しい書き方」を解説していきます。
結論を最初に書こう!
小論文で一番見られるミス。
それは…
「理由をだらだらと並べてるけど、結局何を言いたいの?」
という文章です。
小論文で一番大切なのは、設問に対する答えになっていること。
例えば
「〜についてあなたは賛成ですか、反対ですか?」という設問だった場合、
回答の一番最初に「私は〜について賛成です or 反対です」と結論を述べましょう。
それから、その結論に至った理由を述べるという順番で書いてください。
現代文と同じで、小論文にもルールがあるのです!
採点官が読める答案にしよう!
次のダメ解答が「字が読みにくい」です。
分からない漢字をごまかすように書いたり、判別のつきづらい文字を書いている場合もこれにあたります。
やはり人が採点する以上、相手に伝わる文字を書くように意識しましょう。
それがマナー。
特別、綺麗である必要はありません。
採点官が読めないほど汚いと、そもそも採点できなくなる場合もあります!
限られた時間の中、どうしても走り書きになって字が崩れがちになるかと思いますが、それでも最低限、採点官が読めるレベルは守るようにしてください。
また、一文が長すぎるのもよくありません。
長すぎると読み手が混乱し、内容が伝わりづらくなってしまいます。
内容が伝わりやすい一文の長さは、およそ40文字と言われています。
日ごろから、文章を短くまとめる練習をしていきましょう。
日本語としておかしくないかチェックしよう!
三つ目のダメ解答は「日本語がおかしい」です。
例えば、接続詞が正しく使えていない文。
「だから」や「しかし」などの接続詞は、文と文の関係を分かりやすく表す働きをしますが、間違った使い方をすると前後のつながりがおかしくなり、かえって逆効果。
答案を見直すときは、問題文を読む気持ちで、客観的にチェックするとミスに気づきやすくなります。
また、主語と述語の関係がおかしいと何を言いたいのかが分かりづらくなります。
見直すときには、主語と述語を抜き出して、正しい表現になっているかをチェックしましょう。
他にも「〜だ・〜である」調に「〜です・〜ます」調が混ざっているミスもよく見られます。
表現は統一しましょう。
メモ書きで構成を決めてから答案を書こう!
ダメ解答の四つ目は、解答の構成比がおかしいことです。
・答案の大半が例え話で大事な結論部分が少なくなっている
・結論の解説が少なすぎる
という答案をよく見かけます。
小論文は「結論」「理由」「結論」の3構成で書くとまとめやすいのですが、それぞれのパートを何文字くらいで書くのかを決めてから、文章を書き始めましょう。
小論文は構成を決める段階で8割型結果が決まると言っても過言ではありません!
手間に感じるかもしれませんが、文章を書き始める前に、メモ書きで構成をしっかりと決めておきましょう。
そして、一番大切なのは自分の意見を述べることですから、その部分が一番多くなるように配分していきましょう。
反論とその反論を論破する意見を書こう!
ダメ解答の五つ目は、解決策の説得力に欠ける解答です。
基本的に小論文の問題では、課題に対してその解決策を挙げるのがロジックになっています。
ですがその解決策は、採点官など第三者が客観的に判断し、納得できるものでなくてはいけません!
そのためには自分の考えを述べるだけでなく、その意見に対する反論、そしてその反論を論破する意見も書くようにしましょう。
また主観的なアイデア出しではなく、数字やデータなど実社会で既に証明されているものを根拠にするとより説得性が増しますよ。
更に「反論」に対しても、事前に反論を打ち消す根拠を考えておけば、よりレベルの高い解答を作ることができます!
小論文を独学で勉強するには?
小論文は、やり方がよく分からないからと、作文のノリで書いてしまう受験生が多く見られます。
ですがいい小論文を書くには、書き方の型を覚える必要があります。
そして勉強の中で
「この小論文の問題に対してはおおよそこのようなことを書けばよい」
という解答のストックを作っていくと文章を書くのが楽になります。
具体的には、次のステップで取り組んでみてください。
1.小論文の問題集を購入し、まずは答えを見ずに解く!
2.模範解答を確認し、その意見と自分の意見を織り交ぜてオリジナル解答を作る!
これだけでも、良い解答ストックがたまっていくと思います。
まずは基本をしっかり確認し、余裕が出てきたらオリジナリティのある解答づくりに取り組みましょう。
そこまで進めば、かなりレベルの高い答案が書けるようになりますよ。
自分で添削する場合は、答案作成から時間を置いてにしてください。
冷静になってから読み直すと、意外と文章の癖や問題点が見えてくるはずです。
いかがでしたか?
ぜひ、ここで紹介してきたポイントを意識して小論文に取り組んでみてください。
小論文は内容より型がきちんと守れているかで大きな差がついてしまいます。
そのため、ダメ解答にならないように意識していれば、十分、合格点に届く解答になはずです。
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