皆さん、こんにちは。
武田塾丸亀校の講師、多田です。
「机に向かっても、ついついスマホをいじってしまう」
「勉強しなきゃとは思うが、なかなか実行できない」
こんな悩みありませんか?
今回は、そんな悩みを抱えた受験生に向け、「やる気」や「意志の強さ」に左右されず、勉強が続けられる方法を紹介します。
このブログを読んで、今日から勉強習慣を改善していきましょう!
なぜ、やる気はあるのに勉強ができない?
やる気はあるのに勉強できないと感じたことのある人は多いと思います。
そんな状態が続いてしまうとツラいですよね。
そこで、まずはやる気があるのに行動できない理由について解説します。
人は「無意識」に変化を拒むから!
人は無意識のうちに、変化すること嫌います。
例えば、
「宿題したい」と思いながらもスマホで動画を見てしまったり、
参考書を開いては見たものの、ついウトウトと寝てしまうのは、『勉強しない状態に慣れてしまっている』から。
人は「ホメオスタシス」といって、体を安定した状態に保つ生理的機能を持っています。
暑いときには汗をかいて体温を下げようとしたり、寒いときは体を震わせて体温を上げようとしますよね。
これが「勉強」にも働いてしまうのです。
これまで勉強習慣がないのに、いざ机に向かっても無意識に体が変化を拒み、元の「勉強しない状態」に戻るように動きます。
よく言われる三日坊主の原因がだいたいコレ。
生理的な反応のため、努力や根性でなんとかできるものではありません。
もしかして、スマホ依存になっているかも!?
スマホを使い続けていると、いつのまにか「スマホ依存」になる恐れがあります。
なぜ依存してしまうかというと、スマホには「依存症になる2つの条件」があるからです。
その2つの条件とは、
①快楽をもたらす
②飽きない、飽きにくい、続けられる です。
依存症になるメカニズム
スマホでゲームをしたり、SNSを見たりするのは楽しいですよね。
この「楽しさ」が脳の中で快楽を生みます。
しかし、この「快楽」を感じただけで依存症になるわけではありません。
例えば、お腹がすいたときに大好きなうどんを食べるとします。
うどんを食べると美味しい、満足するという快楽を感じると思いますが、うどん依存症という言葉を聞いたことはありませんよね?
依存症になってしまうのは、「快楽をもたらす」に加えて「飽きない、飽きにくい、続けられる」いう条件がある場合です。
大好きなうどんを食べると、その場は快楽を感じますが、毎食ずっとうどんを食べ続けていると、「さすがにもう良いや」と飽きてしまいます。
一方、スマホやYoutubeは「快楽」を感じるだけでなく、「手軽で飽きにくい」こともあり、依存してしまう可能性があるのです。
そのため、気付かないうちに依存症になってしまう恐れがあるのです。
強制的にスマホ依存から抜け出す環境を作ろう
「スマホ依存症」が身近な問題だと感じられた方もいらしゃると思います。
もしかしたら「既に依存症になっているかも!?」と思われた人もいるかもしれません。
しかし、心配いりません!
今からスマホ依存症からの回復方法を解説していきます。
インターネットに接続できないようにしよう
スマホ依存から抜け出すには、
①インターネットに接続できないようにする
②ゲームやアプリをアンインストールする
これしかありません。
「依存になりかけている」
「既に依存している」
と自覚している人は、「使う頻度を減らす」でなんとかしたいと思いますが、依存症からの完全回復を目指すには、「インターネットを完全に止める」がベストです。
なぜなら、依存物を完全に断ち切るより、依存頻度を減らす方がとても難しいから。
スマホ依存が強い状態だと、一度スマホを手にしてしまうと、スマホから手を離すのに強い抵抗を感じてしまいます。
そのため、なかなかスマホを手放せない状態になってしまうのです。
つまり、「スマホを使う頻度を減らす」では、この強い抵抗と常に戦わなくてはならなくなってしまうのです。
スマホ依存から抜け出すには、インターネット環境を完全に断ち、スマホを手にしても「何も快楽が得られない」状態にするのが一番効果的なのです。
スマホ依存の自覚がある人は、今日から大学合格まで、スマホをインターネット接続できないように設定してしまいましょう。
スマホゲームやアプリにハマっている人は、それらをアンインストールしちゃいましょう。
それで武田塾ブログが読めなくなっても、皆さんが志望校に合格できるのなら、我々にとっても本望です。
勉強している状態に慣れてしまおう!
では、どうすれば勉強が続けられるようになるのでしょうか?
ヒントは「ホメオスタシス」。
つまり、勉強している状態に慣れてしまえば良いんです。
慣れるまで時間はかかりますが、定着できれば意志の力に頼らずと勉強できるようになります。
それでは具体的に、どうやればいいかを解説していきます。
最初は負担を感じない量で始めよう
勉強を習慣化しようとすると、脳がそれを拒否しようとします。
多くの人が、ここで挫折するのではないでしょうか。
逆に、ここを乗り越えれば、高い確率で勉強を習慣化させることができます。
そのためのポイントは、「小さく簡単なことから始める」です。
これまで勉強習慣のなかった人が「毎日10時間以上勉強する!」と決めても、それを持続させるのは難しいですよね。
そこで、まずは「1日1時間以上勉強する」とか、今の自分に負担を感じない程度から始めていきましょう。
それがしばらく続けられるようになったら、徐々に勉強時間を増やしていけば良いのです。
この段階では、続けられることを再優先に取り組んで下さい。
勉強を生活パターンに組み込む
徐々に勉強時間が増えていき、慣れてきたなと思っても、まだ油断してはいけません。
せっかく勉強習慣が付いてきたのに、急な用事や環境の変化でペースが乱され、勉強が続かなくなるケースがあります。
そんなピンチを乗り越えるには、
①「勉強に取り掛かるパターンを作る」
②「あらかじめ例外ルールを作っておく」
ことをオススメします。
例えば、学校が終わったら、毎日図書館に寄って1時間勉強するという生活パターンを作ってみましょう。
行動を生活パターンに組み込んでおけば、無意識に取り組むようになり、続けられやすくなります。
また、体調が悪いときに無理に勉強しようとしても、辛くてしんどくなりますよね。
そこで、事前に「頭がまわらない日は勉強せずに、さっさと寝る!」というルールを作っておくのです。
あらかじめ例外ルールを設けておくのがポイント。
ルール内での休みのため、罪悪感も和らぎ、ストレスが軽減されます。
環境や勉強する内容を変えてみる
同じ環境で、同じ内容の勉強を続けていると、飽きが来ます。
そんなときは、環境を変えたり、勉強する内容を変えるなど工夫してみてください。
例えば、いつも学校の図書館で勉強していたのを、隣町の図書館でやってみるとか。
古文単語の勉強ばっかりやっていたのを、数学の演習問題に変えてみるなど。
同じ科目でも、別の問題集に取り組んでみるのもオススメです。
この段階をクリアできれば、強固な勉強習慣ができあがるので、もう少し頑張りましょう!
まとめ
今回は、スマホ依存症の抜け出し方と勉強習慣のつけ方について紹介しました。
まずは、スマホをタイムロックボックスの中に入れるなど、物理的に自分の手の届かない状態を作りましょう。
勉強習慣は、それほど負担に感じない量から始めていきましょう。
負担に感じる量は、その人により異なります。
例えば
「1日1時間だけ英語の勉強をする」
1時間勉強するのが難しそうなら、
「参考書や教科書を読むだけにする」
など、量を調節していきましょう。
大切なのは、「続けられること」です。
徐々に習慣化を目指していきましょう!
習慣化するためにクリアしないといけないハードルは他にもあるので、この記事はこまめに読み返すことをオススメします!
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