こんにちは!
武田塾丸亀校、講師の多田です。
「一番苦手な科目は?」
と聞かれたら「数学」と答える受験生は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、武田塾イチオシの参考書「基礎問題精講」を使った勉強法を紹介します。
今回の内容は、実際に個別指導の中で教えている内容になります。
数学の勉強法で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください!
「数学 基礎問題精講」の特徴
この参考書は、タイトルどおり数学の「基礎」を固める一冊です。
共通テストレベルの知識をマスターするのに必要な問題が厳選されており、チャート式など他の参考書と比べてコンパクトにまとめられています。
問題数が少ない分、解説が詳しく書かれているので、これから本格的に受験勉強を始めようとする人には、非常に使いやすい参考書となっています。
まずはこの一冊で数学の全範囲を押さえ、徹底的にやり込んだ後で次のレベルの参考書に取り組むと良いでしょう。
問題数もⅠAからⅢまでで400題ほどで、理系の受験生も早い人で3ヶ月で一通りカバーすることができます。
受験は限られた時間の中で、いかに効率よく勉強できるかがポイントとなります。
今回紹介する「基礎問題精講」はまさにうってつけの参考書といえます。
「数学 基礎問題精講」の使い方
基礎問題精講のやり方は、2段階あります。
1段階目は、「参考書の問題なら全問正解できる状態」にすることです。
2段階目は、基礎問題精講の考え方を使って、応用問題でも解けるようすることです。
1段階目:参考書の問題が全部できるには?
武田塾では「4日進んで2日復習」という1週間の勉強サイクルがあります。
「4日進む日」のやり方
「4日進む日」は問題を解き進めていきます。
例えば、今日は例題1~12番までやると決めて、問題番号順にまずは解いていって下さい。
解き終わったら赤ペンで丸付けをしてください。
解けた問題はOK。間違えた問題だけ、参考書にチェックを入れて、見返した時に分かるようにしましょう。
次に間違えた問題の解説を読み、解き方の方針と解答の式を見直してください。
解説を読んで理解できたと思ったら、解説を閉じ、また問題を解き直して下さい。
ここで注意してほしいのが、「赤ペンで答えを写すだけ」とか「答えを読んで分かったつもりになって解き直しをしない」とならないこと!
この状態のままだと、数日後に同じ問題を解いても、また同じような間違いをしてしまいます。
必ず間違えた問題は、解説を見ないで自力で解けるようになるまで解き直して下さい。
そして間違えた問題、すべての解き直しが終わったら、最後に総復習をしましょう。
理想は、今日勉強した問題すべて(今回なら例題1~12番)解き直して欲しいのですが、最低限、1回目に間違えた問題はすべて解き直してください。
最後にもう一度解き直すことで、今日学んだことが定着できるようになります。
今日やった問題は、どの問題を出されても100点取れるまでやり切って下さい。
「2日復習」のやり方
「2日復習」では、「4日進む日」で解いた問題をすべて復習していきます。
例えば「4日進む日」で例題1~49番まで進んだとします。
理想は全て解き直して欲しいのですが、時間がない人は1回目で間違えた問題をすべて解き直して下さい。
覚えている問題もあると思いますが、また間違えてしまう問題もあるかもしれません。
面倒くさがらず、もう一回解き直すようにしましょう。
これを2日連続やります。
1日で半分半分(例えば例題1~25を1日目、26~49を2日目にやる)じゃないですよ!
1日目、2日目ともに「4日進む日」で取り組んだ問題を解き直すことが重要です。
この勉強法をやり切ったら、基礎問題精講に載っている問題は全部答えられるようになります。
2段階目:解法の手順を自分で思いつくには?
2段階目は、問題文を見た瞬間に、何の「解法パターン」を使えば解けるかが思いつくようになることです。
数学の先生になったつもりで、友達に解説できるレベルを目指しましょう。
手順
①まずは問題を解き直しができて、自力で解答が書ける状態になっていることを確認する。
②正解できたら、自分が書いた解答と問題文を見比べて、式が何を表しているのか、この式の数字は問題文のどこから判断できるのか、何故このように計算していくと解答が出せるのかを分析する。
③分からなかったところは講義系参考書を使って調べる。
※講義系参考書は丸亀校では馬場敬之先生の「初めから始める」シリーズをよく使っています。
④問題文から、どうやったら解き方が思いつくか人に伝えるつもりで説明をしてみる。
2段階目の勉強で大事なことは、何故この解き方、考え方を使えば問題が解けるのかを分析することです。
入試や模試の問題を解く時に解説はなく、問題文のヒントのみで解法を思いつかないといけません。
そのため、式の意味や式の数字がどこを表しているか、この公式を使うと何が求められるのかを見直して覚えていきましょう。
ノート例
最初から2段階目まで行おうとすると、一問に時間がかかりすぎてしまうので、必ず段階を分けて勉強しましょう。
どこまで仕上げれば良いの?
よく生徒さんから
「基礎問題精講は何周すれば良いですか?」
という質問を受けます。
しかし、何周すべきかは人それぞれ。
どういう状態になれば、基礎問題精講を卒業しても良いのか、自分で基準を持って勉強に取り組んでください。
一つアドバイスすると、参考書のどこを出題されても全問正解でき、かつ、解き方の方針を人に説明できるまではやり切って欲しいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、数学基礎問題精講の効率の良い使い方を紹介しました。
最後に基礎問題精講の特徴をまとめると
①共通テストレベルの知識をマスターすることができる。
②問題数が厳選されており、コンパクトにまとまっている。
③問題数が少ない分、1問当たりの解説の量が多い。
基礎問題精講には、このような特徴があり、これから本格的に受験勉強を始める人にとって使いやすい参考書になっています。
基礎問題精講の解説は詳しいですが、進めていくと、そもそもの公式の使い方が怪しい、解説の文章が分からない、といったことがでてくる可能性もあるので、必ず講義系参考書も併用しましょう。
武田塾では、マセマ出版社さんの「初めから始める」シリーズをよく使用しています。
また、武田塾では予約制にはなりますが、無料受験相談実施しているので、もう少し詳しく数学の勉強方が知りたい方は、お気軽に活用してみてください!
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