みなさんこんにちは
武田塾丸亀校の三好です。
ドラフト会議も終わり、28日から始まる日本シリーズが楽しみです(笑)
京セラドームのチケット争奪戦には敗れたのでおとなしく自宅から観戦します。
さて、本日はL-takedaに寄せられた相談内容とその返答・アドバイスを紹介します!
似たようなお悩みを抱えているひともいるのではないでしょうか?
受験のプロ目線でアドバイスします!
1人目の相談者:Aさん
学生情報
・高2・理系
・県内偏差値60前後の高校
・志望校:広島大学 理学部 生物科学科
質問内容・相談内容(一部改編)
理系で数学が苦手で、勉強が追いついていません。
他の教科の状況もイマイチで、暗記科目も苦手です。
勉強時間は取れてきましたが、勉強の仕方が確立できていません。
質・効率が悪く不安が募っています。
希望は国公立大学でどうしてもいきたいです。
なるほど。今回のAさんの情報を整理してみましょう。
・広島大学理学部志望
・数学が苦手+暗記科目も苦手
・勉強時間は増えてきたが、質の面で不安を抱えている
概ねこの3つがポイントになりそうです。
アドバイス
私はAさんに2つの視点でAさんにアドバイスをしました。
➀科目の優先順位を決めよう
②知識固めのターン→解き方を学ぶターン→演習のターンの3段階
➀科目の優先順位を決めよう
苦手科目が多いAさんにとって、どの科目から手をつけたら良いのかというのは“死活問題“です。
そこで対策すべき科目の優先順をつけることが大事だと思いました。
その決め方は2つの軸があります。
➀科目のボリューム
科目によって基礎固めや完成にかかる時間が異なってきます。
理系の場合は数学≧英語>理科➀>理科②>国語=社会の順番です。
②得点比率
もう一つの軸は、入試の総合点における科目の配点割合を見ることです。
少しややこしいので実際に例を出します。
Aさんの志望する広島大学 理学部 生物科学科
【共通テスト】
英語:200点
数学:200点
理科①:100点
理科②:100点
国語200点
社会:100点
【2次試験】
英語:400点
数学:400点
理科➀:300点
理科②:300点
【総合点(共通テスト+2次試験)】
英語・数学:600点
理科➀②:400点
国語:200点
社会:100点
(総合計:2300点)
並び替えると数学=英語>理➀>理②>国>社です。
英語と数学だけで50%を占める一方で、社会は4%しかありません。
これが「入試の総合点における科目の配点割合を見る」ということです。
改めて整理しましょう。
➀科目のボリューム
数学≧英語>理科➀>理科②>国語=社会
②得点比率:
数学=英語>理科➀>理科②>国語>社会
この結果から、どれから対策を始めるかは一目瞭然ですね。
まずは優先すべき科目は圧倒的に数学です。
英語、理科①という順番で優先順位が決まります。
②知識固めのターン→解き方を学ぶターン→演習のターンの3段階
次にアドバイスをしたのは、勉強には順番があるということです。
知識を固めるターン、解き方を学ぶターン、それを使って問題演習を積み重ねるターンの順番となります。
皆さんにもイメージしてもらいたいので「数学」を例にして説明します。
➀知識を固めるターン=公式を覚える
②解き方を学ぶターン=問題に当てはめて解き方を学ぶ
③演習のターン=演習をして初めての問題にも対応出来るようになる
この手順になります。
これを知らないとどうなるのか。
例えば、数学の勉強をやらなきゃ!と思っていきなり4Stepなどの問題演習用の参考書に手を出してしまうというケースがあります。
当然ですが、知識も解き方も分からないので解けるわけがないですよね?
自分が➀②③どの位置にいるのかをしっかりと認識することが一歩です。
どの段階にいるかで使うべき参考書が変わってきます。
科目の進め方
とはいえAさんも数学ばかり取り組むわけにはいかないので、ざっくりと基礎固めを終わらせる期間の設定をしました。
よく私が説明するのは、「演習のターン」に入れば次の科目に入ってもOKということです。
それを踏まえて、
・年内に数学
・3月までに英語
・5月までに理科1科目目
・7月までに理科2科目目
この期間を目安に基礎固めが出来ていればOKです。
もちろん状況によって異なりますしあくまでも目安です。
数学は3Cまで必要になることを思えば、実際年内に基礎を固めきるのは難しいでしょう。
だからといって他の勉強をおろそかにして良いというわけでもありません。
遅れたときはそのタイミングで修正する方向で考え、まずはこの期間を目安に取り組んで貰えればと思っています。
追加の質問
理科は、今は触らなくてもOKでしょうか?
A.今のところはOKです。
それよりも数学・英語を固める方が先です。
ただし、Aさんの高校レベルであれば定期対策≒受験対策に十分なるため、定期テストでは点数を取れるように勉強をしてほしいです。
☆Aさんに対するアドバイスのまとめ☆
1.科目の優先度をつける
2.勉強には手順があることを知る
3.基礎固めを終える時期を区切る
2人目の相談者:Bさん
学生情報
・中学3年生
・志望大学:某旧帝大・経済学部(理系型)
質問内容・相談内容(一部改編)
国語で点数を上げる方法がわかりません。
選択肢も筆記も両方苦手です。
今回は国語の点数の上げかたでの質問です。
国語って中々点数が上げられないですよね。
現代文なんか特に。
アドバイス
今回は現代文に絞って私なりのアドバイスをしようと思います。
➀読み方・解き方がある
②読み方向上の3ステップ
③解き方について
➀読み方・解き方がある
まず大前提として、現代文は明確に読み方・解き方があります。
それを無視して、フィーリングで解くなんて絶対NGです。
また読み方・解き方があることを理解せずに長文読解演習をしても絶対に成績は伸びません。
②読み方向上の3ステップ
これは私が武田塾のルートを使って指導していく中でポイントだなと思った3つのステップです。
➀一文から読み取れる情報を理解する
②一文同士の関係性を読み取れる
③段落同士のつながりを理解する
「小さい範囲で理解出来る」→「大きな範囲で理解出来る」というステップになっています。
➀一文から読み取れる情報を理解する
ここは一言で言えば、国語の文法です。
文法の働きを理解することで、1文から得られる情報を読み取れるようになります。
ここが第一歩です。
②一文同士の関係性を読み取れる
一文を読み取れるようになったら、複数の文の関係性をつかめるようになりましょう。
「一文」から「段落」にレベルアップです。
その時に鍵になるのが、指示語や接続語ですね。
③段落同士のつながりを理解する
最終ステップは本文の構成を理解することです。
「段落」から「文章」にレベルアップです。
「筆者の主張~展開~まとめ」と各段落の働きを理解し、本文で筆者が言いたいことを理解出来るようになる段階です。
③解き方について
前提として、正しい読み方が出来るようになることが最優先です。
その上で、解き方で意識すべき点は「何が問われているのか」「どうやって解答根拠を見つけにいくのか」の2つです。
この2点が大事な理由としては2つあります。
・設問に応じて解き方が異なるため
・解き方が違うということは解答根拠の見つけ方は違ってくるから
その時に必要になる知識が読み方で説明した3つのステップです。だから正しい読みが出来ないと正しく解けるようにはなりません。
そして一番やってはいけないことがあります。
それは解説を読んで「ここが解答根拠か」で終わらせること。
「ここが解答根拠になるからその内容が書かれている選択肢は➀だな」で終わらせる人、いませんか。
それだと圧倒的に足りないです。
問題演習のポイントとしては、「どうしてここが解答根拠になるのだろう?」を常に考えること。
「どうしてそこが解答根拠になるの?」を考えていけば、「こう書かれているな→この文章より前でこの内容を説明している部分があるんじゃないか?→ここに出てきたな!」と解答根拠までの道筋が見つかります。
そこが分かれば、あとは解答根拠への辿り着き方にこだわって勉強をしていけば国語力はあがってきます。
ちょっとだけおまけ
高校では言語の科目として、現代文・古文・漢文・英語の4つを主に学習しますよね。
英語の勉強をするときに皆さん最初に何から手をつけますか?
中には長文と答える人もいると思いますが、多くの人が単語や文法というのではないでしょうか?
そうなんです。言語を学ぶ上で絶対的に切り離せないのがこの単語と文法なんですね。
英語はそれを知らないと読めない。というのをみんな分かっているからここを大事にすると思います。
現代文も同じです。
読み解きの基本は単語と文法です。
ただ英語との違いは、現代文は母国語なので何もしなくても文章が読めてしまいます。
このために単語や文法は軽視されがちですが、現代文の成績が伸びないという人はここから丁寧に学習をするべきだと思います。
☆Bさんに対するアドバイスのまとめ☆
1.国語には正しい読み方・解き方がある
2.正しく読めるようになることが優先!
3.解くときは解答根拠に辿り着くまでの道筋を考えよう!
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