こんな相談をいただきました。
現代文の記述対策を知りたい。
マーク模試では割と点は取れています。
だけど、記述問題だと全然。
とりあえず記述対策で有名な「現代文読解力の開発講座」はやってみました。
でも、記述模試や国立二次試験の過去問が解けるようになりません。
どうやったら記述問題が解けるようになるのか、具体的なやり方を教えてください!
この記事の内容
・現代文の正しい解き方
・記述対策なら「現代文読解力の開発講座」を徹底活用しよう
・正しい解き方が身につけばマークの点も伸びる
武田塾丸亀校の多田です。
私は神戸大学経営学部出身で、現在は英語、数学、国語、地歴を中心に指導しています。
開校1年目の昨年は武田塾丸亀校から神戸大学経済学部への合格者が誕生しました。
今年も2年連続で神大合格者を輩出したいと思います。
この時期、現代文を勉強している受験生のよくある悩みで
「マークなら解けるけど、記述が全然できない・・・」
というのを、よく聞きます。
昨年の神戸大学合格者も、入塾当初は現代文の記述問題がまったくの苦手だったと聞いています。
そんな彼も、武田塾で個別指導を受けていたら、記述力が大幅にアップし、早い段階で模試の結果も良くなったそうです!
そこで今回は武田塾で指導している「現代文の記述問題対策」について解説していこうと思います。
現代文の正しい解き方とは?
マークも記述も、現代文の正しい解き方は同じ。
それは、
・手順1:本文から解答の根拠を探し出す
・手順2:正解のポイントを自分でまとめる
・手順3:正しい選択肢を選ぶ or 制限字数内に整理する
です!
傍線部の問題を例に解説しますね。
手順1:本文から解答の根拠を探し出す
まず、傍線部のある1文を徹底的に分析しましょう。
指示語など、解答の根拠を説明しているヒントを見つけてください。
現代文のルールを知っていれば、割と簡単に見つけられるようになります。
「ゼロからの覚醒」に詳しく載っていますので、知らない人はぜひ、見てみてください。
手順2:正解のポイントを自分でまとめる
解答の根拠を見つけたら、正解のポイントをまとめましょう。
この段階では、まだ選択肢を見てはいけません。
本文から正解の要素を拾い、自分でまとめてください。
手順3:正しい選択肢を選ぶ or 制限字数内に整理する
マーク式なら、まとめた正解のポイントと選択肢を比較しながら、正しい選択肢を選びましょう。
記述式なら、まとめたポイントを制限字数内に整理します。
最後が少し違いますが、全体の流れはほぼ同じ。
現代文の本質的な解き方は、変えてはいけないのです。
このあたりの内容を詳しく知りたい人は、この動画を見てください。
柳生先生がとても分かりやすく、解説されています。
最初の1冊目から正しいやり方で解いていこう!
マーク問題のうちから、このやり方で取り組んでいけば、記述問題に入っても解けなくなることはありません。
マーク模試なら8割取れるのに、記述模試だと半分も解けないという人は、選択肢の中から正解を探そうとするクセが付いています。
選択肢だよりだったから、
・自分で解答根拠が見つけられない
・正解のポイントを言葉でまとめられない
あなたもこんな状態になっていませんか?
ただ、選択肢の中から正解を探そうとするクセが付いてしまっているのは、仕方のないことかもしれません。
なぜなら、現代文の入り口となる参考書の多くが、選択肢で答えを選ぶものだから。
だが、しかし!
だからこそ、取り組みやすい1冊目から、解答根拠を本文の中から探し出し、自分で正解のポイントをまとめていくクセを身に着けてください。
私が教えている生徒さんの中にも、フワッと問題を解き、全問正解できるようになったから、次の参考書に進もうとする人がいます。
そんな状態で先に進んでも、日大レベルまでならなんとかなりますが、地方国公立レベルやMARCHレベルの記述問題で必ず詰まります。
そんなことにならないよう、武田塾丸亀校の個別指導では、生徒さんが正しい解き方をしているか、事細かくヒアリングするようにしています。
記述対策なら「現代文読解力の開発講座」を徹底活用しよう
記述対策で有名な参考書として「現代文読解力の開発講座」を使っている人は多いかと思います。
武田塾でも、現代文の基礎が身についてきた生徒さんには、取り組んでもらっています。
やりこまないと要旨・要約はできるようにはならない
この参考書に取り組むと、筆者の主張や言いたいことを掴むトレーニングができ、要旨・要約ができるようになります。
ただし「やりこめば」というのが前提。
問題集のように「正解したら終わり」という使い方だと、この本に取り組む価値が得られません。
何度も何度も繰り返し、解説に書かれているルールや意味を体に染み込ませるまでやりこんでください。
また、当たり前ですが、最初の要旨・要約問題も必ず取り組んでください。
1回目は全然できなくてもOK。
解説を読み込み、それからまたチャレンジすれば良いのです。
要旨・要約が1回目からうまくまとめられる人は、あまりいません。
だから、武田塾では、現代文の読解問題集ではこの「現代文読解力の開発講座」だけ、4日2日のペースで、1週間に3回解き直すカリキュラムを組んでいます。
それぐらい、繰り返し取り組んで欲しい1冊なのです。
「現代文読解力の開発講座」の使い方
それでは、この本の具体的な使い方を解説していきますね。
・手順1:問題を解く
・手順2:解説を読み、足りないものを把握する
・手順3:解法を再現できるか、解き直しをする
手順1:問題を解く
最初に問題を解きましょう。
しんどくても、要旨・要約問題も必ずやってください。
手を付けずに、解説を読んでいたら成長はありません。
間違ってもいいから、とにかく自分で解答をまとめていってください。
手順2:解説を読み、足りないものを把握する
答え合わせをし、解説を見て解法を学びましょう。
要旨・要約は、大事な箇所が抜けていないか、無駄な部分がないかまでチェックしていきましょう。
正しい要旨・要約が書けるようになるには、何が足りていないのかが分かるようになるまで、しっかりと解説を読み込んでください。
手順3:再現できるまで解き直しをする
解答の根拠をしっかり説明できるまで、解き直しをしましょう。
もちろん、要旨・要約も完全答案が書けるようになるまで繰り返してください。
ここが甘いと、演習量を増やしても記述問題ができるようにはなりません。
まずはこの1冊を完璧に仕上げてから、演習量を増やしていってください。
正しい解き方が身につけばマークの点も伸びる
最初にマークも記述も現代文の正しい解き方は同じと説明しました。
そのため、記述問題ができるようになれば、自然と現代文の解き方が洗練され、マーク問題もさらにできるようになります。
記述模試を得意にしている人で、マーク模試を苦手にしているという話を聞いたことありますか?
無いですよね。
国立二次試験で国語を使う人、同志社大学など記述問題の配点が大きい大学を受験する人は、今から現代文の正しい解き方で勉強を始めてください。
マークと記述は別で対策するといった考え方は、今すぐやめましょう。
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