こんにちは、武田塾前橋校です!
今回は共通テスト本番で数学7割以上を狙う人にとっては必見の内容です。
数学の勉強法自体に悩んでいる人も、
既に7割取れている人にとっても参考になると思います。
数学の勉強法
勉強法①解答の完全再現を目指す。知識のインプット。
数学が苦手な人が目指すべき最初の目標は、「まずは問題が解ける」という状態です。
つまり、模範解答のコピー、解答の完全再現を自分の手で何も見ずに作れる状態を目指しましょう。
数学が苦手な多くの人は覚えるべきことを覚えていないパターンが圧倒的に多いのです。
まずは、とにかく模範解答を覚えて、知識のストックを作っていきましょう。
勉強が進んでいけば、数学的思考がだんだんと身につき、自然と問題に対する理解も深まっていきます。
具体的には、問題だけが与えられたときに、自分の手で解答のコピーが作れるようにしていきましょう。
すべてを丸暗記するのではなく、
模範解答の中でも重要なポイントを中心に覚えていくような勉強が必要になります。
例えば、
問:y=x² -6ax+9 (-3≦x≦3) の最大・最小を求めよ。
という問題が与えられたとします。
この時、模範解答を思い出すためには、
①二次関数だから、とりあえず平方完成する
②軸が分かったら、軸と定義域の位置関係を考えてみる
という二つのポイントに気が付けると、自然と問題を解き進めていくことができると思います。
勉強法②自力で解答の方針を考える。瞬間的に解法が思い浮かぶようにする。
解答の完全再現ができるようになったら、次は自力で問題に対する方針を立てられるようにしていきましょう。
とりあえず解答を暗記している、という状態から、問題を理解し、応用が効く状態にしていくことが目標です。
ある問題が与えられたときに、問題を見て「この公式をこういう風に使えばとけそうだ。」だったり
「ここに着目して考えてみたらよさそう。」など、
問題文に対して日本語で解答の方針を述べられるようにしていくとよいでしょう。
問題文を読んで、いきなり解き始めるのではなく、問題文を読んでから、頭の中で声に出して
問題文の解答方針を述べてから問題を解き始めましょう。
このとき、5分程度真剣に考えて方針が浮かばなければ、
模範解答を読んでしまってよいと思います。
その問題はまだ勉強法①をやるべき状態だと考えられるので、
まずは解答を完全再現できるようにしていきましょう。
一通り問題を解き終わったら、今度は問題文だけをパラパラと見て
解答方針が思い浮かぶかどうかを試してみるといいですね。
例えば、入門問題精講(旺文社)や基礎問題精講(旺文社)なら
問題のすぐ下に書いてある「精講」の部分や、公式がまとまっている「ポイント」の部分を
自分の言葉(重要!)で説明できることが理想的です。
方針が浮かばない問題は、まだ解答を作れるようになっているだけで
他の問題でその知識が使えるようにはなっていないということです。
そのような、方針が浮かばない問題が多くある状態では、まだ一冊が完璧になっているとは言えません。
問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶか?
が一冊の参考書が完璧になっているかどうかの境目です。
基本的な問題集を使って、上記のようなポイントを意識しながら、覚えるべきことを覚えていましょう。
段階別オススメ参考書
①の勉強法を進めるにあたっては
やさしい高校数学シリーズ(学研)
がオススメです!
パッと見はかなり分厚いので敬遠してしまう方も多いかもしれませんが、
内容は高校数学の典型問題や定石を網羅していて解説も会話形式で読みやすく、非常にわかりやすい良書です。
受験生のペースであればそれぞれ1ヶ月程度で終えられます。
高1・2生の場合には、学校の授業と並行して、教科書ガイド的に分野ごとに勉強するのもよいですね。
もし数学が苦手だと自覚しているならば、是非本屋さんで一度手に取って開いてみてください。
ⅠA、ⅡB、Ⅲに分かれていますが、すべての問題をマスターした時には数学は苦手な科目ではなくなっていると思います。
開いたときに問題を眺めてみて、どの問題も余裕で解けそうだ、と思った方は次の段階に進んでいきましょう!
②の段階で取り組む参考書のオススメは
入門問題精講シリーズ(旺文社)
です!
「入門」ということで、内容に不足があったり、易しすぎるのではないかと考える人が多いようですが
この「入門」は「大学入試の入門」であって「高校数学の入門」ではないので内容的な不足はありません。
ⅠAⅡBに関しては、遅くとも2か月以内、できれば1カ月程度で仕上げてしまうことが理想です。
数学が苦手な人で、まだ時間がある高1・高2の方は
①のやさしい高校数学シリーズから勉強を始めたほうが
数学が得意になる可能性が高いので、そちらから始めていきましょう!
最終的にどの参考書を使っても、①・②両方の勉強法を守って進めていってください!
この二冊が仕上がったときには、きっと数学が苦手ではなくなっているはずです!
やさしい高校数学シリーズから始めた人は
入門問題精講のⅡBが終わる頃までで3ヶ月はかかります。
4月から始めた人は6月終わりまでの時期で、
大学入試の入口に立っているイメージで進めていきましょう。
共通テストで求められる2つの力
①基礎を瞬時に解く力
共通テストでは数学に限らず、基礎知識があれば解ける問題と、
基礎知識をもとに資料や会話から何が問われているかを把握すると解ける問題
とに分かれています。
数学の勉強自体は進んできて、入試内容の基礎を固めていくという段階に入ったら
基礎問題精講を進めていくのがオススメです。
ⅠAは150題程度の例題、ⅡBは170題程度の例題なので、
それぞれ1ヶ月程度で終えるペースで進めていきましょう!
青チャートやフォーカスゴールドなどで苦戦している人にとっては
効率的に進められる参考書です!
基礎問題精講には演習問題もあるので、
さらに時間が取れて基礎を固めたい人は演習問題にも取り組めると良いですね。
問題演習を進める上で、共通テスト形式で、
かつ基礎的な知識を問われる問題に取り組みたい人は
短期攻略シリーズがオススメです。
こちらも基礎問題精講同様ⅠA・ⅡBそれぞれ1ヶ月程度で終えていける問題集です。
時間が取れない中で苦手を克服する人にとっても
分野を絞って進めやすい参考書なので
「今週は確率、来週は数列をつぶす!」といった進め方も効果的です。
4月に入門問題精講から始めた人は11月終わりここまで進んでいるイメージです。
これで共通テスト7割を取れる基礎的な学力は身についているはずです!
②与えられた資料を正確に読解する力・思考力
ここからは7割以上を安定させ、8割以上を目指していきます。
基礎力をつけても共通テスト特有の問題が苦手だという人もかなり多くいると思います。
2023年1月に実施された共通テストの実際の問題を見てみましょう。
二次関数を解く基礎的な知識があっても、
長い文章や、細かな状況設定を読み、必要な情報を把握してからでないと解き進めることができません。
見るからに難しそうですね。
こうした問題に対応するためには、
共通テストで良く問われる問題に対しての
資料の読み方や解き進め方をメインに扱っている問題集を進めていくと良いです。
オススメは2冊です。
どちらも1~2週間あれば目を通して例題を解くこともできますので、
他の問題集や共通テスト形式の模試を解く際に何度も戻って読み方・解き方の参考にすると良いですね。
①きめる!共通テスト 数学ⅠA&ⅡB
②やさしくひも解く共通テスト数学
どちらも共通テストに特化した問題集で、
問題文の読み方やつまずきやすいポイントについて詳しくまとめられています。
特に苦手意識の強い人は②のひもとくのシリーズだと動画もついているので取り組みやすいです。
↓5月の模試から共通テスト本番で209点UP!桐高から群大へ合格した反町君!↓
実践を通して自己分析力を上げていく
ここまで勉強が進んでくればあとは
共通テストの過去問や、共通テスト形式の問題集を進めていきましょう。
河合塾→駿台→Z会と進めるか、
駿台→Z会に絞って進めていくのがオススメです。
また、本番を想定した難易度や各予備校の傾向に染まり過ぎない問題を解きたい人には
数学予想問題集シリーズがオススメです!
ここまでやってもらえれば安定した点数が望めると思いますが、
どの問題集を進めるにしても、大事なのが復習です。
自分の弱点を把握し、どう改善するかを自己分析できるように鍛えていきましょう!
武田塾で実施されている模試を例に、
設問ごとにどんなミスをし、どう改善するかを考えて勉強に励んでもらえると良いですね!
特に大事なのが、これまでやってきた問題集ではどの問題に該当していて、
その問題を解くにあたって大事な解き方・考え方は何だったのかを把握することです!
これは数学だけでなくどの科目でも非常に大切です!
ここまで丁寧に学習を進められば本番でも目標が達成できるはず!
この記事を読んでいる時期や学力によって戦略は変わるかもしれませんが、
やり切れるよう頑張りましょう!
↓共通テスト本番で自己ベスト!渋高から東北大学薬学部に合格!桒原君↓
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