こんにちは!武田塾前橋校です。
今回は前橋校の講師も在籍している群馬大学医学部について、紹介したいと思います。
群馬大学の医学部にいきたいけど、どういうところなの?
何を勉強したらいい?
そんな方に必見です!
武田塾前橋校では生徒一人ひとりのカリキュラムを作成し、
自学自習の管理と1対1の個別指導で、
早稲田、MARCH、旧帝大、医学部医学科など数々の合格者を輩出した
教務、講師陣が合格へと導きます!
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群馬大学医学部の基本情報
群馬大学医学部は群馬県前橋市の中心部から少し離れたところにあります。
大通り沿いで、
近くの17号沿いには大きな商業施設や飲食店が並んでおり、利便性も◎
↓全学部の一年生が通う荒牧キャンパス ほかの学部の学生とも交流を深めることができます!
↓二年生以上が通う昭和キャンパス 静かで学習に専念できる環境です
昭和キャンパス内に病院が併設されており、医師になるための教育環境が整えられています。
群馬大学の偏差値は65.0で関東の他の医学部と比べるとやや低くなっていますが、
医学部全体でみると中堅レベルです。
↓関東地方の国立医学部 軒並み偏差値が高い大学が集まっています
大学 | 群馬大学 | 千葉大学 | 筑波大学 | 横浜市立大学 | 東京大学 | 東京医科歯科大学 |
ボーダー | 76% | 83% | 81% | 83% | 88% | 84% |
偏差値 | 65.0 | 70.0 | 67.5 | 67.5 | 72.5 | 70.0 |
群馬大学の偏差値が他の大学と比べ低い理由として、
①二次試験の理科が医学部には珍しく物化指定である
②二次試験で「英語」の代わりに「小論文」があるため敬遠されがち
③推薦の枠が多く、一般の募集が少ない
④大都市から離れている
ということが考えられます。
一見すると攻略しにくいように思われますが、
よく傾向をつかむことができれば、実はかなり穴場な大学なのです!
受験科目
一般前期(募集定員65名)
共通テスト試験 5教科7科目(450点満点)
【国語】(100)
【数学】数ⅠA,数ⅡB(100)
【外国語】リーディング(80)・リスニング(20)
【理科】物理,化学,生物から2つ(100)
【社会】世A,世B,日A,日B,地理A,地理B,現社,倫,政経,倫・政経から1つ(50)
※理科は基礎科目の選択不可
※共通テストの英語の配点はリーディング100点、リスニング100点だが、群馬大学ではリーディングとリスニングの配点を4:1とする
個別学力試験 3教科(450点満点)
【数学】数Ⅰ・数A・数Ⅱ・数B・数Ⅲ(150)
【理科】物理・化学(150)
【小論文】(150)
【面接】総合判定の資料とする
二次試験の配点比率 50%
二次試験の各科目の特徴
数学
大問5問,120分
群馬大学の入試において、最も合否を分ける科目です。
東大・京大数学のような難問・奇問は出題されませんが、2019年度の数学では少々難化傾向がみられました。
しかし2020年以降の三年程は標準問題の出題におちついているため、基本的には標準レベルの問題を解き切る力が求められます。
↓↓おすすめの参考書
Campass 数学ⅠA・ⅡB
Campass数学Ⅲ
理科
物理化学合わせて7問,120分
化学は易しく、理論、無機、有機から広く出題されます。
化学が得意な受験生は満点を狙うこともできますが、
高得点勝負になることが予想されるため、
化学の点数で大きく差がつくことはあまりないでしょう。
物理は標準的な問題が多いため、標準的な参考書を一冊しっかりと仕上げることが必要になってきます。
また、出題分野に若干の偏りがあり、力学と電磁気はほぼ毎年出題されています。
↓↓おすすめ参考書
・化学
化学重要問題集
化学頻出!スタンダード問題230選
・物理
良問の風
小論文
大問一問、90分
「小論文」という名前にはなっていますが、ほとんど英語と言って差し支えありません。
医療に関係のある英文が大問一問出題されます。
ただ、解答は日本語で自由記述する問題がほとんどであり、
英語が読めるだけでなく、自分で記述する力も求められます。
特徴的なものとしては大問の最後に250字の記述があることがあげられます。
医学論文とはいっても、難解な単語などはすべて注釈がつけられているため、
私立の医学部対策のような医療系単語の対策は不要でしょう。
英文自体はそこまで難解ではありませんが、
記述量がとても多いため、時間に余裕がなく、
平均点はかなり低いと考えられます。
基本的な英語の参考書を学習したあと、
過去問を解くことが最も良い対策だとおもわれます。
記述量が求められる問題が出る大学としては、
信州大学、京都大学などがあるので、
このような他の大学の過去問を解いて、
採点・添削をしてもらう勉強が有効でしょう。
(☆武田塾では講師が過去問の採点・添削や解説もおこなっています!)
ただ、先述した通り、平均点が低く差が付く科目ではないと思われるため、
小論文に時間を割くよりは、
数学と理科(特に物理)を重点的に詰める方が
合格点を取るために効率が良いでしょう。
2022年度 小論文について(☆2023年追記)
2022年の小論文は大きく傾向が変わりました。
大問1問、90分の形式は以前と同様ですが、問題文が日本語と英語の混合形式になっています。
小問が16問設定されています。
単純計算で1問あたりにかけられる時間は5分少々で、
本文の分量が多いこともふまえると時間的には相当厳しいと言えるでしょう。
例年と形式が大きくことなり、受験生は面食らったのではないでしょうか。
得点が取れた人と取れなかった人に大きく二極化したのではないかと考えられます。
問題文はホスピスを題材にした小説です。
問題文のところどころに下線が引かれており、
作中の人物のある行動の理由や心情、作中に含まれている演出の理由を分析させる問題が中心となっています。
最後の設問は受験生自身考えを問う設問になっています。
一見すると問題文が長く設問数が多いため、とっつきにくいように感じられますが、
問われている内容はいたってシンプルで、
小説の登場人物の行動や心情の変化の理由を問う設問がほとんどです。
得点を取っていくためには、オリジナルで奇抜な解答を作っていくのではなく、
ある程度小説のオーソドックスな読み方を踏まえて登場人物の行動や心情を読み取りつつ、
自分なりの内容を+αをして付け加えるような解答が求められていると考えられます。
そして、最後の設問では自分なりのオリジナルな解答が求めれていますが、
それまでの設問の解答から導かれる内容から自分なりのオリジナルな内容を加えつつ、
その自分の考えを相対化するような記述を入れていけると高得点がとれるのではないかと考えられます。
以上のことを踏まえると、対策としては
・現代文の標準的な読み方を学ぶこと
・英語長文の読み方を学ぶこと
・論理的に考え、自分の考えを自分の言葉で説明する能力を身につけること
が重要であると考えられます。
具体的な対策としては記述式の現代文の勉強を進めていくと良いと思います。
武田塾のルートで言えば、
少なくとも日大レベルまでの現代文と英語のルートを完璧にしておきたいところです。
そして、それらの勉強の中でただ単に問題を解けるようにするだけでなく、
各段落の要旨や本文全体の要旨を自分なりの言葉で説明できるようにしたり、
その文章や段落のなかで最も重要となる一文を抜き出し、その理由を述べる練習をしていきましょう。
論理的に考える能力や、その流れを自分なりに述べる練習は一朝一夕では身につかないものです。
普段の生活や他の科目の勉強の中でも論理的に日本語を読み、
自分の考えやその根拠を説明できるようにしていきましょう。
2023年以降もこの小論文の形式が続くかどうかは分かりませんが
2022年の小論文の問題で求められている能力は医師として働く際も重要な能力であると思います。
なかなか取っ付きにくい部分はありますが積極的に対策に取り組んでいけるといいですね。
しかし、入試は全科目の平均点での勝負になってくるので、
数学、理科にまだ不安がある場合はそちらの勉強を優先してください。
数学・理科が仕上がった上で小論文の勉強も進められていれば合格間違いなしです!
↓群大と悩んで信大にチャンレンジ!二次3-4割の出来から1ヶ月で7割までもっていった荻野さん!↓
まとめ
☆群馬大学医学部は関東でかなり穴場!
☆群馬大学医学部合格には数学が重要!
☆標準的な問題を解き切る力をつけるべし!
☆小論文はほとんど英語と変わらないため、そこまで構える必要はない!
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