【英検®︎】英検®︎って何?特徴と勉強法を紹介!!
こんにちは、武田塾町田校講師のSです。
先日は2021年度第1回英検®の一次試験が行われました。
受験された皆さん、出来はどうでしたか?
合格しているかわからなくても、「ギリギリ合格している」ということがあるので、
2次試験の対策に追われないよう、今からでも2次試験の勉強を始めましょう。
英検®は、Reading, Listening, Writing, Speakingの4技能が測ることができる英語検定です。
5級〜1級の7段階に分かれており、
大学受験に利用するためには、2級と準1級がよく受験されます。
英検も持っていると、大学受験において何かと有利に働きます。
今回は、英検®︎の特徴と、その勉強方法について、
2級と準1級に焦点を当てて書いていきたいと思います。
英検の採点方式「CSEスコア」
①偏差値と同じ「相対評価」になった
2016年度第1回の試験から、英検®︎の採点方式に「CSEスコア」と言うものが導入されました。
「CSEスコア」は、偏差値と同じで「相対評価」です。
「相対評価」は、偏差値と同じで、
自分の(問題数ベースの)正答率が良くて、周りは悪ければ、CSEスコアは高く出ます。
自分の(問題数ベースの)正答率が良くて、周りも良ければ、CSEスコアは周りとあまり変わりません。
自分の(問題数ベースの)正答率が悪くて、周りも悪れば、CSEスコアは周りとあまり変わりません。
自分の(問題数ベースの)正答率が悪くて、周りは良ければ、CSEスコアは低く出ます。
このような仕組みになっています。
②正解率が同じでも解く問題が異なればCSEスコアも異なる
CSEスコアは、問題ごとに配点を決めて出されるようなものではありません。
なので、正解数が同じだったとしても、問題の年度や回次が異なればCSEスコアも異なります。
このような特徴があるので、自己採点で出した正答率で合否を予想することが難しくなりました。
③問題数にかかわらず各技能の点数が均等に配分される
英検2級を例に出すと、リーディングは全38問、リスニングは全30問、ライティングは全1問ですが、
それぞれ満点は全て650点(全て同じ)になります。
④各技能でバランス良く得点できることが重要
CSEスコアが導入されるまでは、素点で合否が決まったため、
点の少ない技能で低い正答率だったとしても合格することができましたが、
CSEスコアが導入され、各技能の満点が均等になった今、
どれか一つの技能で高い正答率を記録しても、
他のが悪ければ合格の可能性が一気に下がってしまうようになりました。
出典:https://www.eiken.or.jp/cse/
英検®︎の勉強方法
冒頭で書いたように、
英検®は、Reading, Listening, Writing, Speakingの4技能が測ることができる英語検定です。
出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/detail.html
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/detail.html
Readingの勉強法
Readingの問題形式は以下の通りです。
2級
測定技能 | 形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|---|
リーディング | 短文の語句 空所補充 |
文脈に合う適切な語句を補う。 | 20 | 短文 会話文 |
4肢選択 (選択肢印刷) |
長文の語句 空所補充 |
パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。 | 6 | 説明文 | ||
長文の内容 一致選択 |
パッセージの内容に関する質問に答える。 | 12 | Eメール 説明文 |
準1級
測定技能 | 形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|---|
リーディング | 短文の語句 空所補充 |
文脈に合う適切な語句を補う。 | 25 | 短文 会話文 |
4肢選択 (選択肢印刷) |
長文の語句 空所補充 |
パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。 | 6 | 説明文 評論文など |
||
長文の内容 一致選択 |
パッセージの内容に関する質問に答える。 | 10 |
それぞれ共通して言えることは、
「短文の語句空所補充」に関しては、
しっかりと得点するために、単語力を単語帳でしっかりつけておくことです。
点数は、先ほど説明した「CSEスコア」で出されるため、
「短文の語句空所補充」の1問と、「長文の語句空所補充」の1問と、
「長文の内容一致選択」の1問における点数の比重は全て同じです。
簡単に得点できるのは「短文の語句空所補充」の方なので、
長文が苦手だと言う人はしっかりと単語力をつけてから試験に挑むようにしましょう。
「長文の語句空所補充」「長文の内容一致選択」は、「短文の語句空所補充」ほど単語は難しくありません。
しかし、英文構造が複雑で、慣れていかないとなかなか得点できない可能性があります。
なのでできるだけ、たくさんの問題を解いて、かつ、復習をし、
英検の英文の「リズム」を掴んで行ってください。
効果的な方法は、ズバリ「音読」です。
Listeningの対策
Listeningの問題形式は以下の通りです。
2級
測定技能 | 形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|---|
リスニング | 会話の内容 一致選択 |
会話の内容に関する質問に答える。 (放送回数1回) |
15 | 会話文 | 4肢選択 (選択肢印刷) |
文の内容 一致選択 |
短いパッセージの内容に関する質問に答える。 (放送回数1回) |
15 | 物語文 説明文 |
準1級
測定技能 | 形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|---|
リスニング | 会話の内容 一致選択 |
会話の内容に関する質問に答える。 (放送回数1回) |
12 | 会話文 | 4肢選択 (選択肢印刷) |
文の内容 一致選択 |
パッセージの内容に関する質問に答える。 (放送回数1回) |
12 | 説明文など | ||
Real-Life形式の内容 一致選択 |
Real-Life 形式の放送内容に関する質問に答える。 (放送回数1回) |
5 | アナウンスなど |
それぞれ共通して言えることは、
「会話の内容一致選択」に関しては、
「リサイクル問題」なるものがよく出題される傾向があります。
「リサイクル問題」とは、過去の問題で使われた問題がそっくりそのままもう一回使われる問題のことです。
なので、できるだけ過去問の問題に触れ、英文を覚えてしまうくらい復習しましょう。
この手の問題に救われる人はそう少なくありません。
他の形式の問題にも言えることですが、「シャドーイング」は繰り返せるだけ繰り返しましょう。
また、どちらの級にも言える事ですが、
リスニングの選択肢を、リーディングの解答時間に「先読み」しておきましょう。
英検のリスニングの選択肢の中には比較的長いものもあり、
聴きながら選択肢を読む、と言う行為が難しくなります。
特に、準1級の「Real-Life形式の内容一致選択」の問題は、問題ごとに問題文を読む時間が設けられていますが、
それだけでは十分に読みきれないことが多々あります。
リーディングの問題を制限時間10分前くらいに解き終え、
残りの時間をリスニングの「先読み」に回せると、格段とリスニングの問題が解きやすくなると思います。
Writingの対策
Writingの問題形式は以下の通りです。
2級
測定技能 | 形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|---|
ライティング | 英作文 | 指定されたトピックについての英作文を書く。 | 1 | (英作文なので問題文はない) | 記述式 |
準1級
測定技能 | 形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|---|
ライティング | 英作文 | 指定されたトピックについての英作文を書く。 | 1 | (英作文なので問題文はない) | 記述式 |
Writingに関しては、どれだけ「理論武装」して挑めるかと言う点が重要です。
それぞれの級で、以下のような分野の問題が出題されると、公式がHPに掲載しています。
2級
話題 | 学校、仕事、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネスなど |
---|
準1級
話題 | 社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など |
---|
これらに関するトピックについて、常に自分の意見を持つ癖をつけましょう。
また、30個ほどトピックを集め、理由を2~3つ考えてまとめた表などを作り、
それを「暗記」して挑むと言うのも手です。
さらに、どのトピックにも使いまわせる「テンプレート文」を必ず作り、覚えておくようにしましょう。
Speakingの対策
Speakingの問題とトピックの例は以下の通りです。
2級
測定技能 | 形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|
スピーキング | 音読 | 60語程度のパッセージを読む。 | 1 | 個人面接 面接委員1人 (応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価) |
パッセージについての質問 | 音読したパッセージの内容についての質問に答える。 | 1 | ||
イラストについての質問 | 3コマのイラストの展開を説明する。 | 1 | ||
受験者自身の意見など | ある事象・意見について自分の意見などを述べる。 (カードのトピックに関連した内容) |
1 | ||
受験者自身の意見など | 日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる。 (カードのトピックに直接関連しない内容も含む) |
1 |
主な場面・題材 | ||
---|---|---|
社会性の ある話題 |
過去の出題例 | 環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメント |
準1級
測定技能 | 形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|
スピーキング | 自由会話 | 面接委員と簡単な日常会話を行う。 | ‐ | 個人面接 面接委員1人 ( ナレーション、応答の内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価) |
ナレーション | 4コマのイラストの展開を説明する。(2分間) | 1 | ||
受験者自身の意見を問う質問 | イラストに関連した質問に答える。 | 1 | ||
受験者自身の意見を問う質問 | カードのトピックに関連した内容についての質問に答える。 | 2 | ||
受験者自身の意見を問う質問 | カードのトピックにやや関連した、社会性のある内容についての質問に答える。 | 1 |
主な場面・題材 | ||
---|---|---|
社会性の高い分野の話題 | 過去の出題例 | 在宅勤務、レストランでの喫煙、チャイルドシート、住民運動、キャッチセールス、護身術 |
Speakingの対策は、Writingのものと似通っているものがあります。
できるだけ様々なトピックに関して自分の意見を具体的に持つようにしましょう。
Writingと異なるのは、Speakingの方が比較的に即興性が求められると言うことです。
自分の意見をすぐに引き出せるように、Writingのパートで述べたように、
事前にとトピックとそれに対する理由を用意して暗記し、すぐに引き出せるように対策しておくことが大事でしょう。
あとは、Speakingは、「コミュニケーションを取ろうとする」ことが大事です。
黙り込んでいては「コミュニケーション」になりません。
筆記試験と異なり、対人での試験なので、挨拶などを積極的にしていくことも一つのコツです。
最後に
今回は英検®︎の特徴と勉強法について勉強していきました。
大学である私も、いまだに英単語を覚えたり、英語の文献を読んだり、
英語に触れることはたくさんあります。
英検を通して学んだ英語は、結果の良かれ悪かれにかかわらずあなたの今後の生活に役立ってくるはずです。
何にせよ、大学受験で英検を利用しようかと考えている人は、
ぜひ受験してみてはいかがでしょうか!
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早慶コースは春の段階で偏差値60
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現状の偏差値が60より低い場合は
最初から授業について行けない
ことがほとんどです。
偏差値が志望校のコースのスタート地点より低い場合、みんなと同じペースで勉強しても逆転合格は出来ません。
ですので
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そして1週間後、個別指導の前に、やってきた宿題が確実に身についているかどうかをチェックするテストを行います。
さらにテスト後の個別指導では、日々の勉強を間違ったやり方で進めていないか、自分の言葉で説明できるレベルまで理解しているかなどを細かくチェック。
それを踏まえてまた1週間の課題設定をしていきます。
①宿題の設定→②確認テスト→③個別指導→①宿題の設定→②確認テスト…
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