【英文法】この文法に気をつけろ!!仮定法編
突然ですが皆さん、
「もし私が鳥なら、君の元へ飛んで行けるのに。」
を英語に訳せますか??
無論、答えは
"If I were a bird, I would fly to you" です。
正解できましたか??
おそらく、
「なぜ過去形になるのか」とか「wouldってどういうこと?」
っていうような疑問を持った人も出てくると思います。
なので今回は仮定法について解説していきます!!!
基本は分かっていますよね?
仮定法は、基本的に「現実と反すること(反実仮想)」を表す時に用いられます。
なので、仮定法で書かれた文は、現実さがほとんどない、非現実的な意味合いを持っています。
例えば、
If I were a bird, I would fly to you.
という文は、「"I(私)"は鳥になることはほとんど不可能」であり「現実と反している」ので仮定法の文で表されていることになります。
なので、仮に
If I am a bird, I will fly to you.
という風に言ってしまうと、現実的に「可能性の有る」ことを表してしまうので、"I(私)"が鳥になることは可能である、というようなニュアンスを含んでしまいます。
これが普通のIf文と仮定法の違いです。
この基礎情報を頭に入れた上で、次は仮定法の文の作り方を見ていきましょう。
仮定法過去(現在の現実と反することを述べる時)
まず、現在の事実と反することを述べる時の仮定法について見ていきましょう。
現在の事実と反することを述べる時は、「仮定法過去」で表します。
「現在って言ってるのに過去で表すって、意味わかんねえよ!」
って思うかも知れませんが、そういうものだと思って覚えてください。
仮定法を用いる時は、時制が一つ後ろにずれるのです(現在なら仮定法過去、過去なら仮定法過去完了のように)。
※この原理がきになる人は一番最後に少しだけ説明するので、それを読んでください。
仮定法過去の文章の作り方はそんなに難しく有りません。
簡単に言えば、If文の従属節・主節の動詞を全て過去形にしてしまえば出来上がります。
ただし!!!!
注意しなければいけない点がいくつかあるので、それらを必ず押さえてください。
①If節の中の動詞がbe動詞だったら、全て"were"に変換する。
これは主語がIでもYouでもHeでもItでもTheyでも一般名詞でもです。
例えば、If I were you, 〜. のような文になるということです。
(じゃあ"was"は不正解なのか、と言われると、決してそういうわけではなくて、口語レベルでは"If I was ~~"のような文は多用されます。ただ、学校文法的に"were"で覚える必要があるのです。基本は"were"です。)
②主節(If節の後の文)には必ず助動詞の過去形が入る
If S(主語) 仮定法過去/were ~~, のあとは、
必ず S would/could/should/might V(動詞の原型) ~~. の形になります。
これらの助動詞が過去形になっているのも、「仮定法過去」の仕業です。
逆に、選択問題で、主節(だと思われる)部分にwould/could/should/mightが入って入れば仮定法を疑っていった方がいいかと思われます。
助動詞が必ず入る理由を説明しても良いのですが、受験には必要のない部分なので、そのようなものだと割り切って覚えてください。
仮定法過去完了(過去の事実と反することを述べる時)
次に、過去の事実と反することを述べる時の仮定法について見ていきましょう。
過去の事実と反することを述べる時は、「仮定法過去完了」で表します。
仮定法過去完了を用いるのも、時制が一つ後ろにずれることが理由です。
※過去形の「一つ後ろの時制」が仮定法過去完了なのは、仮定法過去完了が過去よりも昔のことを表す「大過去」の用法があるからです。
仮定法過去完了の文では、If節の中は絶対に過去完了になります。
If S had Vp.p.(動詞の過去分詞形) ~~ . になると言うことです。これは言うまでもないですね。
しかし、主節が少しだけ厄介になります。
主節がどのような形をとるかは、2つの可能性が考えられます。
一つ目は、S would/could/should/might have Vp.p. ~~ . になる可能性です。
「どういうこと?」って思った人、今から説明するので安心して下さい。
S(主語)のあとの動詞の部分が、「助動詞+have+動詞の過去分詞形」になっていると思います。これは時制が過去であることを表しています。わかっているとは思いますが、助動詞の直後にあるhaveは完了形を作るhaveです。
つまり、一つは、「If節も主節も過去を表している」可能性があるということです。
例えば、
「もしも自分があの時あの人に思いを伝えていれば(If節)、この間のクリスマスにはデートができていたかもしれなかったのに(主節)。」
この文はIf節も主節も過去のことをあわらしていますね。
つまり、「(過去に)〜〜していれば、(過去に)〜〜だったのになあ」という解釈になるということです。
こういう場合には主節がS would/could/should/might have Vp.p. ~~ .になるということです。
二つ目は、S would/could/should/might V(動詞の原型) ~~. です。
この形は、仮定法過去の主節部分と同じ形です。
これは、「(過去に)〜〜していれば、(今)〜〜なのになあ」というニュアンスです。
例えば、「あの時赤点を取らなければ、今補習を受けずに済んだのに」のような文の時に、
この S would/could/should/might V(動詞の原型) ~~. の形になるということです。
仮定法で気をつけなければいけないこと:倒置
仮定法で起こる特徴的な現象として、「倒置」というものがあります。
仮定法は、"if"が省略できます。
ただ、ifが省略された時に限り、従属節(もともとifがあった節)ではi主語と動詞の場所が入れ替わるのです。
ex) If I had much money, ~~. →Had I much money, ~~.
さらに厄介なのは、従属節(もともとifがあった節)が後ろに来た場合です。
I would not be here now if I had not met her. (倒置なし)
→I would not be here now had I not met her. (倒置!!)
こうなるとif節がどこにあるかがよりわかりづらくなってしまうのです。
このようなことが起こりうるので、文章を読む際、
「え?文章が終わってないのに二個目の動詞が来たぞ...」
ということに直面した時は仮定法を疑ってみてください!!
最後に
仮定法は受験生がよく躓く英文法です。
この「仮定法」を理解することができることは、
確実に大きな一歩となります。
不思議な英語の文法から目をそらさず、立ち向かってみると、意外とすんなり理解できるかもしれませんよ。
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