こんにちは武田塾です!
今回は国公立受験の大変さを大紹介します。今回の紹介を見てもう一度志望校を見直してみましょう!
国公立大学を目指す「覚悟」・・・ありますか?
まず最近の傾向として安易に国公立を目指す人が多く感じられます。(目指す人はもちろん目指してほしいのですが。)
よくあるパターンとして「とにかく国公立で学費を安く済ませたい!」「地元の国公立にいけばいい」など、親御さんの意向が強く、それにより国公立を目指すということがあります。
首都圏や京阪神はもともと私立専願文化があり、私立専願受験の選択肢が普通にあります。
一方地方ではその県の国立大学以外の私立大学を知らないことが多く、私立受験が少ない傾向にみられます。
半年くらい勉強したが、夏に国公立の大変さに気づいて私立受験に切り替えた場合、最初から私立を目指していれば難関大に行けていた可能性もあります。
国公立大学の攻略ポイント5選!
では『覚悟』を持ったあなたがすべきことは何でしょうか?国公立大学受験において超えるべきポイントを5つ紹介します。
逃げられない数学との闘い
1つ目は数学です。国公立は数学から逃げられません。
数学を使うか使わないかで1000時間くらい勉強時間が変わるといわれています。今この記事を3年生が見ているとしたら、おそらく学校の授業で数学I・A/II・Bはもう終わっているでしょう。
指数・対数・logはどうですか?三角関数はどうですか?sinΘ・cosΘはグラフが動いていきますがグラフは読み取れますか?微分・積分は使えますか?
数学は一つひとつの分野が重いため、勉強時間も必要でとても苦戦する科目です。
また、二次試験では解答に1問30分以上かかる問題もあり、数学は負担が大きく大変な科目と理解したうえで受験に挑む必要があります!!
5教科7科目? いやいや、6教科8科目!!
2つ目は科目が多いことです。大学を選べば科目が少ないところもありますが、ほとんどの国公立は6教科8科目存在します。また2025年度入試から情報が新設されたり、新課程で出題量や出題範囲が増えるなど、さらに勉強の範囲が広がりました。
この科目数を来年の1月まで仕上げていなければなりません。
難易度がそこまで高くない国公立であっても、2次試験はそこまで難しくなくても共通テストの配点が大きな大学もあります!
しかし、この大量の科目を同時期に全部やればいいわけでもなく、それはそれでミスをしやすいので注意です。
つまりどういう順番でいつ勉強するかという「戦略」も国公立は求められ、
大学受験に必要な大量の科目を攻略するために戦略を練って勉強しないと間に合わない!ということです。
バランス配分をしっかり行い、各教科の仕上がり具合を確認しながら進めることが大切となってきます。これだけの勉強量を要領よくこなすことできるか、もう一度考えてほしいです。
甘く見てない?意外と取れない「共通テスト」
3つ目は共通テストです。先ほど科目が多いという話をしましたが、ここでは共通テストの難易度について話そうと思います。
共通テストは本当に点数が取れません。定期テストで高得点を取っていても共通テストで点を取れるとも限りません。
また問題そのものの難易度も高いですが、問題量も多いので時間配分を意識する必要もあります。
共通テストの難しさを一番わかってもらうのは共通テスト同日体験受験をすることです。同日体験受験をしていない人は今すぐ共通テストの過去問を解いてください!
3年生になるまで共通テストの過去問を解いていないのは”ヤバイ”と危機感を持ってください。
解いてもらうと「リーディングこんな分量多いの?」「80分間でこれだけの量を読まないといけない?」「数学はもっと公式を使うだけの問題が多いと思っていた」など、いかに共通テストが難しいかが理解していただけると思います。
つまり共通テストには難しい問題や文章問題も多く難易度が高いため解答時間にスピードが求められます。
この共通テスト対策を大半の国公立を目指す人は遅くても11月、できたら10月には始めてほしいです。10月から共通テストの対策を始めてほしいということは9月末の段階では受験科目の基礎を固め終わっていないとマズイということになります。
9月末までに必要な知識を入れ込み、10月から共通テストの予想問題や共通テストに合わせた練習をしていくべきです。
つまり10月には共通テスト対策に入らないと間に合わないため今の段階で勉強が進んでいない人は厳しいです。国公立を目指す人は地獄のような厳しさをしっかり受け止めて国公立を目指しましょう。
チャンスは一度しかない。国立大学に行けるのか、否か。
4つ目は一発勝負ということです。国公立志望のみなさんからすると当たり前かもしれませんが、まず共通テストがあり、これは一発勝負です。
次にこの共通テストをくぐり抜けた人のみ、2次試験を受けるチャンスを得られます。
共通テスト後に共通テストリサーチがあり、自己採点の結果を入力してみて志望校合格可能性の判定が出ます。
この後に本試である二次試験にチャレンジしますが、もちろん2次試験も一発勝負です。
つまり何が言いたいかというと一発勝負を2回くぐり抜けてやっと手に入るのが国公立合格です。
大変ですね!
私立大学であれば日程が被らなければ複数の大学を受験できたり、同じ大学の別学部にも併願できます。
このように私立は何度かチャンスがありますが、国公立は一発勝負を2回乗り越えた先に合格があります。一発勝負の共通テストと2次試験を乗り越えるためにプレッシャーに負けないメンタルを持つことが大切となります。
あなたは書ける?正しい日本語と正しい論理で書いた記述式の答案!
最後は記述です。今の時期で記述が完璧な人は少ないと思います。
先ほど説明したように10月くらいから共通テスト対策を始めたいですよね。それならば9月くらいには記述・論述の対策をしないと二次試験に間に合いません!
記述は単語を知っているだけでは乗り切れず、流れを正確に因果関係や背景がわかるように書かないといけません。記述には向き・不向きがあり、苦手意識がある人にとっては大変な分野です。
まとめ もとい 覚悟を問う
なかなか厳しいことを言ったかもしれませんが、それだけ国公立というのは道のりが厳しいということです。
国公立受験にはこれらの難関ポイントがあるということ、自信がない人は私立に切り替える選択肢があるということ、自分に合った大学を選んで合格を掴む戦略があることを忘れないようにしてください。
しかしこれらの難関を知ったうえで国公立受験に挑む覚悟がある人はぜひその国公立に行きたいという気持ちを大切にし、国公立を目指してほしいです!
そのうえで、自分のしたいことや目標のために、この記事を読んだすぐあとから、行動に移してください。
受験には受験日という明確な期限があります、つまり限られた時間の中でいかに成長するかが大切なのです。
時間は有限であるということを忘れず、第一志望合格にむけて毎日勉強に励んでくださいね!