こんにちは!武田塾京都北大路校 講師の新美です。
この時期になると二次試験の過去問演習、共通テストの過去問演習、予想問題演習など、日々難易度の高い長文演習をしていると思います。
その中で読むのにつまずいたり、思うように点数が伸びずに悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。
そこで、本日は急に英語長文が読めなくなって「スランプ」に陥ってしまう原因と、その対処法について話していきたいと思います。
そもそもスランプとは?
英語の勉強が進んでいく中で難しい参考書や過去問を解いていくと思います。
スランプとは、そのような難しい長文にアプローチして急に読めなくなるような状態をいうのではありません。
つまり、レベルアップした長文に取り組むときに読みにくくなるような状態のことをスランプとは言いません。
長文のレベルは変わっていないのに段々読めなくなっていくことや、共通テスト形式や同じ難易度の過去問演習を進めていく中で点数が伸びないこと、あるいは下がってしまうことを言います。
スランプに陥ってしまう原因は何でしょう?
原因は5種類あると考えられます。
①単語・熟語
単語、熟語の抜けや覚えていないことはスランプに直結します。
今までは単語帳を1日何周もしていたのに、最近は触れてきて来なかったなどのように単語をおろそかにしていると、読んでる途中に似たような単語と意味の違いがわからなくなったり、そもそもの意味が出てこなく長文が読めなくなってしまいます。
もう一度初心に戻り、単語帳、熟語帳を電車や隙間時間などに周回するなど、勉強のお供にしましょう。
②文法・構文
過去問をやっていると、時間を気にしてしまうため、速く読むことに重点がおかれ大事な構文や文法事項を見落としてしまい間違った日本語訳、解釈をしている場合があり長文を正しく読むことができません。
一度速いスピードで一文一文svocを早くふれること、重要な構文が出てきたらその時点で意味が出てくることができるよう訓練し、精読するという感覚を戻しましょう。
③内容理解
長文演習を進めていく中では、時間を意識して点数を上げることが重要になっています。
これを意識して取り組むのはとても大事です。
しかし、点数を上げたいあまり早く読むことを意識したり小手先のテクニックに頼って内容理解をおろそかにしては意味がありません。
とりあえず点数を上げようという考えでは読みが雑になる可能性があります。
速読力を上げると同時に1パラグラフごとに内容をまとめ文章全体を理解できるように、長文演習を進めましょう。
④設問へのアプローチ
どれだけ単語を覚えていたり文法事項が完璧でも、設問へアプローチする方法がわかっていなかったり、間違えていたら制限時間に間に合わなかったりと、点数が伸びないことに繋がります。
設問には、
・日本語訳に直させる問題
・内容一致問題
・正誤問題
・文法事項を問う問題
…などがあります。
よって、それぞれの設問に合うようなアプローチをしましょう。
また、自分がどの設問でよく点数を落とすのかを復習の段階で分析をしてこれからの対策につなげましょう。
⑤速読スピードが足りていない
長文はどれだけ意味を確実に読めていても最後まで設問を解ききれなかったら、当たり前ですがその分の点数を失うことになってしまいます。
「長文を早く読むこと」+「内容理解を正しくすること」の2つを意識しないと点数はなくなります。
単語量が増えた長文を読んでいく中で時間が足りないことが多々ある人は、シャドーイングを受験勉強の中で取り入れていくのをお勧めします。
最後に
スランプに陥ってしまう原因はどれも基礎的なことの抜けやおろそかにしていることです。
また直前期は焦ってしまい点数で一喜一憂しがちになります。
点数が取れなかった、できなかった、と嘆くことも多々ありますが、そのことに対してしっかりと分析をしましょう。
読めない文章には成長のきっかけがあります。
今まで大事にしてきた基礎的なことで何が抜けているのか、疎かになってしまったのかをしっかりと分析しましょう。
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