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【大学受験英語】高校生のための基礎から学ぶ英語【文法編】

こんにちは!武田塾京都北大路校の宍戸です。

今回は「英語」特に「英文法」についての勉強方針をご紹介いたします!

英語が苦手な人はこれをもとに勉強してみてください!

少しでも力になれば嬉しいです!

英文法

 

はじめに ~語学全般の勉強の仕方~

はじめに英語に限らず、新しい言語を学ぶ上で通る勉強の流れについて説明します。

ざっくり言えば

①文字 ②音 ③単語 ④文型 ⑤文法

の順番でインプットすることが適切な勉強の流れです。

やみくもに文法の勉強をしても英語はわかりません。

ちゃんと学問を学ぶ上で流れ、順番というものは存在します。

それではそれぞれについて具体的に見ていこうと思います。

 

文字と音を覚えよう!英語は表音文字!

英語を学ぶ上で一番最初に学ぶのは「文字」と「音」です。

文字についてはローマ字を覚える段階で覚えている人が多いでしょう。

aからzまでのアルファベットそのままです。

一方で音については「th-」や「ph-」「-ght」などの連続する子音が含まれる単語などで聞きなれない音、発音しない文字が含まれている音節を耳にする機会があると思います。

そのため、英語を学ぶ最初の一歩としてやってほしいことがシャドウイングです。

 

シャドウイングとは、一度聞いた単語を、すぐにそのまま発音するという勉強法です。

単語の音を聞いてインプットした直後に、発音によってアウトプットします。

すなわち、インプットとアウトプットの間隔がとても短いということです。

忘れる前に音で単語を覚えることができるので効率よく記憶できます。

そのため、次の章で書く単語の習得コロケーション(ざっくり言うと音節のつながり)の習得に向いています。

その前提として、アルファベット単体の音と(よく使う)特殊な発音について学んでおくとのちの勉強につながります。

 

単語と熟語は量と回数!何回もシャドウィングしよう!

吹き出し

文字と音が分かったら単語でシャドウイングをやりましょう。

前の章で書いたように特別な発音をする単語やコロケーションも含めて覚えましょう。

 

単語で意識することは使い方です。

単語をそのまま覚えようと思ってもなかなか覚えられません。

第一単語を丸暗記するのは面白くないです。

どうせなら使える単語を習得してほしいです。

そのため、単語帳としては各単語に短文がセットでついているものをお薦めします!

 

多くの単語帳はリスニング用のアプリやCDが付属しているものが多いため、これらを使い、実際の発音と併せて覚えましょう!

 

単語をある程度覚えたら熟語も覚えると使える単語の幅が広がります!

前置詞を加えるだけで動詞の意味が変わるので受験では必修の分野です!

(実際に英語を使う際も、特定の単語より簡単な単語を組み合わせた熟語を使う方が汎用的なので覚えておくに越したことない)

 

基本五文型と品詞が分かれば英文は大体読める!?

英語を勉強する上で単語の次に覚えるべきものは基本五文型です。

基本5文型

中学生で習うもので、SV・SVC・SVO・SVOO・SVOCの5つです。

ほぼ全ての英文は基本5文型のどれかによって構成されているので、これさえ覚えておけばほぼすべての英文が読めると言っても過言ではありません!

そして、基本5文型に合わせて訳すだけで、大体は自然な英語に仕上がります!

したがって、基本五文型を習得することは英語を学ぶ上で基本中の基本です。

絶対覚えましょう。

 

五文型の次は品詞です。

英語にある品詞は以下の通りです。

①名詞・動詞・形容詞・副詞

②代名詞・接続詞・疑問詞・助動詞・前置詞・冠詞

これら10個です。

①は基本の品詞であり、多く単語や熟語はこれに当てはまります。

②は基本の品詞を修飾したり、補助したりする品詞です。

そして、名詞を除いて基本的にこれらの品詞は連続して用いることはありません

これさえ知っておけば文法問題で結構消去できます。

 

文法を学ぶための超々基礎知識!4Point!

最後に学ぶのは文法です。

皆さん文法好きですか?

私は好きじゃないです(断言)。

しかし、英文を読むうえで欠かせません。

 

でもさっき英語は基本五文型でほぼ読めるって言ったじゃないか!

 

その通り。

英語は基本五文型でほぼ全て読めるようになります。

その基本を読むために必要な知識を授けていきましょう!

4 Point

助動詞

はじめに覚えてほしいのは助動詞です。

助動詞は動詞の補助をする品詞であり、これがあると特定の意味を強調できます。

 

例えば can V は Vできるという意味を持ちます。

また、canのように1単語ではなく、had better のように複数の単語をひとまとめに助動詞として扱うパターンもあります。

 

☆否定形

助動詞の後にnotを付け加えるだけで否定の意味を表現できます。

don't(do not), won't(will not), haven't などです。

複数の単語を用いる場合も同じで、

may not well, may not as well, would rather not などのように否定の意味を付け加えることができます。

(ただし、not の位置が例外的なものもある。また、not 以外を否定の意味として用いる文もある。)

 

時制

時制

次に覚えてほしいのは時制です。

時間の概念は英語の中で重要な要素の一つです。

 

基本的には過去・現在・未来の3つです。

過去の場合は動詞の過去形に変化させる=動詞を過去形に活用させます。(過去形 Vp)

現在はそのままです。(現在形 V)

未来はbe going to Vの形にします。もしくは助動詞 will を使えばOKです。

 

次に覚えるのは進行形です。

基本的にはbe動詞を用いた後、現在形にingをつけるだけでOKです。(進行形 be Ving)

時間によってbeの部分を変えればそれぞれの時間帯で用いることができます。

過去ならwas,were,  現在ならam, are, is, 未来ならwill be

 

最後に完了形です。

ここでは助動詞的にhaveを用います。

助動詞haveの意味は「~まで(ずっと)」です。

過去ならhad Vpp, 現在ならhave Vpp, 未来ならwill have Vpp(過去分詞 Vpp:のちに説明)

動詞の意味や前後の意味によって経験・完了・継続の3つの意味を取ります。

 

疑問文

疑問文を使えるようになると会話がはずみます。

簡単な例はbe動詞もしくは1単語の助動詞を文頭に持ってくるパターンです。

Are you sad? (VSC)

Do you like Sushi? (助+SVO)

などがあります。

 

6w1h でまとめられる7つの疑問詞を使うことでも疑問文にできます。

who, what, which, when, where, why, how の7つです。

 

who, whatは人・物を聞くときに使うので疑問代名詞です。なので主語Sか目的語Oか補語Cを聞くときに使います。

which+名, what+名 は疑問形容詞に名詞を付け加えて質問をしています。名詞の修飾している部分を聞いているので疑問形容詞です。

また、形容詞なので補語Cを聞くときにも使えます。

 

when, where, why, how は副詞で修飾している部分について聞いています。なので疑問副詞と言います。

特にwhy, howは一文まるまる答えになることもあります。

(つまり一文全体が修飾語となるパターン)

 

修飾句まるわかり!これで●●節・●●句も怖くない!!

修飾句

次は修飾句です。

大体の人はここで最初の壁にぶち当たります。

でも、実際覚えることはそんなに多くありません。

では一つずつ見ていきましょう。

前置詞+名詞

前置詞の使い方は「前置詞+名詞」が基本形であり、用法は形容詞的用法か副詞的用法です。

すなわち、前+名=形 or 副 です。

しかし、例外があります。

前置詞 to の後に動詞 V が来る不定詞です。

 

不定詞 to V

不定詞の用法は名詞・形容詞・副詞の3つです。

すなわち 前 (to) + 動 = 名 or 形 or 副 です。

前置詞の使い方として不定詞は例外的な用法であり、前 + 名と比べると例外として名詞的用法があります。

 

動名詞 Ving

動名詞は不定詞とほぼ同じような用法です。

すなわち Ving = 名 or 形 or 副 です。

 

動名詞というくらいなので、普段は名詞扱いです。

(というか動名詞というのは名詞的用法だけのことを指します。)

ですが、形容詞や副詞のように使われるときもあります。

それが分詞・分詞構文です。

Vingはその中でも現在分詞と言います。

 

分詞・分詞構文 Ving, Vpp

動詞には動名詞のほかに過去分詞という活用形があります。

過去分詞とは言っていますが、使い方は受動的な表現を表しているだけです。

また、動名詞は名詞的にも使っていましたが、過去分詞は分詞的な使い方しかしないので、形容詞・副詞的用法しかないです。

すなわち、 Vpp = 形 or 副 です。

これら分詞を使うことで接続詞を使わずとも文章が作れるようになります

(ただし、接続詞として分詞構文は使えません。)

 

文単位の修飾句!大きな関門【関係詞・比較級・仮定法】

最後に関係詞と比較級と仮定法です。

ここは大きな関門なので詳細は別記事で書きます。

今回は簡単にさわりを述べますね。

関係詞

不定詞・動名詞・分詞まではせいぜい熟語~短文単位で何かを修飾していました。

関係詞では修飾する内容が増えて、文単位で名詞を修飾します。

名詞(先行詞)を修飾するので、関係詞節全体は形容詞的にとらえます。

比較級

比較は A<B の関係を表現します。

使う用法は形容詞の活用形で ~er を語尾につけることが多いです。

つけられない単語もあり、その場合は more ~ で比較級として扱えます。

仮定法

仮定法はもしも~という文を書きたいときに使います。

基本叶わないことです。

 

英文法の学び方まとめ!

長くなりましたが、ここまでを知っておけば最低限の文法的な知識は十分です。

あとは基本5文型通りになっているか確認するだけで、文法的には充分知識を得たと言っていいでしょう!

 

文法というのは基本から外れる例外を知るための学問(と捉えられる)のでここから例外を増やしていくことで表現の幅が増えていきます。

(最低限というのは、カタコト英語で表現できるという意味です。)

覚える順番は上に書きましたのでその通りに勉強してください。

具体的な方法としては、シャドウイングとディクテーションをお勧めします。

すなわち発音です!

これは単語のパートでも書きましたが、インプットとアウトプットの間隔を短くすることで、単語や文法を覚えている状態でアウトプットができるようになり、知識の定着が早くなると思います!

ぜひ、音を意識した英語の勉強を進めてみてください!

 

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