こんにちは、武田塾京都北大路校です。
英熟語は字面からは想像できないような意味があったり、似たようなのがいくつもあったりと苦手に感じている受験生は多いかと思います。
ということで、今回はオススメの英熟語帳を四冊取り上げながら英熟語の最強の暗記法について紹介していきたいと思います。
英熟語の重要性
「単語の勉強で手一杯で熟語の勉強なんてできない」、「英熟語なんて問題で直接問われることなんてない」といったような考えを持っている受験生も少なからずいるかと思います。
しかし、英熟語は文章の中にかなりの数が登場するので英熟語を覚えていないと読むときに苦労することがよくあります。
英単語を完璧にしたのに長文がなかなか読めないといったときに、その原因が英熟語であることは多々あります。
単語の組み合わせによって意味が変わるので、英熟語を覚えて文章を読む必要があります。
このように英熟語の勉強は受験生にとって必須です。
このブログを参考にして自分に合った英熟語の覚え方を習得しましょう。
英熟語の覚え方
早速ですが、今回紹介する英熟語帳四冊をいくつかの流派に分けて紹介していきたいと思います。
英熟語張には3つの流派があります。
自分と相性の悪い熟語帳を選んでしまうと覚えるのが大変になってしまうので、しっかりと自分に合った流派を見極めましょう。
① シンプル派
一つ目の流派はシンプル派です。
使う英熟語帳は
「英熟語ターゲット1000」です。
とてもシンプルな構成で、英熟語の右側に日本語で意味が書いてあります。
英熟語と意味が簡潔にまとめられているので、機械的に暗記をしていくといった感じです。
「英熟語ターゲット1000」のオススメのポイントは、最初に絶対に覚えてほしい熟語がまとめて載せてくれているという点です。
まず最低限そこを覚えれば、熟語は役に立つと感じることができると思います。
小難しいことを考えずに「とにかく覚えるぞ!」という人にとってはオススメの英熟語帳ではないかと思います。
② 文脈派
二つ目の流派は文脈派です。
これは名前の通り英熟語を文脈の中で覚えようとする流派です。
ここで使われる参考書が「速読英熟語」と「英文で覚える英熟語ターゲットR」です。
これらの参考書は長文の中に覚えてほしい熟語が散りばめられており、その文章を読みながら英熟語を身に着けていくスタイルです。
英熟語はそれを構成する単語の意味からは想像できないような意味になることが多く非常に覚えにくいのですが、文脈の中で覚えることで定着しやすくなります。
そもそも英文を読むのは多いに越したことはないので、読む練習をしながら熟語を覚えることができ一石二鳥です。
③ 理解派
最後の流派は理解派です。
これは英熟語を論理で理解しようとする流派です。
丸暗記をするのが得意ではなく、どちらかというと理解して自分で意味を出せるようになりたいといった人にオススメです。
ここで使われるのが「解体英熟語」です。
理解派がどういったものなのかというと、前置詞の意味の広がりを理解することで英熟語を推測する力を養うというものです。
英熟語は基本的に動詞と前置詞から構成されているので、前置詞の意味を理解するのが重要になってくるということです。
例えば、“off”という前置詞は“of”の分離の意味が強調された前置詞です。
take offという熟語には「脱ぐ」とか「離陸する」とかいった意味がありますが、offに「離れる」という意味があることを知っていれば遥かに覚えやすくなるでしょう。
“of”に関しても、“get rid of”(取り除く)や“deprive A of B”(AからBを奪う)といった熟語がありますが、これらの“of”は分離の意味です。
A of B(BのA)という意味しか知らなかったら、こういった熟語に分離の意味があることを理解できないかと思います。
前置詞を理解すればするほど意味の広がりに適応でき、熟語の意味を覚えやすくなるでしょう。
最後に
今回英熟語の流派を3つ紹介しましたが、1つの流派にこだわる必要は全くなく、自分に合うものを組み合わせて活用していってもらいたいです。
それでも、現状どの勉強法が適しているのか分からない人がいるかと思います。
そんな人たちのために強いてオススメの勉強法を挙げるのであれば、文脈派になってくるかと思います。
なぜなら、熟語の勉強を始めるタイミングは大体基本的な単語を押さえて、解釈も学び始めるタイミングだからです。
ですので、ちょうどこのタイミングで「速読英熟語」などの文脈重視の参考書を使って実際に読む練習をしながら熟語を覚えれば一石二鳥かなと思います。
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