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【京都大学農学部】の学科紹介!

こんにちは!【日本初!授業をしない武田塾】京都北大路校講師の金田です。

今回は私が属している京都大学農学部について紹介したいと思います。

みなさんは「農学部」ときいて何を思い浮かべますか?野菜やお米でしょうか。それとも土壌やトラクターなどが思い付いたでしょうか。
京都大学農学部では、21世紀の重要課題である「生命・食料・環境」に関わる様々なかつ複合的な問題に立ち向かうこと、を目標にしています。
農学部は生物学を筆頭に、化学、物理学、社会科学等の多様な基本知識をもとに「農学」について研究する学問系統です。そのため、幅広い分野があり、分野に共通する基礎的科目を系統的に勉強するとともに、学科ごとに異なる高度な専門教育が行われています。
では、どのような学科があるのでしょうか?無料受験相談
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農学部の学科紹介

京大農学部は以下の6つの学科に分かれています。
①資源生物科学科
②応用生命科学科
③地域環境工学科
④食料・環境経済学科
⑤森林科学科
⑥食品生物科学科
各学科がどのようなことをしているのか見ていきましょう!

①資源生物科学科

1番、ザ・農学部という感じの学科です。
資源生物
人類は植物、動物、微生物などの資源を利用して生活しています。ですが、これら資源生物の過度な利用が、地球環境の悪化や生態系の破壊を引き起こしています。そこで資源生物科学科は、資源生物のより安定した生産性とより良い品質の確保、環境や生態系の改善を目指しています。3回生から、植物、動物、海洋生物、生産環境の4分野に分かれて勉強します。この学科の特徴は

・生物色が強い
・扱ってる分野が幅広い
・海洋生物や和牛に特化した研究室がある(実は珍しい)

です。2回生では農業実習があり、座学だけでなく実際のフィールドで勉強ができます。
農学部といえば!という感じの勉強がしたい方におすすめの学科です。

 

 

②応用生命科学科

化学で農学をする学科です。
応用生命
21世紀は生物産業の時代と言われていて、農業生産や発酵・食品工業の様々な問題の解決が大事になってきます。そこには生命現象の原理の解明と、その成果の新たな発展が必要不可欠です。そこで応用生命科学科では、無機化合物、低分子化合物、生体分子(糖やタンパク質など)等の分子を対象に、生物の機能を明らかにしていくことを目標としています。この学科の特徴は

・化学色が強い

・実験や実習が充実している

です。充実した実験や実習で、体験的な教育が受けられます。
分子などのミクロな視点で農学をしたい方におすすめの学科です。

 

 

③地域環境工学科

言われてみれば農学部!な学科です。
地域工学
農業生産が重要視される今、農業・農村地域は非常に大きな価値を持っています。農業・農村が持続的に発展するには水、土、緑などの自然環境の保全と資源ポテンシャルを最大限活かすことが必要です。そこで地域環境工学科では、工学的・技術的な面から農業・農村問題や環境問題、食料・エネルギー問題の解決を目指しています。この学科の特徴は

・物理、数学色が強い

・農学部専門の必修科目が少ない
・トラクターなどの農業機械や農村計画について扱う分野もある

です。工学部色が強いですが、生物化学で入学した学生も沢山います。
農業に関する工学を学びたい方におすすめです。

 

 

④ 食料・環境経済学科

理系だけど文系な学科です。
経済農業
今、人類が直面している様々な問題の中で、特に日々の生活に直結しているのが食料問題と環境問題です。そこで、食料問題を農家や農業組織などのレベルで捉え、その経営管理や会計処理のあり方や、環境問題を国家や地域のレベルで捉え、農林業政策や農村開発について考える学科が食料・環境経済学科です。この学科の特徴は

・経済学をメインに学ぶ

・卒業後の進路は文系就職が多い

です。生物、物理、化学についてガッツリ学ぶことはあまりなく、全体的に文系色が強くなっています。
理系だけど、経済に興味がある方におすすめです。

 

 

⑤森林科学科

森林が好きなら間違いない、学科です。
森林
人間の過度の資源利用が地球環境に負の影響を与えている現代で、森林の保全と活用について考える学科です。森林と森林が提供する資源について扱っており、森林の生物多様性や物質循環などの自然学的なアプローチと、森林資源や木材などの社会学や経済学的なアプローチを学びます。この学科の特徴は

・様々な研究林をもつ研究センターや研究所と連携した教育が展開されている

・森林での実習がある

です。大学で講義を受けるだけでなく、実際に森林というフィールドで勉強することができます。
森林が大好きという方、ぜひおすすめです。

 

 

⑥食品生物科学科

「食」について学ぶ学科です。
食農業
人間は食べなくては生きていけないため、食と人類は切っても切り離せない関係です。そこで食品生物科学科では、味覚や食感、栄養素の消化や吸収、機能性食品成分など、人間が直接関わる「食」を取り巻く広範な知識について、基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。化学、生物、物理を軸とした実験科学に基づいた生体応答メカニズムに関する研究や、健康増進と疾病予防につながる食や医薬品への応用研究を行っています。この学科の特徴は

・農学部で1番人気

・化学色が強い
・専門科目に関する実験が多い
・院卒の就職実績が高い

です。実験が多いため、忙しい学科ですが、国際的に高い評価を得ている学科です。「食」に関する学問領域に興味がある方におすすめの学科です。

 

 

おわりに

一言で農学部と言っても、各学科ごとにやっていることは様々です。
今回初めて知った学問分野もあるのではないでしょうか?
自分が何に興味があるのか、どんなことやりたいのか、を大切に学科を選んでくださいね。もちろん選びきれない方も沢山いらっしゃると思いますが、どの学科に進んでもその分野の世界最先端を担う教授研究に触れることができ、知的好奇心がくすぐられて面白いこと間違いなしです。特に京大農学部では、出願時に第6希望の学科まで申請できるため自分が希望した学科とは違う学科に入学した生徒も多いですが、入ってみたらこの学科も面白い!という声をよく聞きます。

いかがでしたか?京都大学農学部について、興味を持っていただけたら嬉しいです。
今回の説明を聞いて興味が湧いた方、ぜひ一緒に農学について学びましょう!

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