まだ間に合う!生物の二次対策について
こんにちは!【日本初!授業をしない武田塾】京都北大路校講師の金田です。
今回は国公立大学二次試験が迫っているということで、生物の二次試験対策についてお話ししたいと思います。
受験生の皆さん、まずは共通テストお疲れ様でした!!
緊張感のある中での丸2日間のテストは思った以上に疲れたと思いますが、これから始まる大学別の試験は次々とやってきます。
連日の緊張感の中で万全の体調を整えることは合格への第一歩です。
寒い日が続いていますが、体調管理に気をつけていきましょう。
共通テストを私も解いてみましたが…かなり解きにくいと感じました。
結果が良かった方、今回の共通テストでしっかり点数を取れたということは安定した実力があるということなので、自信を持って二次対策を着実に進めていきましょう。
思い通りにいかなかった方、点数が気になるところだとは思いますが、平均点も低く、生物と化学は点数調整も入るようなので、みんなにとっても難しかったということです。割り切って、二次に向けて切り替えていきましょう。
二次試験は共通テストとは形式が違います。いくらでも戦うことができます。
私も共通テストの数学で、過去問や対策問題集で普段取っていた点数より20点以上低い点数を取ってしまいましたが、二次試験では数学でもしっかりと点数を取り、無事合格することができました。
ここから二次力を鍛えていきましょう! そこで今回は二次試験が迫っているということで、生物の二次試験対策についてお話ししたいと思います。
生物の二次試験対策について
試験内容は大きく分けて3つに分かれています。
①知識問題 ②実験考察問題 ③計算問題 です。それぞれについて順に説明していきます。
①知識問題について
知識問題はその中でも以下の3つに分かれています。
・単語問題 ・正誤問題 ・説明問題 では、どうやって勉強すればいいのか。
おすすめの方法は、1つの単語を見てそれに関連する知識を説明できるようになることです。
例えば、「ナチュラルキラー細胞」という単語を考えてみましょう。
まず出てくるのは「自然免疫」だと思います。自然免疫の一連の流れ、しっかり説明できますか?次に私の中で出てきたのは「獲得免疫」です。
そこから、「免疫グロブリンの構造、胸腺での遺伝子再構成、二次応答、ワクチン、アレルギー」などが思い浮かびました。
みなさんはどこまで出てきたでしょうか?
この勉強法の良いところは
・頭の中や口に出して説明していけばいいのでどこでもできる
・書く必要がないため時短で効率よく勉強できる
・単語を知らないと出来ないので、単語の勉強にもなる
・正しい知識だけが身につく(正誤問題も怖くない)
・頭の中でぐちゃぐちゃになっている知識が整理される
・周辺の知識まで幅広く学習することができる
・本番で説明問題がでても焦らない、時間をかけずに解ける
など沢山あります。
特に過去問の知識問題では間違えた知識だけに注目してしまいがちですが、「間違ったところ+周辺知識、混乱しやすい部分まで確認」のこの方法で幅広く網羅することを意識してみてください。
②実験考察問題について
実験考察系の問題も細かく分けると以下の種類があります。
・問題文や図表を読んで、その内容を整理する
・問題から読み取ったことに自分の知識を上乗せして実験の考察をする
・問題を踏まえた上で、自分の知識をもとに論理的に話を展開していく
このタイプの問題の勉強法は、今どこで躓いているかによって変わってきます。
(1)まず、「問題文や図表を読んで、その内容を整理する」問題で点数が取れない方は、「知識不足」か、「情報処理が苦手」な場合が多いです。
知識不足は①の勉強法で補っていきましょう。
情報処理については、問題文を文章のまま理解しようとするから混乱してしまいます。
問題文の中で問題の鍵となりそうな単語に丸をつける(例えば遺伝子の実験では、交雑に使われる遺伝子の型とその表現型)、実験の結果に線を引く(交雑の結果何が起きたのか)、図や表がある場合は何を比較したものなのか自分の言葉で書き足す、そこから読み取れることを書く、など問題文の大事なところだけに注目して自分の言葉で端的に整理しながら解くことを心がけてみてください。これだけでもだいぶ読みやすくなると思います。
(2)「問題文や図表を読んで、その内容を整理する 」問題は解けるけど、実験考察で点数が稼ぎきれないという方の1番の勉強法は「ひたすら過去問を解く」です。
ですが、生物に関して言えばいろいろな大学の過去問を解いてみることはお勧めしません。実験考察の問題は大学ごとに出題形式に特徴があるからです。
どの教科でもそうだと思いますが、生物の実験考察問題は特にその傾向が強いように感じます。とはいえ、複数校受験すると思うので一校に絞って過去問を解きまくるというのは難しいですよね。
では、どうやって勉強すればいいのか。
1番過去問を効率よく活用するには、解答を見て答えを確認するというより、その答えに辿り着くまでの思考回路を確認することを意識して勉強してください。
過去問と同じ問題が出ることは滅多にないですが、同じような考え方で解ける問題が出ることは沢山あります。
第二志望、第三志望の大学の対策をしつつ、第一志望の大学への勉強に繋げることができます。
③計算問題について
計算問題は出題がある大学とない大学があるので、まずは自分の志望大学がどうなのか確認してみてください。
生物の計算問題は出題形式が限られています。
遺伝子の交雑(検定交雑や連鎖、組み替え価等)、標識再捕法、原尿量などをよく見かけます。
難易度は大学によっても様々ですが、計算問題はもととなる考え方を知っていれば解ける場合が多いです。
問題集や図説、参考書などに載っているような基本となる考え方を、その計算をする理由までしっかり人に説明できるくらい理解するようにしてください。
特に遺伝子の問題では、条件によって計算の仕方が変わってきますが、ただ暗記するのではなくそれぞれ何が起きている状態なのかを理解した上でその場その場で求められている方法を選べるようにする、という意識で勉強してください。逆にいえば、基本的な考え方では対処できないようなかなり複雑な考え方を求められる問題は周りの受験生もうまく解けていない場合も多いので、①や②の問題に時間を割いてしっかり点数を取ることをおすすめします。
最後に
生物は暗記科目と言われがちですが、勉強法を変えるだけで大きく成長することができます。今までの勉強方法を変えるのは勇気がいると思いますが、私はこの勉強法で浪人期前半で大幅に成績を伸ばし、夏には京都大学の冠模試で生物全国20位以内の成績を取ることができました。生物の二次力は短期で一気に上げられます。今からでも遅くありません。自分の勉強法を見直して上手くいっているところは継続し、思い通りにいっていないところはこれらの勉強法に切り替えてみてください。最後まで走り抜きましょう。応援しています。
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