みなさんこんにちは!【日本初!授業をしない武田塾】京都北大路校講師の秦です!
今回は、大学進学は決定していますが志望校は航空大学校である校舎の生徒さんに向けて航空大学校の入試について紹介しようと思います!
航空大学校とは
航空大学校は日本で唯一の公的な操縦士訓練機関で、パイロットを養成する学校です。
宮崎(宮崎県)・仙台(宮城県)・帯広(北海道)と3つのキャンパスがあり各キャンパスで行われる課程が決まってるため、約半年ごとに宮崎→帯広→宮崎→仙台とキャンパスを移動し2年間の教育課程を経て卒業となります。
卒業後ほとんどの学生はエアラインに就職しパイロットとして働きます。
各企業によるパイロットの自社養成に比べ訓練期間が短いため、早いうちからパイロットとして働きたいという方は航空大学校に入学するのが一番の近道といえます。
募集定員は108名で、年4回に分かれて入学するので人によっては合格から入学まで半年以上空く場合もあります。
入試について
募集定員は108名ですが平成31年度の出願者数は約950名で、倍率は約8~9倍とかなり高くなっています。
出願資格
出願資格は少し複雑で、20~24歳かつ身長158㎝以上であるのが必須条件ですが
⑴ 短期大学または高等専門学校を卒業した者
⑵ 4年制以上の大学に2年以上在籍し、全得単位数が62単位以上の者
⑶ 専修学校の専門課程の修了者に対する専門士及び高度専門士の称号の付与に関する規程による専門士又は高度専門士の称号を付与された者(要は専門学校を卒業した者)
⑷ 入学までに上記⑴~⑶のいずれかを満たす見込みのある者
⑸ ⑴~⑶に掲げる者と同等以上の学力を有すると航空大学校理事長が認める者
上記の必須条件に加え、この(1)~(5)のいずれかに該当することが出願資格となります。
つまり入学までに短大、高専、専門学校を卒業しているか、大学2回生以上で単位を62以上とっていれば大丈夫ということです!※ただし20~24歳で158㎝以上に限る。
しかしもう一つ条件があります。それは
「過去に航空大学校を受験し、身体検査Bを受けて不合格になった者は出願できない」というものです。
つまり身体検査Bで落ちると再受験することができなくなります。
※身体検査Bについては次の章で説明します。
試験
試験は1次試験から3次試験まであり
1次試験では英語・数学・物理・時事などのマークシート形式の問題で、操縦士に必要な判断・処理能力が問われます。
2次試験は身体検査で、身体検査A(心理適性検査を含む)と身体検査B(脳波検査)の二種類があり、操縦士としての適性が見られます
3次試験では面接や飛行訓練装置による操縦適性検査が行われます。
前の章でも述べましたが、身体検査Aの受験後、身体検査Bの対象となり、不合格となった人は来年以降の受験資格が無くなるため注意してください。
※身体検査Aのみを受けて不合格となった人は来年以降も受験資格があるので安心してください。
第一次試験
一次試験は英語(100点)・総合Ⅰ(100点)・総合Ⅱ(150点)の3教科です。
英語
文法・空所補充・英文和訳・リスニングの4つの大問があります。
文法・空所補充問題は単語・熟語・文法知識があれば解ける問題なので武田塾のカリキュラムに従って勉強していれば十分解ける問題だと思います。
また特に英文和訳は1000字ほどの長文の中から出題され配点も大きいため差がつくポイントになると思います。
総合Ⅰ
総合Ⅰは数学などの問題が主に出題され、試験時間50分に対して問題数が50問あります。そのため必要とされるのは難しい問題を解く力ではなく、素早く正確に問題を解く力です。
また解けなさそうな問題や時間のかかりそうな問題を飛ばす判断能力も必要となるでしょう。
総合Ⅱ
総合Ⅱでは数学・物理・天気・時事問題があり、数学・物理の配点がかなり大きいです。
数学・物理の難しさはそこまでですが、出題範囲が広いため満遍なく勉強するようにしましょう。
また日ごろからニュースを見るなどして時事問題にも備えておくといいと思います。
最後に
航空大学校は倍率も高く難しい学校ですが、パイロットになりたいという方はぜひ挑戦してみてください。
武田塾京都北大路校では一対一の完全個別指導で、生徒1人1人に合った
志望校別個別カリキュラムにより逆転合格を可能にします。