皆さんこんにちは、武田塾京都北大路校の講師小林亮太です。
今回は多くの人が実践している「音楽を聞きながら」の勉強について書いていきたいと思います。
音楽を聴きながらの勉強は効率がいいのか?
今回も、メンタリストDaiGoさんの著書『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率的勉強法』(以下本著と言います)を基に詳しく述べていきます。
結論から言いますと、音楽を聞きながら勉強するのは効率が悪いです。
「え?でも音楽聞きながら勉強した方が集中できるし…。」こういった意見もあるのは当然だと思います。実際、僕自身も受験期にはよく音楽を聴きながら勉強をしていました。
音楽を聴きながら勉強するのは効率が悪い!?その理由とは?
音楽を聴きながらの勉強は、科学的に証明された間違った勉強法だと本著では述べています。
とある大学で行われた研究では、音楽が流れた部屋で認知テストを行ったところ、成績が著しく低下したことが分かりました。成績に変化がなかったのは無音の状態で勉強した被験者のグループだけでした。
つまり、BGM有りの勉強よりも、無音で勉強した方が集中力が持続するということがこの実験で分かりました。好きな音楽を聴こうがカフェのBGMを流そうが、音楽を聞きながら勉強するのは効率が悪いという事が判明してしまった訳です。
BGMは脳の負担が重すぎる
本著によると、目の前の作業とは関係がない音が耳に入ると、あなたの脳はついそちらのほうへ引き寄せられ、メロディやリズムのパターンを理解しようとがんばり始めるようです。
この時、脳は2つのことを処理しなくてはいけなく、負担が大きくなってしまいます。
その結果として、目の前の勉強に集中することが出来なくなってしまいます。つまり、BGMはあなたを勉強に集中させるのではなく、逆に集中を妨害してしまうという事です。
BGMの適切な使い方
では勉強においてBGMは絶対悪なのか?
そうではないようです。本著によると、「自然音」のみ脳の注意力が上がるとのことです。「自然音」とは、人の話し声や車のエンジン音など勉強に支障をきたす「環境音」とは違った、風の音や鳥の鳴き声を指します。
たしかにそういった自然音は心を安らかにし、リラックス効果がありそうですよね。
自然音の効果を調べた実験では、小川の流れる音やコオロギの音を五分ほど聴いた被験者にはすぐにリラクゼーション反応が起き、集中力テストの成績も上がったそうです。
そしてこの効果は被験者のストレスが高い人ほど効果が高かったので、日ごろのストレス発散でも用いることが出来る、と本著では述べています。
リラックスするために音楽を聴くのはおすすめ!
勉強していると、理解できない問題やどうしても間違えてしまう箇所にイラついてしまうこともあると思います。
しかし、勉強においてストレスは脳の緊張感を高めます。
その結果、普段のパフォーマンスを発揮できなかったり、暗記が効率よく出来なくなる傾向があります。そのため、ストレスを感じたら多少の休憩を取り、リラックスすることが肝要です。
受験直前期は酷いプレッシャーやストレスに苛まれる一番辛い時期ですよね。しかし同時に、合否を決める一番大切な時期でもあります。
何気ない一言や些細なことに敏感になってしまうこともあると思います。そんな時は、支えてくれる大切な人を思い出して、自身の感情をコントロールし、やるべきことを淡々とやり続けましょう。
そうすれば合格が近づいてきます。受験は本当に最後まで分かりません。最後まで諦めず、自分や支えてくれる人を信じて勉強に励みましょう。
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