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【難関大志望者必見】これだけは覚えたい「英単語語源一覧」

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はじめに

突然ですが、次の英単語の意味を考えてみてください。

"retrospective" 

さて、どんな意味でしょうか?

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答えはこの記事の一番最後で!!

実はこの単語、英検1級レベルのかなりの難単語です。

「そんなん分かるわけない!」

と思われる方もいるでしょう。

ですが案外、意味を予想できたりするんです!

それがズバリ「語源の力」

ということで、
この記事では英単語の勉強に励んでいる諸学生、
中でも難関大学を志望する受験生向けに、

「これだけは覚えていたい!」

というような重要な英単語の語源を一覧で紹介していきます!

システム英単語や英単語ターゲット1900など、基本の単語帳を
使っていても、後半は難しい単語が多く、覚えるのに苦労
するのではないでしょうか?

そんな時のためにあるのが今回の記事。

単語の暗記がグッと楽になること間違いなしです。

早速見ていきましょう!

英単語を語源で覚えるメリット

英単語を語源で覚えるメリットは、ズバリ

・難しい単語でも覚えやすくなる

・単語の意味を深く理解できる

・知らない単語の意味を類推できる

の3つです!

語源を知ることで、これまではただの文字のかたまりに
見えていた単語は、実はいくつかのパーツに分解でき、
しかもそれぞれのパーツの意味が有機的に絡み合って一つの語に
なっているということが分かるようになります。

パーツ同士の組み合わせで単語ができているのですから、
パーツの意味さえ覚えてしまえば一気に何個もの単語を暗記
できたり、知らない単語を見た時にも、含まれる
パーツの意味から単語自体の意味が予想できたり、なんてことも
あるんです!

難関大学の英語の入試問題には、まず単語帳に載っていない
めちゃくちゃ難しい単語が必ず1つか2つか入ってきます。

となると、その単語の意味を予想しながら本文の解釈を
進めるしかないのですが、このときに役立つのが語源の力。

多くの単語帳では、たまに語源の説明が出てきたりして、
それをその都度覚えていくのも十分有効ですが、
ここでは気になった時、すぐ見られるように一覧にしています。

英単語語源一覧

いきなり語源一覧を見る前に、まずは用語をいくつか確認して
おきましょう!

接頭辞:単語の頭について、何かの意味をもつもの

(例)空返事の「空」→「中身がない」「空っぽな」という意味
recycleの  "re" →「再び」という意味

接尾辞:単語のおしりについて、何かの意味をもつもの

(例)歌い手の「手」→「~する人」という意味
singerの  "er" →「~する人」という意味

語根:単語の中にあって、最も重要な意味をもつもの

(例)respectの  "spect" →「見る」という意味
vitalityの  "vit" →「生」「生命」という意味

この記事では、語源を接頭辞と接尾辞、語根の3つに分けて
紹介しています。

なお、南雲堂「語源中心英単語辞典」を参考に作成しました。

 

接頭辞

接頭辞 意味 漢字だと 単語の例
a- 否定、~がない apathy(無感動)
a- ~へ向かって adapt(適応させる)(apt=適当)
anti- ~に反して antipathy(反感)
bene- 良い、善い benefit(利益)
bi- 二つの 二、両 bilingual(2か国語の)
com- 一緒に comfort(慰める)
(fort=強い)
contra- ~に反して contradict(矛盾する)
(dict=言う)
de- 下に 下、降 despise(見下す)
dis- 否定 非、不、離 distract(そらす)
(tract=引く)
en- 中に、~にする enrich(豊かにする)
ex- 外に extract(抽出する)
fore- 先に foresee(予言する)
in- 否定 非、不 inequal(不平等な)
in- 中に 内、中 include(含む)
inter- 互いに、間に 互、間 interrupt(中断する)
mono- 一つの、独りの 単、独 monopoly(独占)
mult- たくさんの multiply(増加する)
over- 超える、余りに 過、超 overcome(圧倒する)
pan- すべての pandemic(世界的大流行)(demo=人々)
per- 通す、過ぎる、すっかり 通、過 perceive(知覚する)
post- 後に postpone(延期する)
pre- 前に、先に previous(以前の)
pro- ~のために、前に 推、前 propose(提案する)
(pose=置く)
re- 再び、もう一度 repeat(繰り返す)
retro- 振り返って、後ろに retrocede(後退する)
sub- 下に submarine(潜水艦)
(marine=海)
super- 超えて、上に surface(表面)
syn- 共に sympathy(共感)
tele- 離れて、遠くから 遠、隔 telepathy(テレパシー)
trans- 向こうに、移して 越、移、 transfer(移す)
un- 否定 unknown(無名の)
uni- 一つの union(連合)
under- 下に、低く underlie(根幹をなす)

接尾辞

接尾辞 意味 漢字だと 単語の例
-an, -ian ~する人 ~家 American(アメリカ人)
-er ~する人 ~人、者 philosopher(哲学者)
-ism 主義、説 ~主義 Buddhism(仏教)
-ness 形容詞を名詞にする
~さ
  loneliness(孤独)
-ty  形容詞を名詞にする   beauty(美しさ)
-able ~できる、~な   horrible(恐ろしい)(horror=恐怖)
-al ~についての、~の   legal(法律の)
-ate ~な   considerate(思いやりのある)
-ful ~でいっぱいの   truthful(真実の)
-ical ~的な、~に関する typical(典型的な)
-ish ~っぽい   selfish(自己中心的な)
-less ~のない   hopeless(望みがない)
-ous ~に満ちている   spacious(広い)(space=空間)
-y ~っぽい、~に満ちた   cloudy(曇りの)
-ly 形容詞を副詞にする   absolutely(絶対に)
-ate ~させる、~する   accelerate(加速する)
-en ~にする   weaken(弱くする)
-fy ~化する   satisfy(満足させる)
-ish ~にする   publish(発行する)

語根

語根 意味 漢字だと 単語の例
act 行う 行、為 react(反応する)
anim 息、生命の 息、活 animate(活気を与える)
ann annual(毎年の)
arm 武器 武、軍 army(軍隊)
bio 生命の biology(生物学)
cap 上、頭、 capital(首都、資本)
cede, ceed, cess 進む、行く precede(先行する)
ceive, cept つかむ、取る 掴、把、握 except(除いて)
cide 切る、殺す 切、殺 homicide(殺人)
cur, curse 走る、流れる currency(流通、通貨)
dict 言う 言、 predict(予言する)
duce, duct 導く 導、抽 induce(誘う、仕向ける)
fact, fect 作る、なす 為、 factory(工場)
fin 終わる inifinite(無限)
flu 流れる fluent(流暢な)
form 形作る 形、型 transform(変形する)(trans=移す)
gen, gent 生む 発生、世代 generation(発生、世代)
gram, graph 書く 筆、書 grammar(書き方=文法)
ject 投げる inject(注射する)
just 法、正義 adjust(調節する)
leg 法律 legal(法律の、合法の)
log 話す 言葉、学 logic(論理)
mand, mend 命ずる demand(要求する)
medi 中間 中、仲 medium(媒介)
min 小さい minor(少数の、未成年者)
miss, mit 送る missle(ミサイル)
mov, mot, mob 動く mobile(持ち運べる)
part 部分、分ける apart(別に)
ped 足、歩 pedestrian(歩行者)
pel, puls 駆り立てる compel(強制する)
pend, pens かける、垂らす pending(未解決の)
phon, phe 音声 telephone(電話)
pict 描く、絵 depict(描写する)
pli, ply, ple 折り重ねる 重、積 duplicate(複製する、二重にする)
port 運ぶ 運、輸 export(輸出する)
pos 置く expose(さらす)
press 押す、圧する oppress(圧迫する)
prim, prin 第一の primitive(原始の、初期の)
quire, quest, quisit 求める 求、尋、問 query(問い)
scribe, script 書く 記、写 subscribe(署名する、購読する)
sed, sess, sid 座る subside(沈む、凪ぐ)
sent, sens 感じる sensitive(敏感な)
sequ 続く sequence(連続、順序)
sign 印をつける assign(割り当てる、指定する)
sist,sta, st 立つ 立、止、停 steady(しっかりした)
spect 見る 見、視 inspect(検査する)
tang, tact 触れる 触、 contact(接触する)
tain, ten 保つ 保、持 sustain(支える)
tend, tent, tens 伸ばす、張る extend(拡大する)
tort 歪める、ねじる torture(拷問、ねじ曲げる)
tract 引く 引、惹 extract(引き出す、抽出する)
ven 来る advent(到来)
vert, vers 回る、変える、向く 回、変 convert(変換する)
vid, vis 見る revise(改訂する)

 

おわりに

語源を覚えることは、一見未知の単語を覚えるようで遠回りの
ようにも思えます。

ですが実は語源は、一つ覚えれば数珠つなぎに何個も単語を
覚えられるとっておきの近道なのです!

実際、上に挙げた語源の多くは、皆さんがすでに見たことのある
単語に含まれているはずです。

それでは最後に、クイズの答え合わせといきましょう!

retrospective

分解すると「retro」「spective」に分けられそうです。

上の一覧を見てみると、retroは「振り返って、後ろに」、
spectiveのうちspectは「見る」という意味が当てられています。

すなわち「振り返って、見る」→「以前を振り返る」
こんな意味だと推測できますね!

辞書で調べてみれば、「回顧の、懐旧の」とあり、およそ
同じ意味と言えるでしょう。

このようにして語源を頼りに単語の意味を考えていくことは、
それぞれの単語の物語をたどるようでもあり、
シンプルにめちゃくちゃ楽しいです!!

みなさんもぜひ、語源をたどって様々な物語を探しに
行ってみてください!!

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