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【文章を読む全人類に見てほしい】要約、書いていますか?

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はじめに

こんにちは!武田塾京都駅前校の講師です。

みなさんは「要約」得意ですか?

「以下の文章を読んで、その内容を〇〇字以内でまとめなさい。」

こんな問題が参考書でも試験問題でもよくあります。
「うわっ、面倒くさ。。。」
そう思ったそこのあなた、共感します。

率直に言えば、私も要約が嫌いでした。
国語自体あまり得意でなかったのですが、中でも要約となると…

「設問で聞かれている部分がはっきりしているなら、
まだなんとか対処できるけど、要約ってなったら本文全体
見ないといけないし、文章にまとめるのもめっちゃ大変(泣)」

 

それなのに、学校の国語の先生や参考書の解説はよく
「要約は国語力を上げるから、必ずやるように。」
そんなことを言ってきます。

これは一体どういうわけでしょうか?
なぜわざわざ生徒にこうした難行苦行を押し付けるのでしょうか?

今回はその理由、すなわち「なぜ要約をやるべきなのか」について、
また要約力はどうすれば伸びるのかについて紹介していきます。

国語力を伸ばしたい方、記述に不安がある方、
文字を知っていて文章を読む方、
ぜひ最後までお付き合いください。

 

そもそも要約は必要??

「要約をやる意味って何?」

このブログを読んでいるみなさんの中にはこうした疑問を
持つ方もいるかも知れません。

確かに、大学の入試試験の中で、共通テストはマーク形式だし、
私立大学の多くも問題に選択肢があって、
「わざわざ記述・論述のための要約をやる暇なんてない!」
なんて意見ももっともです。
特に志望校が私立の場合だと、全く必要なく思えるかもしれません。

ですがそこには大きな落とし穴が!

要約とは、単純に現代文の試験問題の形式としてあるだけでなく、
国語、いや、あらゆる教科の根っこにある超重要スキルなのです。

みなさんは文章を読む時、その文章を一字一句覚えたりしますか?

そんな能力がある人もたまにはいるかも知れませんが、
私も含め、世の中の99%の人間にはできないことです。

ですがそれでも、読んだ文章の内容は、特別難しい話でない限り
大体分かるはずです。

例えば、「ハリー・ポッター」シリーズを最近読んだとして、
文章を正確に覚えていなくても、話の流れは大体覚えていますよね?

「要するに、この話はこうこうこういう話なんだよ。」

これこそが「要約」する能力なのです。

文章を読み、大事な部分を抜き出して、流れとしてまとめる。

受験に限らず、文字に頼る現代社会に生きる私たちにとって
必要不可欠な能力です。

そして素晴らしいことに、人間は大なり小なりこの
「要約力」を生まれつき持っているのです。

言ってみれば、要約力とは文章を読むために必要な初期装備。

受験においても、あらゆる科目の問題が文章で出される以上、
磨くしかない能力なのです。

 

「文章を読む」とは

そもそも「文章を読む」とはどういうことでしょうか?

何の知識もない人が、ある程度漢字が分かるからといって
難しい哲学書を見て、内容を理解できるでしょうか?

一文一文を声に出すことはできても、文章の意味を説明したり、
まとめたりすることはおそらく不可能でしょう。
なぜなら、専門分野は一般に、用語や背景の知識ががあって初めて、
内容を理解できるからです。

そしてこれすなわち「読む」にあらず、「見る」に過ぎないのです。

つまり、「文章を読む」とは、単に文字を読むということでなく、
「文章の内容を押さえて、大事なところをまとめられる」
ということなのです。

これができないと、「文章を要約しなさい。」と言われても
できた文章では

・大事じゃないところを取ってきてしまう
・同じ内容を繰り返す
・筆者の言いたい大事なところが抜け落ちてしまう

なんてことが起こります。

いや、それ以前に要約という作業すらできないかもしれません。

もうお気づきかも知れませんが、この「文章を読む」という
ことには語彙力同値・対立関係の把握などなど国語で学ぶ
すべての要素がつまっています。
いや、むしろ当たり前のことなのですが、「現代文」という
科目自体、「文章を読む」ためにあると言えます。

そして、文章が読めて初めてできる「要約」は、最も高度な能力
といっても過言ではありません!
要約があんなにしんどいのももっともです。
簡単なわけがないのです。

 

要約のメリット

逆に言えば、きちんと要約ができるということは、
その文章を正しく理解できているということです。

山が高いだけ、要約ができるようになることで様々なメリットがあります。

 

 

問題を解くスピードが上がる

文章を頭の中である程度要約できていたら、現代文や英語の設問を見た時
どの部分を聞かれているか「あたり」をつけることができます。

ただ何となく、本文全体を見渡して考えるのとは段違いに時間が
節約できますし、より解答の根拠を正確に把握することができます。

 

 

解答をより正確に作成できる

要約できるのは本文だけではありません!

設問の文章も
「要するに…」
と自分の中で要約することで、何を問われていて、どの部分から
要素を集め、どう解答を作ればいいかはっきり分かるようになります。

 

 

覚えるべきところを見抜けるようになる

問題の解説を、そのまま丸暗記しようとしていませんか??

時間も労力ももったいない!
今すぐやめて、代わりに脳内で、解説を要約できるようにしましょう。

何度も言う通り、要約とは「文章を読めて」初めてできることです。

問題解説の中で、絶対に覚えるべきポイントがあるはずです。
脳内要約でそのポイントを見抜けば、わざわざその他の不必要な
部分に時間を使わずとも、勉強を着実に進めていくことができます。

 

 

要約力を上げる方法

要約力はたった一日や一週間で身につくものではありません。
日々の努力の蓄積でやっと形になるものです。

ですが、一度ある程度のレベルに達せば、それこそ現代文だけに限らず、
全教科で使える最強の武器になります。

そんな要約力を身につけるために、いくつかの方法を紹介します。

 

とにかく数をこなす

要約ほど地道な鍛錬がものになる能力はありません。

日頃から、書かなくてもいいので、読んだ文章を自分の言葉でまとめる
チャレンジに取り組んでみてください。

例えば上の黄色背景の文章。私なりにまとめると、

「要約力は習得すればめっちゃ強い。」

こんなに雑でも良いのです。
とにかく短文から始めて回数をこなしましょう!
要約という行為に対するハードルが自分の中で下がれば万々歳です。

 

足りないよりオーバー

文章を要約する問題には、ほとんどの場合制限字数があります。

例えば「以下の文章を100字以内でまとめなさい。」
こういったふうにです。

このとき、初めから自分の解答の字数を調節するのは
とても難しいことです。まずは指定文字数をオーバーするくらいの字数で
解答を作ってみましょう。

問題には模範解答があるはずです。
それと自分の解答とを見比べて必要な要素がきちんと入っているか、
要素の「ダブり」、つまり重複しているところはないか、確認し、
不必要な部分は削って解答を「整形」していきましょう。

要素が入っていなくて短いよりは、要素が入って長くなっている方が
将来的にずっと見込みがあるということになります。

 

要約力を上げる参考書

『現代文キーワード読解』

『現代文読解力の開発講座』

 

以上の2冊は武田塾で紹介している、要約力をつけるための参考書です。
「キーワード読解」の方が、まとめる文章の長さが半ページほどと
短いので、先に取り組むことをオススメします。

「開発講座」は初学者にはかなり難易度が高いので、初めからきれいな
要約が書けずとも大丈夫。
何度も何度も繰り返し本文・解説を読み要約を練習する
「スルメ系参考書」です。

 

おわりに

以上ここまで「要約」の重要さ、またやり方を紹介しましたが
いかがでしたか?

みなさんの普段の勉強法に、プラスαの知識が加わっていれば嬉しく
思います。

とは言っても要約について、まだまだ疑問点のある方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

そんな時はぜひ武田塾京都駅前校の無料受験相談にお越しください。
質問にお答えさせていただきます(^^)/

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