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【音読するのは英語だけ??】全教科音読のススメ~総合編~

こんにちは!

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武田塾京都駅前校は京都市のみならず、
大津市・宇治市などをはじめとする近隣地域からも
多くの高校生に通塾いただいています!

また、京都大学・大阪大学・神戸大学等の
国公立大学や、早慶上理、関関同立、産近甲龍
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関連記事:【京都大学現役合格】京大生輩出の校舎長、武田塾 京都駅前校に着任!

 

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はじめに

こんにちは、武田塾京都駅前校の講師です。

突然ですが、この記事をご覧になっている皆さん、
音読していますか??

英単語を覚える時、または英語の長文を復習する時に
音読しています、という方は多いと思います。
学校の先生に勧められたり、参考書に「音読しましょう!」
と書いてあって、何となくやってるよ、というパターンも
あるのではないでしょうか。

素晴らしいです!

勉強法に音読を取り入れているというだけで、
皆さんはすでに、気づかない間に志望校合格への
近道を進んでいます。

しかし音読するのは英語だけ、なんて方も
いるのでは??

それだけではもったいない!

古文、数学、地理、物理…
あらゆる科目において、音読は記憶、思考のための
最強のひみつ道具となります。

今回は「全教科音読のススメ」と題して、
伸び悩んでいるあなたのその科目への特効薬となるかもしれない
「音読」のメリットと方法を紹介していきます。

理論とかメリットとかは良いから、やり方だけ教えて欲しい!
という方は
全教科対応!音読のやり方
にいきなりジャンプしちゃってください!

 

「音読」って何だろう?

そもそも「音読」とは何なんでしょうか?
ご存知の通り、読んで字の如く

「音」つまりは「声」を出しながら文字や文章を「読む」こと

ですね。

私たちは普段、ノートや教科書や参考書、本を使って
何かを覚えたり、考えたり、計算したりしますが、
こうした作業は全て文字を使ってこなしています。

今、皆さんがスマホやパソコンの画面で読んでくださっている
この記事も、「文字」で音読のスゴさを伝えようとするものですよね?

ここで考えてみていただきたいのが、

私たちは最初から、文字を使って何かを覚えたり、
考えたりしてきたのか?

ということです。

小さい時、例えば保育園、幼稚園に行っていて、
文字をまだ習っていなかった時も、
私たちは友達や生き物の名前、たくさんのことを
耳から覚えていました。

そのあと頑張って文字を覚えた今でも、
(日本人は合計2000個以上の文字を覚えるそうです。驚き!)
普段の対面での会話は口で話して耳から聞くものですよね。

人間は賢いので、文字と音で、目からも耳からも
物事を覚えることができます。

そして、目で見たものを口で唱え、耳で聞く音読は
まさに最強の暗記ヘルパーと言えるのです!!!

 

音読のココがスゴイ

耳と目で覚えられる

前の項で説明した通り、音読では目と耳から
一気に情報が入ってきます。

残念なことに人間、覚えられることには限りがあり、
試験のために覚えなくてはいけない大事なことも、
脳はそう簡単に「大事判定」を出してくれません。

例えば英単語を暗記する時、
「archipelago(群島)」
という単語、一回見ただけでは天才でもない限り、
なかなか覚えられるものではありません。

これを何度も繰り返し見て、確認することで
初めて脳はこの単語を「大事」なんだとわかってくれます。

そんな時、単語を覚える過程で、
文字を見るだけでなく

「アーキペラゴゥ~」

と何度も口で唱えるようにすれば、
単に発音がきれいになるだけでなく、
目と耳から単語の情報が伝えられるので、
脳は「これは覚えたほうが良さそうだぞ」
と認識して、結果記憶に定着しやすくなります。

このように、いろいろな感覚器官を使って、
効率よく暗記を進められるのが
音読の魅力なのです。

 

読み飛ばしがなくなる

音読する時、私たちの目は普段より文章を
「ちゃんと」見るようになります。

これは文章を読み上げるスピードが、
目で読むスピードより遅かったり、
正確に文字を見ないときちんと発音できなかったりするからです。

英語だけでなく、国語解説の文章などでも
音読することで文を一文一文捉えるようになり、
それまで曖昧だった内容が一気に理解できるよう
なる場合もあります

 

いざという時、口の動きで解答が書ける

武田塾では「一冊を完璧に」
スローガンに掲げています。

学校で勉強している方も、自宅で勉強している方も、
他の塾に通っている人も是非、
自分のレベルにあった参考書をすみからすみまで理解し、
抜かりなく覚えてもらえたらと思います。

しかし、そうは言っても人間、
必ずどこかは忘れてしまうものです。

最悪なのはその忘れた部分が本番の試験に出たときです。

私は二次試験本番、隕石の「隕」の字が書けずに絶望しました。

そんな時に、もしかしたら救世主、救いの一手に
なるかもしれないのが「音読」なんです!

例えば、次の問題。

---------------------------------------------------------------

I'm looking forward (①) seeing you at the other side of the milky way.

①に入る適切な前置詞を選びなさい。

1.on 2.for 3.to 4.in

---------------------------------------------------------------

「天の川の向こう側で会えるのを楽しみにしています」
というロマンチックな文章ですが、
「この前置詞何やっけ!?」という時があるとします。

そんな時、普段から
「I'm looking forward to visiting you.」
という文章を何遍も音読していたなら、
それぞれの前置詞を入れてモゴモゴと発音してみて、
「toが入るんや!!」
と気づけるかもしれません。

もちろん参考書の内容は完璧に理解&暗記したいですが、
そうは言っても何が起こるか分からない試験本番。
普段の勉強プラスαの音読が救いになるかもしれないのです!

 

全教科対応!音読のやり方

音読が効果を一番発揮するのは、何かを覚える時です。

分かりやすいのは単語、熟語を覚える時で、
単語帳にある単語とその訳を声に出して唱えることは
割と実践している方が多いと思います。

あと、英語や古文の長文を、復習する時に音読する
こともあるでしょう。

長文の音読は、繰り返す中で
読む速度が上がったり、
チャンク(短いひとかたまりのフレーズ)を覚えられたりと、
良いことずくめです。

 

意外と知られていないのが、

「解答を音読する」

ということです。

これは特に記述、論述問題で使えるテクニックなのですが、
できれば丸暗記するくらいの気持ちで、
解答を何度も音読することで、
解答に使われがちな表現を自分のものにできます。

例えば、私は地理受験だったのですが、
「氾濫原上の微高地である自然堤防」、
「雇用機会の増大」
などの普段使うことのないフレーズを
音読を通して何度も使い方を確認して、
最終的に自分の解答に盛り込めるようになりました!

また、解説の太線部分など、重要箇所を音読することも
非常に有効です。

目で見るだけでなく、耳で聞くことで、
一層記憶に定着することはもうお分かりですね?

音読の取り組み方の大筋がわかったところで、
各教科別のやり方を見ていきましょう!

 

教科別 ① 英語

ズバリ音読が最も助けになる科目です!!

人間は母語を耳から学びます。
赤ちゃんが「ママ」という言葉を発する前に、
文字が読めることなどありえませんよね??

英語も日本語と同じ言語である以上、
耳から聞いて覚えるのが自然ともいえます。

単語、熟語は見るたびに声に出してみましょう。
自習室など静かな環境では、口を動かすだけでも大丈夫です。

長文の音読は復習の時に。
できたなら、声を大きく出せる環境で、
海外ニュースのアナウンサーになった気分で
文章を読み上げてみましょう。

最初はうまく行かなくても、音読に慣れるにつれて、
脳は自分が英語を話せると錯覚するようになり、
英語力が格段にアップします。

 

教科別 ② 国語

古文、漢文は英語と全く同じ感覚で
音読に取り組むことができます。

単語や動詞、形容詞の活用を唱えるもよし、
問題文(長文)を読み上げるもよし。

特に、文章を音読することで、
語の活用形(連体形や已然形など)を
自然に身につけることができます。

日常で日本語を話す時、
例えば
「行く」と「ない」を合わせて「行かない」
という言葉を言う際、
わざわざ
「「ない」は未然形接続だから「行く」を活用させて…」
などと考える人は稀でしょう。

これは、理屈を考える前に、
音を耳が覚えていて、それを再現しようとするからです。

古文、漢文も同じで、音読を通して音のつながりを身体に
染み込ませることで、読解がずいぶんと速く、楽になります。

現代文に関しても、本文の音読は飛ばし読みの回避に、
解答の音読は答え方の暗記の助けに、大活躍します。

よく出来た文章を何度も唱えることで、
自分の文章能力まで向上するかも!?

これは眉唾などではなく、日本や中国の教養人が
長い間実践してきたテクニックなのです。

 

教科別 ③ 社会系科目(世界史、日本史、地理など)

社会系科目でもっとも悩ましいのは、数え上げると
キリのない、人物や出来事、法律などの用語名です。

こういった用語名も音読で覚えましょう!

単にその用語を繰り返し唱えるだけでなく、
例えば人物名なら

「ティムールはアンカラの戦いで
オスマン帝国をボコボコにした」

といったように文章にして、文字を見ながら
声に出してみましょう。

 

オススメは試験問題のうち、傍線部が引かれる
本文を音読することです!

 

教科書や参考書ほど文章が長くなく、
的確にあるテーマについてまとめられていることが多いので、
解きっぱなしにするのはもったいない!

問題を解いた翌日に、いっぺん音読するだけで、
定着の度合いがぐんと上がります。

 

教科別 ④ 理系科目 (数学、物理、化学、生物など)

さすがに理系科目に音読はないやろ
と思ったそこのあなた!

いえいえ、音読の威力はまだまだ健在です。

数学や物理の定理、公式は何度も読み上げて、
音からも記憶に定着させちゃいましょう。

理系科目は解説が理解できないことも多々ありますが、
そんな時は音読して文章とじっくり向き合うことで、
新たな発見があるかもしれませんよ。

生物や地学など、暗記事項の多い強化は、
社会系科目と同じように、用語から短文を書き出して
何度も唱えて見てください。

英語、古文ならまだしも、理系科目
音読
意識して実践する人は稀なはず。
ぜひ自分なりのスタイルを身に着けて、
周りと差をつけちゃいましょう!!

 

さいごに

以上、音読の活用法を
ご紹介してきましたがいかがでしたか?

「これは知らなかった!」というような勉強法が
あればぜひぜひ実践してみてください!

もちろん自分の好み、やり方に合わせて、やらないも良し、
新たなる音読の活用法を編み出すも良し、みなさんのお役に
立てば嬉しいです。

「音読についてまた違ったやり方を知りたい!」
「ブログにあった内容で質問があるのですが…」という方は
武田塾京都駅前校の無料受験相談にお越しください。
質問にお答えさせていただきます(^^)/

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