こんにちは!京都駅の予備校・塾といえば、武田塾京都駅前校です。
さて、いよいよ共通テストもあと2ヶ月を切りました。
共通テストと言えば、やはりセンター試験からどのように問題形式や出題内容が変わるのか注目されていますね。
【大学入学共通テスト】変更点・出題傾向は?今できる勉強は?の記事はコチラ
「今年は共通テストに変わってしまうから、過去問をひたすら解いていくわけにはいかないけど、じゃあ何を使って対策すればいいか分からない(/_;)」
という方も多いのではないでしょうか!
今回は数学の共通テスト対策について京大の講師に聞いてみました!
共通テスト対策 -数学1A・2B₋
私はまだセンター試験の時代に受験しましたが、数1Aにデータの分析が導入され、大問3,4,5が選択式になって2年目の年(2016年)でした。
数学1Aは今回も制限時間が60分から70分に変更されているため、難易度が上がることが予想されています。
「やめてよ( ;∀;)」となるかもしれませんが、
新しい共通テストを解いたことのある受験生はいません。
どの受験生もみんな初めて受けるテストになります。
「まわりは過去問を解いたことがあるのに自分だけ解いたことがない」というわけではなく、
みんな平等に解いたことのない問題なので、心配し過ぎないことが大事です!
出題形式が変わることが想定されるときは、特に問題をよく読むことが大事です。
焦りすぎて、必答問題を選択問題だと思って飛ばしてしまった…なんてことがあると、
せっかくの努力も水の泡…なんてことも起きてしまいます(゚Д゚;)
過去問を始める時期
私はセンターの過去問を始めるのは12月からと決めていました。
学校でも塾でもそう言われていたので、多くの受験生が12月から始めていると思います。
12月前半は実戦問題集や過去問をひたすら解いていました。
12月後半から年末までは前半期に見つかった苦手分野の克服をしました。
1月に入ると、苦手が克服できたかの確認と最終調整のために実戦問題集や過去問を解きました。
この12月後半の苦手の克服で、数1Aはほぼ満点をとることができるようになり、2Bも9割前後取れるようになりました。
取り組み方
実戦問題集
私がセンター試験を受けるときは、数学1Aの場合、データの分析の過去問が1年分しかありませんでした。
そこで使ったのは、「マーク式実戦問題集」です。
これは各出版社の共通テストの予想問題を集めたものです。
私は、今年のマーク模試を3回分解いてみたのですが、
まず1Aについて、
大問1,2[1]は難易度が少し上がっているように感じられました。
なので今年の「共通テスト実戦問題集」をやっていくと良いかと思います。
大問2[2],3,4,5については今までと変わらないかと思ったので、
共通テスト実戦問題集のほかに2015年~2020年までの過去問も使えるかと思います。
2Bについては、
難易度はあまり変わらないかと思われたので、
共通テスト実践問題集だけでなく今までのセンター試験の過去問を使っていくと良いかと思います。
大問ごとに制限時間を設ける
数学に関しては、大問ごとに制限時間を決めて解いていました。
また、本番緊張してしまうことを想定して演習するときは5分程度余るように制限時間を設定していました。
色々試行錯誤した結果、大問ごとの配点の割合で配分時間を決めると丁度いいと自分的に考え、
2015-2020年の形式のセンター試験では
大問1→18分(演習のときは17分)
大問2→18分(演習のときは17分)
大問3→12分(演習のときは10分)
大問4→12分(演習のときは10分)
としていました。
上記を目安に自分に合った大問ごとの制限時間を決めると良いかと思います。
※1Aの大問3,4,5の選択は図形が苦手なので基本的に3,4に決めていました。
今年は数1Aの制限時間が70分になるので、
大問ごとの配点の割合から考えると
大問1→21分(演習のときは20分。[1]10分[2]10分)
大問2→21分(演習のときは20分。[1]10分[2]10分)
大問3→14分(演習のときは12分)
大問4→14分(演習のときは12分)
を目安にして「共通テスト実践問題集」で演習していくと良いと思います。
数2Bは
大問1→18分(演習のときは17分)
大問2→18分(演習のときは17分)
大問3→12分(演習のときは10分)
大問4→12分(演習のときは10分)
を目安にして共通テスト実践問題集や過去問(2Bは2014年以前も2015年以降も形式は大きく変わっていない)で演習していくと良いと思います。
大問ごとの制限時間を決めて演習すると、
①隙間時間に過去問演習ができる。
②時間が間に合わない大問が分かる=分野を絞って対策ができる
③序盤でドツボにはまってしまっても、切り上げて次の大問に進める=予期せぬ低得点を防げる
というメリットがありました。
この大問別対策法を使うと、「いつも制限時間に間に合わない大問」が見つかりました。
いつも制限時間に間に合わない大問
「いつも制限時間に間に合わない」原因は大きく2つ考えられます。
①あとから解きなおすとすんなり解ける→計算スピードが遅い,計算ミスが前半であった
②あとから解きなおしてもすぐ解けない、解けない→その範囲に穴がある
①計算スピードは、時間を計ってひたすら演習をすることでスピードはあがります。
計算ミスは、暗算しすぎず途中式をしっかり書いて計算する・自分のしたミスを記録し、
よくする計算ミスを見つけて練習していくとミスは減らされます。
②範囲に穴がある場合、苦手克服をしていきましょう
苦手克服
基礎問題精講や初めから始める!といった参考書で自分が苦手な分野の問題を解いていきます。
『基礎問題精講』
中堅私大レベルやセンター試験を解くための基礎固めをしたい人におすすめの教材です。解説がかなり詳しく、基礎的なところから学べるので、数学を初めて学ぶ人でも学習を進めやすいです。この参考書は「ただ問題を解き進める」のではなく、一つひとつの問題を丁寧に進めます。間違えた問題は解説をしっかりと読んで理解し、もう一度同じ問題を自力で解いてみます。解けるようになったら、その日の学習の最後にもう一度解きましょう。もうこの問題は間違えないぞ!というところまで持っていきましょう。この勉強法で進めていき、基礎問題精講に載っている問題だけでも完璧に解ける状態にすることが必要となります。
『初めから始める数学』
数学を一から始める人向けの参考書で、非常に丁寧に解説されています。完璧にすることで数学のスタートラインに立つことができます。
そのため、上記の『基礎問題精講』の内容がある程度分かるという人はこの参考書の初めから熟読する必要はありません。
『基礎問題精講』で間違えた問題の解説を読んだ際に、いまいち理解できないということがあれば『初めから始める数学』で対応する箇所を開くのがベストです!
私の場合、数列が苦手だと分かったので、青チャートの数列の例題を全部解きました。
問題だけ見ると「さすがにこれは基本やろ。できるわ」と思った問題でも
最後まで解き切れなかったり、ミスをしました。
復習の大切さや基礎の大切さを身に染みて実感しました(;^ω^)
数学は問題を見て解き方が分かるだけではなく、しっかり手を動かして解いてみることが大切です。
自分で全部の問題が解けるようになったら、あらためて過去問を解いてみましょう!
この繰り返しで、どんどんできるようになっていくはずです。
さいごに
いかがでしたか。
共通テストは、センター試験における良問の蓄積を受け継ぎつつ、知識の理解の質を問う問題や、思考力、判断力、表現力を発揮して解くことが求められる問題を重視して作問されます。
では、以前のセンター試験では知識の理解・思考力・判断力・表現力、といった力は必要なかったのか?
というとそうではありません。
つまり、試験が変わるから今までのやり方は全く通用しなくなることはないということです!
演習を重ね、間違いを分析→自分ができていないところ(穴があいているところ)を見つける
→できないところをできるようにする(穴を埋める)
ことがどんな試験でも大切になってくるのですね!
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