【新課程】独学で情報Ⅰが完璧に出来る参考書3選!
皆さんこんにちは!
武田塾京都校講師 T.Iです!
3月も終盤に差し掛かってきて、そろそろ来年度の受験がスタートする季節となってきました!
来年度の受験を迎えるにあたって、皆さんが持つ不安の一つとして、共通テストに新課程「情報Ⅰ」が加わることがあると思います。
そこで今回は、独学で情報Ⅰを勉強するのにおすすめの参考書3選をご紹介したいと思います!
新課程ということもあって受験業界でもまだまだ定番の勉強法や参考書が確立していない科目なので、この記事を読んで他の受験生と差をつけましょう!!
尚、武田塾では夏前あたりの時期に共通テスト対策用のルート・参考書が出そろったタイミングで正式なものを公開する予定です。今回は、今不安な受験生達に向けての記事となっていますのでご了承ください。
↓動画はこちら↓
①藤原進之介のゼロから始める情報Ⅰ
まず初めの1冊目は、「学校で習っていなくても読んで理解できる藤原進之介のゼロから始める情報Ⅰ」です。
これはインプット用の参考書となっていて、学校採用もある教材となっています。この参考書はいわゆる講義系の参考書で、教科書をより詳しく嚙み砕いた内容になっていて、辞書のような使い方ができます。
また、プログラミングの分野で、Googleの「Colaboratory」というサービスを利用すれば、参考書に載っているプログラミングを入力すればすぐに出力結果が得られるので、入力と出力の体験学習ができるというメリットがあります。
まずはこの参考書でインプットをしてもらって、この参考書が終わってからも辞書のように使いながら、次にご紹介する2冊の問題集でアウトプットをしてください!
②高校の情報Ⅰが一冊でしっかりわかる問題集
2冊目は、「高校の情報Ⅰが一冊でしっかりわかる問題集」です。
先程も言った通り、これはアウトプット系の参考書で、簡単な問題が練習問題としてついているという形式になっています。この参考書の特徴としては、カラー印刷で分かりやすく、基本的なところを短時間で網羅的に確認することができます。今回の記事では、まだ数少ない情報Ⅰの参考書の中でも時間対効果が高い万人受けするような参考書を選んでご紹介していますが、この参考書はその特徴が顕著に表れていると思います。
また、この参考書が選ばれた理由として、情報Ⅰを勉強する上でのバランス感覚が養われるということがあります。バランス感覚を数学を例にして説明すると、数学Ⅰはこのくらいの分量で数学Aはこのくらいの分量だからちょうど半々というように、
どの分野をどのくらい勉強すればよいかという感覚です。数学と同じように、情報もプログラミングやネットワークが大部分だと最初から検討をつけるのではなく、どの分野をどのくらい勉強すればいいか考えながら勉強するというバランス感覚を身に付けてもらいたいです。この参考書を一冊終わらせる頃にはそのバランス感覚が身についていると思います。
内容としては共通テストの問題よりもかなり基礎の部分となっていて、この段階のアウトプットをすることによって、次の段階によりスムーズに繋げられるようになっています。情報Ⅰは細かい部分のレパートリーが多く、共通テストは資料を読ませてくる問題が非常に多い傾向があるので、基礎知識のない状態で問題を解き進めるのは難しいです。この参考書で勉強する段階で基礎を細かい部分まで覚えるまで何周もして正解を理由付きで言えるようになってから、次の段階に進んでもらいたいです!
③共通テスト新課程攻略問題集 情報Ⅰ
3冊目にご紹介するのは、「共通テスト新課程攻略問題集 情報Ⅰ」です。
この参考書は共通テスト赤本プラスシリーズの問題集で、共通テスト対策用の問題集となっています。
今出ている情報Ⅰの問題集は良くも悪くも似ていて、試作問題や過去問をテーマに解説しているものが多いのですが、この参考書は試作問題に加えて私立大学の類題が掲載されています。実は私立大学で情報Ⅰを課している大学がかなりたくさんあって、有名なところだと駒澤大学や明治大学、慶應義塾大学のSFCがその一例です。そういった大学の入試で過去に出題された問題とその詳しい解説が掲載されていることによって、より実践的な問題演習が出来ます。私立大学の過去問といっても共通テストの範囲内の問題が掲載されているため、難しすぎない問題で演習が出来るというのもこの参考書の魅力の一つです。
また、あくまでも過去問なので、旧課程の「社会と情報」の分野の内容が多く含まれている問題が多く、知識の確認という意味でもこの参考書は有効です!
番外編:これから出版予定の参考書
今回は、3冊のおすすめ参考書をご紹介しましたが、情報Ⅰは新課程ということもあってまだまだ参考書の母数が少ないです。そこで、番外編としてこれから出版される予定の参考書についてご紹介します。
それは、KADOKAWAから夏頃までに出版予定のプログラミングの演習用の問題集です。これは①でご紹介した藤原先生が執筆されている参考書で、受験生が躓きがちなプログラミングの分野の問題が見開きで約20問掲載されています。また、この問題集はすごく基本的なところからやるという特徴があり、例えば代入する、リストとは何かなど、かなり基本的なところからステップアップする形式で問題を解いていくものになっています。
②の問題集のところでも言ったように、情報Ⅰにおいても基礎の部分から積み上げていくということはとても重要になってくるので、この問題集は一冊でそれが完結するという点が魅力的です。
こういった参考書が夏頃には各出版社から出版されると思うので、今の段階では、さきほどご紹介したような参考書で基礎作りを徹底してもらいたいです!!
まとめ
今回は、新課程「情報Ⅰ」のおすすめ参考書を、番外編も含めると4冊ご紹介させていただきました!
最後に、
情報Ⅰは共通テストの問題を解けるレベルになるまで最低でも3か月はかかるようです。情報Ⅰを受験で使う受験生は国公立大学志望の受験生が多いと思うので、他の科目の勉強との兼ね合いも考えて今のうちにインプットだけでも済ませておいてもらいたいです!
新課程で、他の科目とは一風変わっているという意味でも情報Ⅰに対して高いハードルのイメージを持っている受験生が多いと思います。しかし、基本的には他の科目と同じで基礎からきちんと積み上げていけば独学でも共通テストに対応可能なので、この記事で取り上げた参考書を使って、情報Ⅰを攻略してください!!!
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。