【初めの一冊!】数学初心者におすすめな入門参考書3選
皆さんこんにちは!
武田塾京都校 講師のT.Iです!
そろそろ2月も終盤に差し掛かってきました。自分たちも受験勉強を始めなければいけないと焦りを感じ始めている高1高2生もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、数学初心者におすすめな入門参考書を3つご紹介したいと思います!
数学は理系の受験生にはもちろん必要不可欠な科目ですが、文系の受験生にも共通テスト等で必要な科目となっています。この記事を読んで数学の勉強を良い形でスタートさせてください!!
↓動画はこちら↓
①やさしい高校数学
まず初めにご紹介するのは「やさしい高校数学」です。
この参考書の特徴としてはまず、
とにかく解説が分かりやすい
という点です。数学がかなり苦手で高校の授業も問題集も分からない、、、という人にもおすすめの参考書です。初学の範囲をやりたい、学校の授業の記憶が全然ないという人はこの参考書から取り掛かるのが一番安全だと思います。また、この参考書を使いたいけど、実力のつき方に不安があるという人は「高校これでわかる問題集」等の数学初学者向けの問題集と併用して、ドリルでアウトプットしながら進めていくという使い方もおすすめです。
ただし、この参考書を使う注意点として、
解説が分かりやすいので甘えてしまいがちになってしまうという点があります。次の参考書に上手くつなげる為にも、わかりやすい解説に頼りきってしまうと勉強が滞ってしまう可能性もあるので、そういった点では注意が必要です。また、この参考書は解説が詳しくされている分ページ数も多く、分厚い参考書になっているので少しとっつきにくさはあるかもしれません。
②初めから始める数学
次にご紹介するのは「初めから始める数学」です。
この参考書の特徴としては
解説が喋り口調で分かりやすい
という点です。また、皆が躓きやすい所を解説してくれていて考え方が飛ばされずに行間を埋めるように書かれているので、数学が苦手な人におすすめの参考書です。また、感覚的な視点での解説もされているので、問題を解いていて何の操作をしているのか分からないという人に分かりやすい解説で、特に数学が苦手な文系の受験生に人気がある参考書でもあります。また、問題を解くための重要な部分だけを解説しているので、他の参考書よりも実践的な勉強ができます。
ただし、喋り口調の解説なので好き嫌いが分かれやすく、また解説の難易度もやさしい高校数学ほど分かりやすくもなく、ある程度授業の数学についていけている人でないと入門書として使うのは難しいかもしれません。また、実践で使えるようになるための感覚的な解説が多いので、数学の本質とは少し離れている解説もあります。また、レイアウトやフォントが少しクラッシック(悪く言えば古い、、)ので、視覚的な面で苦手な人もいるかもしれません。。長所と短所がハッキリとあるので、ハマる人にはハマる参考書と言ってもいいでしょう。
③入門問題精講
最後にご紹介するのは「入問問題精講」です。
この参考書の特徴としては解説が他の参考書と比べると堅い印象です。解説が説明口調なので分かりやすさという点では他の2冊に劣るかもしれませんが、コンパクトに要点が記載されているので理系の受験生には好まれやすい参考書です。なので詳しい解説が欲しいという受験生、特に数学が苦手な文系の受験生にはあまりおすすめではないかもしれません。しかし、解説が堅い分次の参考書に繋げやすいというメリットも存在するので、解説を理解できる自信がある人は挑戦してみても良いかもしれません。
また、この参考書は
解説が定義に近いものになっていて、応用を効かせやすい
という特徴があります。この参考書の形式としてはまず各章の最初に問題を解くのに必要な知識を書いていて、最後には問題を解くだけでなく問題から学んでほしいことまで書かれています。このように他の参考書に比べて、より本格的な受験勉強を見越した内容となっています。
番外編
番外編としてご紹介するのは、「基礎問題精講」という参考書です。
この参考書は基本的に上記の3冊レベルの参考書が終わった後に取り組んでほしい参考書で、武田塾のルートにものっている参考書です。この参考書は③の入門問題精講と同じシリーズで、入門精講と同じく説明口調のコンパクトかつ後に応用が効かせやすい解説が特徴です。主には日大レベルの問題が載っていて、この参考書を完璧にすれば、日大レベルの数学なら太刀打ちできる優れものです!上記で数学初学者向けの参考書をご紹介しましたが、上記3つの参考書のレベルなら復習しなくてもいいという人は、この基礎問題精講から勉強を始めてみて下さい。
また、十分に時間がある高1高2生なら「やさしい高校数学」→「入門問題精講」→「基礎問題精講」というルートでも大丈夫です。
まとめ
今回は数学初心者におすすめな入門参考書をご紹介しました。
3冊の長所も短所も細かく伝えさせていただきましたが、どれも数学の入門としては最高の参考書で、自分に合っていればどれを使っていただいても大丈夫だという自信があります!これらの参考書に対して、「進学校に通っている自分には関係ない」「もっとレベルが下の人がやるものでしょ」と思っている人も中にはいるかもしれませんが、そういう人たちにも数学が苦手なのであれば、是非今回ご紹介した参考書を使ってみてほしいです。
今年の共通テストの問題も定義などの根本的理解を多く問われている傾向にあって、よりこういった基礎の部分が得点にも直接関係してくるようになったと思います。基礎だからといって疎かにせず、今回ご紹介した参考書などに取り組んでみて下さい!
今回のまとめとしては、
①自分の課題にあった参考書を選ぶ
②各参考書の役割を理解する
③受験生は今回の3冊も重視する
この3点になります。
数学も積み重ねの科目なので、基礎の部分が特に重要です。基礎の部分をしっかり身に付けてその後の勉強にも励んでください!!!
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!