【新受験生必見】英単語帳は何がオススメ?ジャンル別に徹底比較!
こんにちは!
武田塾京都校 講師のT.Iです!
さて、いよいよ受験シーズンも終盤となって自分たちもそろそろ勉強を始めようと思っている新受験生もいるのではないでしょうか。でも勉強を始める前に、「まずどんな参考書を使えばいいのか分からない、、、」「学校で配られた参考書が自分の志望校にあっているのか分からない、、、」といった人も多いと思います。
そこで今回は、英単語帳をジャンル別にご紹介し、比較していきたいと思います!
英単語帳は文系の受験生でも理系の受験生でも必携の参考書なので、この記事を読んで自分に合った英単語帳に出会ってください!
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①頻出度順型
まず一つ目は頻出度順の英単語帳です。
代表的なもので言えば、「ターゲット」、「システム英単語」、「必携英単語LEAP」になります。
頻出度順型の英単語のメリットは、最悪途中で終わっても最重要単語は終わっているという点です。つまりレベルごとに仕上げられるのが魅力です。例えば、システム単語には2,000語の単語がありますが、これを一気に仕上げるのは難しいです。ですが、システム英単語は1~1,200語が日大レベル、1,201~1,500語がMARCHレベル、1,501~2,027語が早慶・旧帝レベル、それ以降は多義語という構成となっており、途中で止めて自分の志望校レベルの単語だけ覚えるということが可能です。
また、大事な単語を最初に覚えるので成績も上がりやすいという点も頻出度順型の魅力です。頻出度順で勉強することによって一冊が終わる前に単語や文法を並行して勉強することも可能です。また、どの部分にエネルギーを割けばよいかが分かりやすく、大事な部分に集中して勉強しやすいです。特に高1、高2生には是非今のうちに基礎の第一章、第2章を重点的に仕上げてほしいです!
②長文例文型
二つ目は長文例文型で、代表的なものは「速読英単語」、「DUO3.0」です。
速単は最初に長文のページがあり、次のページに長文で使われていた単語が載っているという形式の単語帳で、文章の中で単語がどのように使われるのかを知ることができるのと、「あのエピソードで使われていた単語だ!」という風にエピソードと紐づけて単語を覚えられるというのが魅力です。また長文がついている分、音読教材としても優秀なので多くの進学校で速単が配られています。
しかし、そんな長文例文型の単語帳にも弱点があります。それは①の頻出度順型の逆で、単語の難易度がランダムになってしまう点です。文章中の出てくる単語を扱うので、最初に難易度高めの単語が出たきたり、終盤に最重要単語が出てきたりしてしまいます。それによって長文を読めるようになる為に単語を覚えているはずが、そもそも長文が読めずに勉強がなかなか進まず、折角のメリットが活かせないことも多々あるので、元々長文が得意で使いこなせる人でないとこの長文例文型の単語帳を使うのは難易度が高い気がします、、、この長文例文型の英単語帳を使おうとしている人は少し注意が必要です!
③テーマ・ジャンル型
三つめはテーマ・ジャンル型です。代表的なものは「データベース」、「コーパス」で、学校で配られるような単語帳がこの類型に属すると思います。
この類型の単語帳は単語がジャンルごとにまとまっていて、似たテーマをまとめて覚えられるので関連付けて覚えやすいというメリットがあります。最終的に入試問題の長文などでは一つのテーマについて聞かれることが多く、このような単語帳は長文に関連するテーマを多く取り扱っているので、和訳の内容を理解しやすくなります。
逆にデメリットを挙げると、そのジャンル分けに頼って単語を覚えてしまいがちになるという点です。つまり、単語を単体で覚えている訳ではなく、テーマとセットでしか覚えていないという状態に陥りがちになってしまいます。例えば、植物のコーナーの単語なら、植物のコーナーの「e」から始まる単語ならこれ!という風に覚えてしまって、テストのときに思い出せなくなってしまいます。このタイプの単語帳を使うときは確認のテストを厳しめにする必要がありそうです。
また、基本的にはこのような学校で配られる単語帳よりも、大学受験用の単語帳を使う方が受験においてはベーシックとなります。
④一芸型
四つ目は一芸型です。一芸型とは、何か一つ秀でる部分がある単語帳です。代表的なものは「キクタン」、「夢をかなえる単語帳」、「英単語stock」です。
「キクタン」、「夢をかなえる単語帳」はリスニングの音声がついており、音声で単語を覚えるというのが特徴です。
「英単語stock」は、単語が実際の入試ではこのよう聞かれるなどの英単語を覚える上での知識やアドバイスがあり、単語に対する情報が多いのが特徴です。実際の受験で使える知識が多い単語帳で特徴がはっきりしているので、合う人には合いやすくなっていると思います。
⑤量多い型
五つ目は量多い型です。代表的なものは「鉄壁」、「単語王」です。
この類型の単語帳は「システム英単語」や「ターゲット」に比べると単語数が多いことが特徴で、シンプルにカバーできるようになる単語数も多くなるのがメリットです。長文を読む際にも、他の受験生達よりも意味の推測をする時間が短縮されるので優位に立てます。
しかし、もちろんデメリットとして量が多い分挫折しやすいということが挙げられます。志望校にもよりますが、受験に必要最低限の単語は他の単語帳でも十分補えるので、量多い型の単語帳を使うには、人よりも単語の勉強に時間をかけるガッツが必要かもしれません、!
⑥英検特化型
六つ目は英検特化型で、代表的なものは「でる順パス単」、「単熟語EX」です。
英検二級までなら「システム英単語」、「ターゲット」等の他の単語帳で十分対策可能なので、もし使うなら準一級以上がオススメです。また、形式は上記の二冊と似てシンプルで、そもそもレベルごとに分かれているので、勉強しやすい単語帳になっています。
⑦オススメの英単語帳
以上、六つの類型の英単語帳を紹介してきましたが、この中で最もオススメの単語帳は、、
「ターゲット」と「システム英単語」です!!!!!
結局定番の単語帳がオススメなんです!(笑)
特にこれらの単語帳は勉強が苦手な人達にオススメで、頻出度順に勉強した方が実際の試験でも成果が出やすくなっています。失敗が少なく、無難に進めることが出来るのが今回一番オススメの単語帳に選ばれた理由だと思います!
もちろん、他の単語帳にもそれぞれのメリットがあるので、今回の記事を読んで他に自分の合いそうな単語帳があれば、是非使ってみて下さい!!
皆さんの良い受験生ライフを祈っています!
今回の内容は以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!