そろそろ本格的に過去問演習が始まります
こんにちは、武田塾京都校、講師のK.N.です!
だんだんと受験が近づいてきましたね。これまで受験はまだまだ先の話だと思っていた人もいると思いますが、秋になると徐々に受験をすぐ先のものとして実感してくると思います。
さて、この時期になると過去問演習をするように学校や塾から指示を受けることが多くなると思います。そして、受験生の皆さんも、なんとなく過去問演習をやらないといけないな~と考えているとは思います。
他方、これまでの経験上、過去問演習をやることを先延ばしにしてしまう生徒が多いように思います。そして、これは非常によくない傾向です。
そこで、今回は、自分の最近の体験談をもとに、なぜ過去問演習が重要なのかを伝え、みなさんに真剣に過去問演習に取り組むように促すことができればと思っています。
それでは、さっそくみていきましょう!
司法試験を受験して過去問の重要性を再確認する
過去問演習に取り掛かりたくない自分との闘い
今年の5月に、自分は司法試験を受験しました。
つまり、5月まで自分も皆さんと同じく受験生だったわけですね。
司法試験では、マーク式の問題と論文形式の問題の両方が出題されます。そして、論文形式の問題は8科目あり、そのうち1科目は180分、残り7科目は120分という超絶ハードな試験内容となっています。
センター試験(現在の共通テスト)を受験したときも、「もうこんなしんどい試験二度と受けたくない、、、」と思いましたが、それ以上にハードな試験でした。どのくらいハードかというと、試験は5日間続いて、途中に中日があるのですが、その中日は1日中ベッドから起き上がれないほどの疲労感に襲われてしまいました。
さて、科目数が多く一科目の試験時間も長いので、過去問演習を行うのも非常に時間がかかります。自分は司法試験の1年少し前から過去問演習に取り組んだのですが、中々過去問に取り組むのを嫌がっていた記憶があります。
「どうせ今やっても全然解けないし、もっと実力をつけてからの方がいいのではないか」、「120分も集中して問題を解くのはしんどいしやりたくないなぁ」みたいなことを考えて、本当は1年半前くらいから司法試験に一度は挑戦しようと思っていたのですが、ずっと先延ばしにしてしまっていました。
そこで、このままではマズイと思い、友人を誘って、毎週1科目ずつ答案を書いてお互いに添削しあうことにしました。友人を巻き込むことで、自分だけサボって相手に迷惑をかけるわけにもいかず、強制的に過去問演習をせざるをえない状況を作れたわけですね。
過去問演習を通して多くの気づきを得る
こうして、ついに司法試験の過去問を解き始めたわけですが、その中で様々な気付きを得ることができました。
まず、司法試験で出題される問題の傾向がわかり、自分の今後の勉強方針を見直すことができました。
当初、司法試験では典型的な問題しか出ないと思っていたのですが、実際に過去問を解いてみると、割と幅広い分野から出題されていることがわかり、万遍なく広い分野を勉強する必要性があることがわかりました。
また、司法試験合格と自分の現在の実力の距離感がわかり、その後の勉強に対して緊張感を持って取り組むことができました。まだまだ司法試験合格に必要な能力と自分の実力が乖離していることを実感することで、その乖離を埋めるために必要な勉強量をだいたい把握することができます。そうすると、残り1年間の間でどの程度のペースで進めれば間に合うのかを把握することができ、ダラダラ勉強するわけにはいかないことがわかります。
一番大事なことは、司法試験合格に必要な能力を分析・強化できたこと
こうした気づきの中で、特に一番大事だったのは、司法試験特有の癖に対応できるようになったことです。
例えば、司法試験では120分間で3000字以上の文字数を手書きでかくことが必要となります。しかもボールペンなので書き直しをすることができません。
このような試験形式になっているせいで、書き間違いをできるだけすることなく、いかに素早くペンを動かすことができるか、という謎の能力が司法試験合格のために必要であることがわかります。ペンを早く書く能力が、弁護士・裁判官・検察になるために求められるわけですね(まったく不必要な能力だと思いますが笑)。
また、司法試験では司法試験問題特有の誘導がなされます。問題文の中に実は半分くらい答えが書いてあることがあり、それをいかに発見することができるかが勝負の分かれ目となることがあります。
こういった司法試験特有の癖のようなものについては、過去問演習をすることでしか分析・強化することができません。ここが過去問演習をする一番のメリットだと思っています。
共通テストや二次試験の過去問から逃げていませんか?
さて、ここまで述べてきたことはもちろん大学受験にも当てはまる話です。
例えば、自分がセンター試験の受験をしたときには、次のような気づきがありました。
共通テストでも同じかもしれませんが、数学の問題を解くときに計算用紙が配付されません。そのため、問題文が記載されている紙の余白部分に小さな文字で計算を行う必要性がありました。
このような小さな文字で行う計算は、計算ミスを引き起こしたり、場合によっては紙の余白が足りなくなって消しゴムで消す時間がとられてしまうなど、色々と問題が生じます。まさに、こういったセンター試験特有の癖は、センター試験当日と同様の試験形式で問題演習をすることでしか対策することができません。
ほかにも、共通テストは問題の出し方に癖が強く、二次試験に求められる能力とはまた違った能力が求められたり、問題を回答するためのテクニックのようなものが必要となったりします。
共通テストについては模試を受けているため、ある程度問題の傾向を把握していると思いますが、二次試験については過去問演習をしていないと全く把握できていない状態になっていると思います。微妙な点数をとったときに辛い気持ちになるのが嫌なのはよくわかるのですが、今失敗する分にはなんの問題もありません。
今すぐに過去問演習を行い、失敗をして学んでいくべきです。
このブログを読んだ皆さん、もし過去問演習にまだ取り掛かっていなければ、いますぐ過去問を本番通りの形式で解いてみるようにしましょう!
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