悪しき二分法信仰からの脱却
どうも!京都の予備校と言えば武田塾京都校!講師のS.Yです!
なんだか物々しい雰囲気で始まりましたが、、、
最近、科目別の勉強法や考え方のような軽いタッチのブログが多かったような気がするので、今回は少し頭を使ってもらうようなものにしたいと考えています。
とはいえ、知識を得るとはどういうことか【スタートダッシュ受験勉強】のような最高難度のものにするつもりはなくて、せいぜい記憶力についてのあなたの認識はおそらく間違っているぐらいのレベルにするつもりなので、気楽に読んでください。
目次
「悪しき二分法信仰」???
まずは、なんのこっちゃ?と思っているみなさんの疑問の解消から始めなければならないでしょうか。
「二分法信仰」というのは、僕が適当にさっきつけた名前なので、とりあえず定義をしておくと、
物事を理解する時に、何でも単純化して整理しておかないと気がすまない思想傾向
といったところですね。
定義を見てもらえれば分かるように、べつに「二分法」にするかどうかは問いません。
*二分法:物事を二つのグループに分けて捉える方法。
「こっちは善で、こっちは悪」「こっちは良くて、こっちはダメ」「こっちよりこっちの方が偉い」「こっちの方が優れている」とかそんなところです。
近頃、二分法で捉えることが良くないとされるものに、「男女」がありますね。
「男の人ってみんな○○」「女の子なんだから○○しなさい」「男のくせに○○もできないの」「女子は絶対○○が好き」とか......
いかにもアタマが悪そうじゃないですか!!(←口が悪い)
人間を「男」と「女」の2種類に分けて、類型的に捉えるなんてできるわけがなくて、あてはまらない場合が大量に出てくることは必至です。
それでも、多くの人がやりたがるのは、そうやって「あてはまらない場合」を捨象して、わかりやすくして考えることが楽で楽しいからです。
他にも、二分法ではないですが、同じようなものに「県民性」がありますね。
「京都人は上品だが、裏表が激しい」「大阪人は下品だが、フランクだ」「奈良県民は......」
えらいぎょうさんもの知ってはるんですね~(意味:アホ丸出しやなアンタ)
細部をバッサリ切り捨てて、「なんとなくそれっぽい」類型分けをして満足する、お花畑的な思考です。
笑ってられるのも今のうち
二分法で捉えることの浅ましさや、僕が「悪しき二分法信仰」と言っていたことの意味が何となく分かってきたでしょうか。
それでは、自分の胸に手を当てて、日ごろの自分を振り返ってみましょう。
勉強していて、話が込み入ってきたときに、細部をバッサリ無視して「こうきたらこう!」みたいなことをやっていませんか?
むろん、複雑な物事を考えるときに、簡単に類型分けをするようなことはよくあることで、その時には便利のために細部をわざと落とすことはあります。
よくないのは、その細部に蓋をして見ないふりをすることです。
そのような細部と真正面から向き合ってうんうん唸って考えることに意味があり、そうして初めて知識がついたり、理解が進んだりするものです。
「原則はこうだが、例外があり、例外1の場合はAという理由でこのように処理し、例外2の場合はという理由でこのように処理する。」といった風に、複雑なことほど連続的に処理しなければなりません。
一つ例を挙げてみると、
「古文の助動詞『す』には使役と尊敬の意味があって、使役の意味で使われることが多いが、下に『給ふ』がついて『せ給ふ』となった場合はほとんどが尊敬の意味である。しかし、従者・家来など、使役の対象となる人物に対して『~させなさる』とすべき場合には使役となる」
みたいなことです。
加えて、もう一つ言っておきたいことが、「複雑なものを、まとめることが可能な状態以上にまとめることを要求しないこと」です。
特訓をしていてたまにあるのですが、僕がせっかく必要十分にまとめて整理しているのに、「それって○○ってですか?」と聞き返されることがあります。
物事を深く正確に知っている人ほど、どうしても求められているというのでない限り、割り切って❝こう❞みたいなことは言わないものです。
聞き返されれば、全く同じ厳密な説明を再放送するしかありません。
ここまで読んでくださった皆さんはもうわかってくれていることと思いますが、単純化しすぎた説明を求めるべきではありません。
あるいは、「それって○○ってですか?」という質問をしてしまっても、全く同じ厳密な説明がかえってきたら、「ここが単純化の限度なんだな」「これを理解するには最低限このレベルの複雑さで理解しないといけないんだな」と思ってください。
これができるだけで、かなり違うと思います。
さらばじゃ。
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